■「（北村のボーカルは）言葉を歌っている感じがする」（斎藤宏介）「いちばん意識していることなのでうれしいです」（北村匠海）
斎藤宏介（UNISON SQUARE GARDEN/XIIX）によるスペースシャワーTVのレギュラー番組『斎遊記』の、12月19日23時より放送される第5回に、DISH//の北村匠海がゲストとして登場。
ほぼ初対面というふたりだったが、収録現場はそれを感じさせないほどの盛り上がりとなった。
【収録現場レポート】
スペースシャワーTVで今年8月からはじまったレギュラー番組『斎遊記』。VJに斎藤宏介（UNISON SQUARE GARDEN/XIIX）を迎え、各回ごとにゲストを招いてトークやセッションを繰り広げるプログラムだ。
これまでに登場したのは、宮崎朝子（SHISHAMO）、牧達弥（go!go!vanillas）、片岡健太（sumika）。この番組でしか見られない＆聴けないトークや演奏は、音楽ファンの大きな注目を集めている。
12月19日放送の「斎遊記#5」のゲストは、DISH//のギター＆ボーカル、俳優としても活躍している北村匠海。お互いの音楽観、ボーカリストとしてのスタンスなどを語り合い、ふたりでDISH//の楽曲とカバー曲を披露するなど、貴重なコラボレーションが実現した。
数年前、北村がUNISON SQUARE GARDENのライブに足を運んだ際に挨拶したことはあるものの、“ほぼ初対面”というふたりのトークは、「アルバム（最新アルバム『Ｘ』）、めっちゃ良かった！」（斎藤）という言葉からスタート。「（北村のボーカルは）言葉を歌っている感じがする」と斎藤が投げかけると、北村は「いちばん意識していることなのでうれしいです」と笑顔を見せた。
その後は「役者としての経験が歌にどう活かされているか？」「歌っているときに、心のなかで思い描いている景色」「ライブの際の観客との向き合い方」といったテーマで展開。北村が斎藤に対して、「あのすさまじいフレーズを弾きながら歌っているのはすごい。ギターとどう向き合ってるんですか？」と質問するなど、興味深い音楽談義が交わされた。
また、北村がカレー作り（彼いわく、“カレー作りは音楽に似てる”のだとか）や10代の頃からハマっているというサウナの魅力、斎藤が卓球の奥深さを説明するなど、プライベートが垣間見えるようなトークも。“ほぼ初対面”とは思えないほどディープな対話が繰り広げられた。
続いてはふたりのセッション。まずは「ずっと大事にしていて、今、伝えたい言葉が詰まっている曲」（北村）というDISH//の「僕らが強く。」。斎藤がアコギでコードとビートを響かせ、両者の表情豊かなボーカルが重なることで、この瞬間にしかない音楽が生まれる。さらに北村がよくカラオケで歌っているという「メロディー」（玉置浩二）も。25年前に発表され、いまやJ-POPのスタンダードとなったこの曲を、斎藤、北村が叙情豊かに歌い上げるシーンはまさに必見だ。
収録後、ふたりは「すごく充実した時間でした」（北村）、「一緒に歌うことで、“言葉を大事にして歌う”ということを肌で感じられました」（斎藤）とコメント。両者にとっても意義深い“初セッション”となったようだ。
その他、斎藤が松田聖子の1982年の名曲「赤いスイートピー」（作詞：松本隆、作曲：呉田軽穂）の“心の岸辺に咲いた 赤いスイートピー”というフレーズを深堀りして解説するコーナーや、斎藤の強い希望でスタートした“卓球プロジェクト”の第2回（今回のテーマは“必殺サーブ”）も。見どころ聴きどころ盛りだくさんの『斎遊記#5』をお見逃しなく！
TEXT BY 森朋之
リリース情報
スペースシャワーTV『斎遊記 #5』
12/19（月）23:00～23:30
VJ：斎藤宏介（UNISON SQUARE GARDEN/XIIX）
ゲスト：北村匠海（DISH//）
番組特設サイト
http://sstv.jp/saiyuuki
DISH// OFFICIAL SITE
https://dish-web.com
UNISON SQUARE GARDEN OFFICIAL SITE
http://unison-s-g.com/
http://www.toysfactory.co.jp/artist/usg/
