■ちゃんみなのステージに、SKY-HIが飛び入りするサプライズも!
『バズリズムLIVE 2021 DAY2』(2日目)公演が、11月6日に神奈川・横浜アリーナで開催された。
『バズリズム LIVE』は、日本テレビ系の音楽番組『バズリズム02』が発信するイベントとして2015年に第1回が開催。今年は通算7回目でバズリズム LIVE史上初の3日間開催となった。
初日のDAY1はジャンルが違うCreepy Nuts、アイナ・ジ・エンド、UVERworldの3組が出演した異種格闘技戦となったが、2日目のDAY2は、ダンス・ボーカル系の5組が参加。4時間にわたって熱いパフォーマンスを繰り広げた。コンサートは前日同様、入場時の検温、全員のマスク着用、ライブ中は声を出さない、間隔を空けての座席配置と十分な新型ウィルス感染予防対策のなか、開催された。
冒頭、番組で司会を務めるバカリズムと市來玲奈(日本テレビアナウンサー)が登場。サイリウムの光で埋め尽くされた場内に向け「今日は歌って踊れるアーティストが登場するダンスデイ! 皆さん行きますよ!」と開会宣言。続いて場内に最初のアーティスト、BE:FIRSTの名前がアナウンスされるや、場内が騒然となる。
■BE:FIRST
SEが鳴り響くなか、ブラックスーツを身にまとった7人が勢いよくステージに登場。オープニング曲は、11月3日にリリースしたばかりの1stシングル「Gifted」。一糸乱れぬフォーメーションで力強いダンスとボーカルを見せつけ、場内を圧倒した。BE:FIRSTは、SKY-HIが主催するボーイズグループオーディションから生まれた7人組。デビューしたばかりの彼らにとって、横浜アリーナはとてつもなく大きな会場。この舞台に立てたことに全員感無量。ラストはオーディションの最終審査で歌い踊った課題曲であり、彼らのプレデビュー曲でもある「Shining One」で締める。すべてのパフォーマンスが終わると、7人はステージ横一線に並び、右腕を大きく天に向けて静止。頂上を目指す彼らの強い意思を感じさせた。
■ちゃんみな
センタースクリーンにショッキングピンク字で“CHANMINA”と映し出されると、ステージ後方に構えた4人編成バンドがインストゥルメンタル演奏を始める。バンド演奏が徐々にテンポアップすると、豹柄のレオタードにピンクの羽根ショールを羽織り、ピンクのロングブーツを履いたド派手な佇まいでちゃんみなが登場。2曲目の「Angel」では、同じくピンクのコスチュームに身を包んだ男女8人のダンサーが入って、鮮やかなパフォーマンスを繰り広げる。派手な見た目とは裏腹に、MCでは優しく客席に語りかける。色とりどりにサイリウムの光で埋まった会場を眺めながら「私のファンはピンクなんです」と話すと、場内のサイリウムが一斉にピンクに。これには彼女も「こころなしかピンクが多いような気がします」と感激。
中盤、「今日はスペシャルなゲストが来てくれています!」とステージに招かれたのは黒系のコスチュームをまとったSKY-HI。8人のダンサーもジョインし、オリジナルのクリスマスチューン「Holy Moly Holy Night」を共に歌う。このサプライズにオーディエンスも大喜び。ちゃんみなといえばオートチューンボイスの印象が強いが、「Angel」や「ダリア」では素の声で歌唱。これが実にいい。何よりも、圧倒的な声量で艶やかに伸びる声は、ソウル/R&Bシンガーそのものだ。35分のパフォーマンスは、彼女のもうひとつの一面を垣間見ることができる、圧巻のステージとなった。
■NiziU
