■「新人声優ディーン・フジオカです!」(ディーン・フジオカ)
福島県いわき市に実在するスパリゾートハワイアンズのダンシングチーム、通称(フラガール)。そのフラガールの新入社員・夏凪日羽(なつなぎ・ひわ)と同期の仲間たち、彼女たちを取り巻く人々との絆を描くオリジナルアニメ映画『フラ・フラダンス』が 12月3日に公開される。
そんな本作の豪華ボイスキャスト登壇による完成披露試写会が11月3日に実施された。
イベントには、福原遥、美山加恋、富田望生、前田佳織里、陶山恵実里、山田裕貴、ディーン・フジオカ、総監督の水島精二が登壇。さらには、会場には本物のフラダンサーたちもかけつけ、活気溢れるステージを披露。まさにフラダンスをテーマにした映画だからこそのスペシャルイベントになった。
■本場のフラガールのパフォーマンスに大盛り上がり! そして富田望生は涙!?
まず、福原が「アローハー! こういう大変な状況の中でこの日を迎えられて本当にうれしいです。そして、今日フラガールのみなさんのパフォーマンスを生で観ることが出来て、本当に感動して、あらためてフラダンスには人を明るくさせるパワーがあるなと思いました」と挨拶。続いて美山が「アローハー! 私も実は3歳の頃からフラダンスをやっていて、さっき披露されていた曲も小さい時本当に練習していたので、今でも踊りたくなるくらいでした」と語った。
作品の舞台と同じ福島県いわき市出身の富田は、「アローハー! 私は福島県いわき市の出身で、今こうして自分の地元だったり、小さきときからよく遊んでいたハワイアンズが注目されたり、初めて憧れた女性であるフラガールを演じることができて本当にうれしいです。素敵なキャストの皆さんと、たくさん愛情を込めて作ってくれた水島総監督含めスタッフのみなさんとこの日を迎えられたことを本当にうれしく思います」と涙ながらに挨拶した。
そして、「このたび、声優デビューしました(笑)!」と挨拶したディーン。「こんな新人の僕がここに立っていいものかと、声優としての第一歩目がこんなに素晴らしく、そして僕自身生まれの地でもある福島にゆかりのある作品に携わることができてとても光栄に思います」と語った。
■まさかの失敗エピソードを披露! 前田佳織里は勘違いで赤っ恥?
新人フラガールが「一番残念な新人」と言われ失敗を繰り返しながらも、仲間たちで支えあい成長していく1年間の物語であることに掛け、新人時代にしてしまった失敗について聞かれると、福原は「私、小さいころ結構人見知りだったんですけど、スタッフさんの目も見られないくらいだったんですけど、そのときに緊張しないようにスタッフさんが遊ぶ時間を作ってくれたりして、そこから心を開くようになっていって…(笑)。そういうことがあってどんどん克服していきました」と語った。
富田は「こんないい話の後に言うのはあれなんですけど…(笑)。大寝坊ですね。本当にショックを受けて、それからはあまり寝坊はしなくなりましたね」と言うと、山田に「ん? あまり?」とツッコまれるなど共演の多いふたりならではの掛け合いを広げた。
前田は「業界用語で“早上がり”っていうのがあるんですけど、私は最初調子が良いから早く帰れるんだと思って“ありがとうございます!”って返してたんですけど、本当は早くしゃべりすぎて尺にハマってないことを言うらしく…(笑)。恥ずかしい思いをしましたね」と語り、陶山は「新人時代はマイクの前に立つと緊張がすごいしまっていて、今もまだまだ緊張してしまうんですけど、少しずつ慣れてきて克服できているかなと思います」と声優ならではのエピソードを披露した。
■「水島監督に魂を支えられている」(山田裕貴)
ディーンが演じた日羽(福原)たちの先輩・鈴懸、山田が演じたマネージャー・平は、フラガールたちを信じ応援する立場。これまで応援されて元気をもらった、何か大きく人生が変わったエピソードを聞かれると、ディーンは「僕は俳優デビューを2005年に香港でし、慣れない仕事を慣れない環境でするということですごく大変だったんですけど、あのとき頑張れたからこそ、今その延長線上でやらせてもらえてるなと思いますね」と語った。
山田は「アニメの舞台挨拶で違うアニメの話をするのは申し訳ないんですけど、水島さんの『ガンダム00』がとにかく好きで、主人公が闘いながら未来を切り拓いていく作品で、12年くらい前、まだバイトをしながら俳優の養成所に通ってたような時に、“僕もこれからひとりで闘っていくんだ”という魂から燃え上がるような力を水島さんからもらいまして、そして僕が今こうしてやってこれているのは水島監督のおかげなんじゃないかと思うくらい僕の魂を支えてくれています」と熱い気持ち語り、会場からは拍手が起こった。
水島総監督は「僕も別のアニメの話なんですけど(笑)、『新世紀エヴァンゲリオン』の演出に携わらせていただいていて、そのときに庵野監督に『監督をやるなら、全てをひとりでやるか、すべてをスタッフに任せるしかないよ』と言われた言葉が僕自身が監督をやる上ですごい指針になっていますね」と意外なエピソードを披露した。
最後に、福原が「この作品はたくさんの方の愛がたくさん詰まった作品で今日皆さんにお届けできるのがとてもうれしいですし、いわき市の様子だったり、ハワイアンズの中だったり本当に細かい部分まで再現されたアニメなので、色んな部分に注目して観てもらいたいです。そして、夢に向かって進んでいくことの大切さだったり、仲間がいることでこんな頑張れるんだぞっていう、熱いエネルギーがこの作品から伝わると思うので、“明日も頑張ろう”とか“一歩踏み出してみよう”って観て思っていただけたらうれしいです」と挨拶をし、大盛況のままイベントは幕を閉じた。
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オリジナルアニメ映画『フラ・フラダンス』作品サイト
https://hula-fulladance.com/