■「悩んでいる自分を超えると、なりたい自分に一歩近づけると思います」(King & Prince・永瀬廉)
映画『真夜中乙女戦争』で共演する永瀬 廉(King & Prince)と池田エライザが、現役大学生の前にサプライズ登壇する、スペシャルな公開直前イベントが実施された。
イベントでは、通常の試写会のつもりでやってきた何も知らない大学生の前に永瀬と池田がサプライズで登壇し、ふたりへの質問コーナーを実施。劇中で永瀬と池田が演じた役柄と同じく、今という時代をリアルに生きている学生たちならではの悩みや質問を、直接ふたりへぶつけた。会場の大学生と同年代であるふたりだからこそ飛び出す回答や学生たちとのやりとりは化学反応となって大いに盛り上がった。
【イベントレポート】
会場には現役大学生30名が参加し、劇中、大学生の主人公“私”も悩みを抱えていたことから、直接悩み相談を受け付けるイベントを実施。サプライズで“私”を演じる永瀬廉、“先輩”を演じる池田エライザが登場し、進路や就職、恋愛関係、友人関係などの様々な悩みに直接答えた。上映後、まず、学生たちに向けて、劇中で“黒服”役を演じる柄本佑からのビデオメッセージが流された。
■“黒服”からのビデオメッセージ
皆さんこんにちは。『真夜中乙女戦争』で黒服を演じました柄本佑です。皆さんは今、映画を観終わったばかりということで、いかがだったでしょうか? これから相談コーナーが始まるということなのですが、司会の方が回答を読むだけだと面白くないので、会場でリアルに答えてくれる相談員を、わたくし“黒服”が呼んでおきました。準備はできてるか? さっそく、登場していただきましょう。“私”役の永瀬廉さんと、“先輩”役の池田エライザさんです。
そして、“黒服”の呼び込みにより、派遣された主人公“私”を演じる永瀬廉、“先輩”を演じる池田エライザが登場! 大学生たちは突然のサプライズに騒然となりながらも、ふたりを大きな拍手で迎える。
喜ぶ学生たちの前でリアルお悩み相談に生で答えることになり、永瀬は「相談を受けることはあまりないかもしれないです! 同じメンバーの(高橋 ※「高」ははしごだかが正式表記)海人くらいですが、年もとってきたので自己完結するタイプかもしれません」とコメントし、池田は「こうして足を運んで作品に愛をかけてくださっているのが幸せです。相談は比較的されるほうかもしれません。家具などでどっちにしようと聞かれることが多いです(笑)」と明かした。
ひとつ目の質問は、彼⽒ができずに友情⽌まりの関係しか築けないとの悩みで、どんな⾏動を起こしたら⼥の⼦として⾒てくれるのか切実な質問が。永瀬は、「ふたりで会うときに、気になっている方をじっと見つめてあげてください! “僕に気があるんだ”とわかったら、女性として意識すると思います。あとは例えば料理だったり、人として尊敬する部分を作るとプラスで効果が働くのではと思います!」と回答。女性視点で尋ねられた池田が「自分のためにかわいくなるように頑張ったほうが、異性に素敵だなと思っていただけるのではないかなと思います! だから料理できなくても良い!」とコメントすると、すかさず「別に料理とは言ってない!」と永瀬が反論し、開始早々意見がぶつかりる事態に。
そして、“私”のようにやりたいことが⾒つからず悩んでいる学生から、今のお仕事を続けてよかったと思えたのはいつ頃か尋ねられると、永瀬は「僕自身も、事務所に入って人前に立つのも嫌でやる気がなかったです。それでも、ジャニー喜多川さんが前のほうに立ち位置を置いてくださって。入って3年くらいで仕事が楽しくなってきた気がします」と過去を振り返り、「やりたいことがわからないのは普通。わからないけれどやってみるで良いと思います! 自分がいちばん楽しむことに重きを置くのが大切」とアドバイス。池田は「子どもの頃、皆が遊んでいる時間に図鑑を読んでいる人間で、コミュニケーションが取れないことに悩んでいました。一度、習うとしたら何が良いかとか、自分が今好きになれそうがものを考えてみると良いかなと思います。まずは軽めの趣味探しをしてみると、自分の良いところが見つかると思います」と学生たちへエールを送った。