3組目はNiziU。彼女たちがステージに登場するだけで、場内が華やいだ明るい雰囲気になる。2020年にデビューを果たしたが、観客がいる前でのライブパフォーマンスはこれが2度目。これまで数々の名演が繰り広げられてきた名門アリーナでの舞台の緊張感は半端なかったよう。MCではこの大きなステージに立てたことをメンバーおのおのが「感動! 感激!」と話した。しかし、そこは1万人超の中から選ばれた強者。緊張感などおくびにも出さず、パフォーマンスでは統制の取れた美しいフォーメーションを繰り出し、観るものを幸せな気持ちにさせた。ラストナンバー「Take a Picture」を終えると、少しでも生の観客に近づくべく、広い舞台の両翼に移動し、ていねいにお辞儀をしてからステージを降りた。また、このライブ中、自分たちの冠TV番組『We NiziU! TV2』が11月28日から日本テレビで放送がスタートすることも発表された。
■Da-iCE
続いては今年結成10年を迎えたDa-iCEの5人がステージに現れる。ダンスボーカル系のグループは、サウンドはトラック音源を使うことが多いが、この日の彼らは4人編成のバンドと共に登場。生音に合わせてのパフォーマンスゆえ、よりいっそうライブ感が前面に出てくる。Da-iCEの強みは、4オクターブの高音域までカバーできる大野雄大と花村想太、ふたりのボーカリストを擁しているところ。さらにメンバー全員のダンスの力量は半端ない。大野は生バンドのサポートに対し「背中に感じる重みがたまらんです!」と大興奮。花村はせっかく生バンドがいるんだからと、次の曲の振りをバンドのギタリストに無茶振りするひと幕も。こんな頼もしいサポートを得た彼らは、ロック、ヒップホップ、ファンク、ソウル、R&Bとあらゆる音楽ジャンルを貪欲に取りこみ、自分たちのフィルターを通じてオリジナルのサウンドを作りあげ、縦横無尽にステージを飛び回る。オーディエンスを盛り上げていく技も鮮やか。ラストの「Kartell」では「全員で手拍子をお願いします!」とクラッピングでライブ会場の定番であるコール&レスポンスを再現。会場を大いに沸かせた。
冒頭に登場したバカリズムは、各パフォーマーの出演直前にも現れて短いトークで客席をなごませる。この日は、BE:FIRSTは楽屋で用意された牛肉弁当が好きとか、派手な衣装のちゃんみなだが、自宅ではラフな格好で過ごしているとか、Da-iCEはカラオケに行くと自分たちの曲を歌うらしいといった各出演者の小ネタを披露していた。
■超特急
バズリズムLIVE 2021/DAY2のトリを務めたのは超特急の5人。タクヤの「バズリズム〜! 超特急がやってきたぜ!」のMCを合図に、1曲目「SAY NO」がスタート。曲間ではこの日の出演者の名前をラップに乗せながら、あらためて感謝を伝える。青、紫、緑、赤に白とそれぞれのカラーに合わせた衣装で軽やかに舞い歌い、9月にリリースしたばかりのK-POP風の新曲「같이 가자 (カチカジャ)」では、英語・日本語・韓国語を交えた歌詞を歌って会場を乗せていく。圧巻は「Winter Show」〜「ネバギバDANCE」〜「Burn!」の鉄板ナンバーをメドレー仕様でノンストップで連打した場面。タカシのリードボーカルに合わせて、4人のメンバーがキレッキレのダンスを見せつける。ユーキはバク転も披露し、「Burn!」では両腕を胸の前にクロスさせるボディアクションをオーディエンスに伝授。こうなると場内はお祭りのような盛り上がりに! ラストは11月10日にリリースされる新アルバムに収められる「Dance Dance Dancing!」で会場を興奮の坩堝に叩き込み、35分のステージを”超特急”の速さで駆け抜けた。
この日の模様は日本テレビ『バズリズム02』で12月3日に放送予定。Huluでは12月11日から独占配信も決定。またCS放送の日テレプラスでは12月25日に『バズリズムLIVE 2021』の3日間のライブを7時間半にわたって放送予定だ。
PHOTO BY 山内洋枝
『バズリズム LIVE 2021』公式サイト
https://www.ntv.co.jp/buzzrhythm/live/
『バズリズム02』公式Twitter(@BUZZRHYTHM_NTV)
https://twitter.com/BUZZRHYTHM_NTV