■「皆さんが信じてくれから、皆さんが音楽を聴き続けてくれているから、このような状況でもツアーが無事にできました」(藍井エイル)
8月4日にニューシングル「アトック」をリリースした藍井エイルが、8月1日、兵庫・神戸国際会館 こくさいホールにてスタートした、約1年9ヵ月ぶりとなる全国ツアー『藍井エイルLIVE TOUR 2021~ATOK~』(14ヵ所15公演)を駆け抜け、9月22日、愛知県芸術劇場大ホールにてツアーファイナル公演を迎えた。
ツアー中は、全国各地のファンによりTwitterにて「#ATOKツアー」のハッシュタグとともに、ツアーへの想いや藍井エイルへのメッセージ、楽曲エピソード等がアップされ。ファイナル公演に向けて、SNS上は大いに盛り上がりを見せた。
新型コロナウィルス感染予防対策を徹底のうえ、キャパの半数となる約1,000名の観客を収容して行われた、今回のツアーファイナル公演。登場を待ちわびるファンのサイリウムが青一色に染まる中、5月にリリースした「鼓動」から本編がスタート。エイルバンドをバックに、代表曲「I will…」「ラピスラズリ」、メジャーデビュー曲「MEMORIA」を、堂々と気迫あふれるパフォーマンスで披露。ライブ前半から、観客の心を見事にキャッチした。ハートフルなラブソング「虹の音」では、フレーズひとつひとつをていねいに歌い上げる姿に、雰囲気一転、会場が暖かい空気に包まれた。
中盤には、疾走感溢れるロックナンバー「Contradiction」「MY JUDGEMENT」「GENESIS」を、バンドメンバーと息の合った、圧巻の歌唱力とパフォーマンスで魅了した。声を出しての声援ができないなか、サイリウム・ライトを振りかざし、ステージと客席とが一体となった瞬間が非常に印象的だった。
藍井エイル本人が「最もダークな表現で、歌詞を受け入れてもらえるか心配だった」と語った新曲「アトック」。歌詞に込められた“過去との決別” “大切な人がそばにいるありがたさを、いつも忘れてはいけない”というメッセージとともに「アトック」を披露。先述のMCと合わせて、この日いちばんの感動的なシーンであった。
「皆さんが信じてくれから、皆さんが音楽を聴き続けてくれているから、このような状況でもツアーが無事にできました。音楽の未来を信じて、一緒に歩いていけたらと思います」とツアーファイナルを完走できた喜びと、ファンのみんなへ感謝の気持ちを噛み締めた藍井エイル。本編ラストでは、バラード曲「夢の終わり」をしっとりと歌い上げ、名残り惜しい拍手が続くなか、本編が終了した。
この日はアンコールで披露された、「AURORA」「シリウス」も含め全19曲を披露。「今日のライブ中、私のイヤモニ(イヤーモニター)からは、みんなの“愛の音”がずっと聞こえていました」という藍井エイルらしい、ファンへの精一杯の感謝の気持ちと共に、ツアーファイナルは終了した。
来月10月には、2011年10月19日のメジャーデビュー(シングル「MEMORIA」でメジャーデビュー)から10年を迎え、記念すべき10周年イヤーへと突入。「これからも皆さんと一緒に、彩り豊かな人生を歩いていけますように」との藍井エイルの想いともに、10月19日からスタートする「藍井エイル10周年イヤー」。要注目だ。
<セットリスト>
1. 鼓動
2. I will…
3. frozen eyez
4. 月を追う真夜中
5. ラピスラズリ
6. MEMORIA
7. 虹の音
8. nayuta gride
9. Contradiction
10. MY JUDGEMENT
11. GENESIS
12. アトック
13. JUMP!!!
14. コバルトスカイ
15. 夢の終わり
ENCORE
1.金魚草
2. アヴァロン・ブルー
3. AURORA
4. シリウス
リリース情報
2021.07.10 ON SALE
DIGITAL SINGLE「アトック」
2021.08.04 ON SALE
SINGLE「アトック」
藍井エイル OFFICIAL SITE
https://www.aoieir.com/