⼈前で話すことが苦⼿という悩みを持つ学生には、柄本が事前回答で「自分の呼吸と自分のリズムで話すのが良いです。自分の“耳”でまわりの音を聞くと、焦ることなく自分の言葉が出てくるので、ゆっくり話すと良いです。焦る必要はなし!」とコメント。永瀬は「僕も初めはどうしたらいいのか悩んでいました。リラックスする方法もどれも効かず、結局は慣れるしかないと思います。ずっとやっていかなければならないんだと思ったら、緊張しなくなりました」と答え、池田は「皆さんのおっしゃるとおり。私は現在進行形で人と話すのが得意でないんです。諦めが肝心(笑)!」とそれぞれ自身の経験を踏まえてコメントした。
また、好きな子がいて振られたものの諦めきれず、相手の恋も成就しなかったため、もう一度頑張るべきか、次の恋を探すべきかとのリアルすぎる恋愛相談も。柄本は「これはワンチャン! 砕けたとしても頑張らなかったことへの後悔があると思います。ぜひともアタックしてみてください!」とコメントし、永瀬も「いけいけー!」と猛プッシュ。実はオンライン授業の影響もあり、直接話したのは1回だけで、質問者がこれ以上相手を困らせたくないとの思いが明かされると、「数人で遊んでみて、改めて好きって思ったら、ふたりで遊びに行く。会う回数を増やしてふたりで会うことを目標にすると良いかもです! 勇気を出してみたら良いと思います!」と永瀬。池田は甘酸っぱい質問に「見守りたい~!」と興奮しながらも「恋しているのが楽しいなら、思ったままでも良いかなと思う。ただ、恋っていろんなことが盲目になるので、冷静に対処したらよいのではないかなと思います!」と回答し、永瀬と共に「あまじょっぺー」と叫んだ。
ラストの質問は、青春時代の足掻きはその後に人生でどう生かされていくかと尋ねられると、永瀬は「傷ついたりすることが多々ありますが、今後の人生において人間味が増すと思います。失敗の経験をしたからこそ、踏ん張ることができる。若いうちにいっぱい失敗して、どんどん足掻くべきだと思います!」と答え、池田は「今の自分がいるのは、周りの方のおかげもあるけれど、挫折をしないでいてくれた過去の自分のおかげで今がある。過去に立ち返る時間が自分にとって大切なものになると思います」とそれぞれコメントした。
最後、池田は「今この時代に、直接ありがとうございますって言う機会って少なくて、こうして参加してくださってうれしいです。人生つまらないってときは、こうして参加してくださるとうれしいです。有意義な時間でした」とコメントし、永瀬は「大学生とかは特有の悩みを抱えて、繊細な時期だと思います。この作品でも“絶望は光になる”というメッセージがありますが、悩んでいる自分を超えると、なりたい自分に一歩近づけると思います。Fさんの世界観の中で描かれている、そういうメッセージが伝われば良いなと思います」と想いを込めてイベントは幕を閉じた。
映画情報
『真夜中乙女戦争』
1月21日(金)全国公開
出演:永瀬廉 池田エライザ
篠原悠伸 安藤彰則 山口まゆ
佐野晶哉 成河 / 渡辺真起子
柄本佑
原作:F『真夜中乙女戦争』(角川文庫刊)
脚本・監督・撮影:二宮 健
音楽・撮影:堤裕介
主題歌:ビリー・アイリッシュ「Happier Than Ever」(ユニバーサル インターナショナル)
製作:『真夜中乙女戦争』製作委員会
配給:KADOKAWA
(C)2022『真夜中乙女戦争』製作委員会
映画『真夜中乙女戦争』作品サイト
https://movies.kadokawa.co.jp/mayonakaotomesenso/