■「いつかお仕事をと思っていた岩田(剛典)さんに出ていただけたこと、うれしかったです。難しい役割を魂込めて演じてくださいました」(白石和彌監督)
2013年度賞レースを席巻した、史上最悪の凶悪事件とその真相を描いた問題作『凶悪』で注目を集め、恋愛ミステリーに挑戦した『彼女がその名を知らない鳥たち』や、警察とやくざの血で血を洗う攻防戦を過激な描写も辞さずに描いた『孤狼の血』でも数々の映画賞を獲得し高い支持を得ている、今日本映画界で最も注目される白石和彌監督が、注目の作家・櫛木理宇の最高傑作を映画化する『死刑にいたる病』。
このたび、本作の公開が2022年5月になることが決定し、追加キャストが解禁された。
事件を捜査する雅也(岡田健史)の行く先々に現われる謎の男・金山一輝を演じるのは、EXILE、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのパフォーマーとしてだけでなく、第40回日本アカデミー賞新人賞俳優・話題賞や第41回報知映画賞新人賞などを獲得した初主演映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』(2016年)をはじめ、映画『名も無き世界のエンドロール』(2021年)やドラマ「プロミス・シンデレラ」(2021年)などの演技で俳優としても注目を集める岩田剛典。
榛村(阿部サダヲ)が冤罪だと訴える殺人事件の真相を調べ始める雅也の母であり、つねに夫の顔色をうかがう主体性のない妻・筧井衿子には、1985年にデビューを果たし、日本レコード大賞、ゴールデンアロー賞で最優秀新人賞を受賞するなど歌手として絶大な人気を博し、主演映画『LOVE LETTER』(1995年)、『東京日和』(1997年)での演技が高い評価を得て数多くの賞を受賞し、女優としても確固たる地位を築いて以来、ドラマ、映画、舞台と幅広いジャンルで活躍する中山美穂。
顔の半分が隠れるほどの長髪に、異様な雰囲気を纏った金山と、義母の四十九日で心痛な面持ちの衿子の場面写真も解禁された。
■岩田剛典 コメント
金山という役は、あまり多くは語らない役柄でもありましたので、感情を自分の中で明確にして臨みました。
白石監督、そして主演の阿部さんとは今作で初めてご一緒させていただき、岡田さんとは2度目の共演でしたが、以前の作品では同じシーンがなかったので、一緒に芝居をさせていただいたのは初めてでした。短い期間でしたが、楽しい撮影現場でした。コロナ禍の影響で撮影が一年近く延期になってしまったり、その他様々な問題を乗り越えて、こうして無事完成した作品をお届けできることうれしく思っています。■中山美穂 コメント
原作を読んで、これを如何に映像化するのだろうかと演じる前から期待が膨らみました。
内容とは裏腹に公開が楽しみです。■白石監督 コメント
いつかお仕事をと思っていた岩田さんに出ていただけたこと、うれしかったです。難しい役割を魂込めて演じてくださいました。またガッツリやりましょうと固く握手したのが忘れられません。岩田さんとは長い付き合いになりそうです。そして、憧れの中山さんを演出する日がくるなんて、思いもしませんでした。カメラの中に立つと世界を一瞬にして映画にしてくれる存在感でした。衿子という役の奥深くに眠る仄暗い感情を見事に体現してくださいました。出ていただいてありがとうございます。
映画情報
『死刑にいたる病』
2022年5月 全国公開
出演:阿部サダヲ、岡田健史、岩田剛典、中山美穂
監督:白石和彌
脚本:高田亮
原作:櫛木理宇『死刑にいたる病』(ハヤカワ文庫刊)
配給:クロックワークス
(C)2022映画「死刑にいたる病」製作委員会
■ストーリー
理想とは程遠いランクの大学に通い、鬱屈した日々を送る雅也(岡田健史)の元に、ある日届いた1通の手紙。それは世間を震撼させた稀代の連続殺人事件の犯人・榛村(阿部サダヲ)からのものだった。24件の殺人容疑で逮捕され、そのうちの9件の事件で立件・起訴、死刑判決を受けた榛村は、犯行を行っていた当時、雅也の地元でパン屋を営んでおり、中学生だった雅也もよくそこに通っていた。「罪は認めるが、最後の事件は冤罪だ。犯人は他にいることを証明してほしい」。榛村の願いを聞き入れ、雅也は事件を独自に調べ始める。そこには想像を超える残酷な事件の真相があった――。
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映画『死刑にいたる病』作品サイト
siy-movie.com