■「役のなかに自分らしさも少し残した」(作間龍斗)
映画『ひらいて』のメイキング映像およびメイキングカットが公開された。
本作は、高校生の思いつめた恋心、暴走する想いを描き、人間の根源的な愛を問い文芸少女のバイブルとなった綿矢りさの同名小説の実写映画化。
成績優秀で校内の人気者の木村愛を山田杏奈、彼女が片思いしている同じクラスの男子高校生・西村たとえを作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)、糖尿病を抱える地味な少女でたとえの恋人・新藤美雪を芋生悠が演じた。
2週間という怒濤のスケジュールで行われた本作の撮影。ついにクランクアップし、「毎日が闘いだった」と撮影を振り返る山田杏奈と首藤凜監督のもとへ、作間龍斗と芋生悠が花束を持ってサプライズで登場! ふたりからの思いがけない演出に驚きを隠せない山田と監督。そして山田からも監督へ花束が贈られた。
愛という役を理解できず悩みながら撮影に臨んだ山田。緊張感が張り詰めた現場だったが、時折、撮影の合間には笑顔も見せながら、首藤監督とふたりで愛を作り上げていった。
また、そんな愛が一方的に思いを募らせるたとえを演じた作間は、まだ演技経験が浅いにもかかわらず、微妙なニュアンスを操りながら難しい役どころを見事に表現し、観客からはその演技に絶賛の声があとを絶たない。「役のなかに自分らしさも少し残した」と語っている作間の、カメラ越しに微笑むにこやかな表情も。
さらに、美雪を演じた芋生はその役柄について「愛を哀れむことはしたくない。私が愛ちゃんのことをいちばんわかっている、いちばん深い愛を愛ちゃんに対して持っている」と語り、現場では共演者やスタッフへ細かい気遣いをみせていたという。
それぞれの思いが複雑に絡み合ういびつな三角関係を演じた3人だったが、現場ではそれぞれ役に葛藤しながらも、お互いを思い合う和やかな雰囲気が感じられる。
映画『ひらいて』は、絶賛公開中。メイキング映像が映画のオフィシャルサイトで観ることができる。
映画情報
『ひらいて』
全国絶賛公開中
出演:山田杏奈 作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.) 芋生悠 山本浩司 河井青葉 木下あかり 板谷由夏 田中美佐子 萩原聖人
監督・脚本・編集:首藤凜
原作:綿矢りさ『ひらいて』(新潮文庫刊)
音楽:岩代太郎
主題歌:大森靖子「ひらいて」(avex trax)
制作プロダクション:テレビマンユニオン
製作:「ひらいて」製作委員会 配給:ショウゲート
(C)綿矢りさ・新潮社/「ひらいて」製作委員会
※本作はPG -12指定作品です
映画『ひらいて』作品サイト
hiraite-movie.com