■チケットは、開催1週間前に本人がTwitterでチケット購買を呼びかけたことにより、無事、開催前日にソールドアウト!
岡崎体育が、11月23日、2019年6月のさいたまスーパーアリーナ以来となる関東単独公演『めっちゃめちゃおもしろライブ』を、横浜アリーナにて開催した(ワンマン公演としては、2020年2月のエディオンアリーナ大阪以来)。
会場が暗転し、オープニングナンバー「Okazaki Litte Opera」の不穏なイントロが流れると、突如ピンスポットに照らされた岡崎体育がステージ中央に姿を現した。全身水色にピンクのストライプの入ったジャージ姿で矢継ぎ早にラップを繰り出していく。続くアッパーチューン「Championship」では巨大なLEDをバックに、ド派手な照明とハードコアなEDMの音色で会場を盛り上げた。
最初のMCでは、コロナ禍ということもあり、チケットが500枚売れ残っていたことに触れ、開催1週間前に本人がTwitterでチケット購買を呼びかけたことにより、開催前日にソールドアウト(5,300人:キャパシティ制限あり)したことに謝意を伝え、このような状況下でチケットを買って足を運んでくれたすべてのファンへの感謝を忘れなかった。
MCを挟んで、ライブ後のクイックレポートをネタにした「Quick Report」では、LEDにWEB上の仮想Quick Reportを映し出す演出で、文字どおり「観客のボルテージは一気に最高潮に」。続く「Yes」では、海外も含め話題を呼んだ『THE FIRST TAKE FES.』のパフォーマンスさながらのカメラワークで観客の笑いを誘い、またこちらも『THE FIRST TAKE』のパフォーマンスが記憶に新しい「おっさん」を立て続けに披露。その後もペンギンのパペットを使用した「FRIENDS」やポケモン楽曲、またアルバム収録曲唯一のバラード「湖」や「Eagle」など、老若男女を楽しませるセットリストで観客を盛り上げた。
第一部が終了し、トイレ休憩中にステージ上にはドラムセットやアンプなどの機材がセットされ、3人のメンバー(ソニーの社員)がおもむろにステージに登場。最新アルバム『FIGHT CLUB』からの第1弾先行シングル「Fight on the Web」のイントロにあわせてあてぶりの演奏がスタート。するとLED画面に、ミュージックビデオさながらにバックヤードでPCを操る岡崎体育と、謎の人物(?)によるインターネットバトルが始まった。この日のパフォーマンス用にアレンジされたレスバトルを繰り広げるふたり。最後にその正体が、マキシマム ザ ホルモンのナヲと判明すると、会場からは声が出せないながらも大きなどよめきにも似たリアクションが沸き起こった。
第二部は、おなじみのライブチューン「XXL」からリブート。この日、大仕掛けな特効などはないながらも、自転車を使ってステージ両脇のウイングで歌唱するなどファンサービス。最後は感動的なEDMチューンで本編を締めくくるも、「CMのあとはアンコールです!」とアピールしてステージをあとにした。
そして自身が出演するタイアップCMや、レギュラー番組の告知スポットに続いてアンコール1曲目は「Hospital」。これでニューアルバム『FIGHT CLUB』収録曲すべてをパフォーマンス。「これからアンコールは自己申告する時代ですから」と、求められる前のアンコール宣言を振り返った。そして来年3月に5ヵ所6公演の全国ツアー『実写版 クッキングばぁば』の実施を発表。最後は、「この曲をやりたいからライブをやっていると言っても過言ではない」という自身最大のお気に入り楽曲「鴨川等間隔」で、約2時間15分のステージは幕を閉じた。
リリース情報
2021.10.20 ON SALE
ALBUM『FIGHT CLUB』
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