■「このような素晴らしい作品に携わることができて、さらに夢が大きくなりました」(山下智久)
WOWOW初のハリウッド共同制作オリジナルドラマ『TOKYO VICE』が、2022年春に独占放送・配信される。
数々の名作ドラマを生み出し続けるWOWOWとHBO maxが共同制作する『TOKYO VICE』は、東京で警察担当の新米記者として赴任したジェイクが、特ダネを執拗に求めて危険な裏社会へと踏み込んでいくさまを描く、全8話の超大作ドラマシリーズ。
エグゼクティブ・プロデューサーとしても参加し、第一話を監督するのは、伝説の TVシリーズ『特捜刑事マイアミ・バイス』(1984〜1989年)を製作し、『ヒート』(1996年)や、アカデミー賞監督賞ほか7部門ノミネートの『インサイダー』(1999年)、『マイアミ・バイス』(2006年)などの名匠マイケル・マン。「私たちは90年代終わりの大都会・東京の本当の姿を浮き彫りにした作品を作りたいと思っている」とその強い想いを語っている。
主人公のジェイクを演じるのは『ベイビー・ドライバー』(2017年)でゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネートされ、スティーヴン・スピルバーグ監督版『ウエスト・サイド・ストーリー』(2021年)の主演にも抜擢されたハリウッド次世代スターの筆頭格、アンセル・エルゴート。
そして敏腕刑事「片桐」役に、『ラスト サムライ』(2003年)や『硫黄島からの手紙』(2006年)、『インセプション』(2010年)、『追憶の森』(2016年)など、世界がその実力を認めるトップスター渡辺謙、ジェイクの先輩記者「丸山詠美」役には、『バベル』(2007年)でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、『パシフィック・リム』(2013年)や『47RONIN』(2013年)などのハリウッド映画でも活躍する菊地凛子が出演。
さらにこのたび、追加の日本人キャストが発表された。
自らの立場を利用して暗躍する刑事「宮本」役に、『海猿』シリーズ(2004〜2012年)や『22年目の告白〜私が殺人犯です〜』(2017年)、連続ドラマW『トッカイ〜不良債権特別回収部〜』(2021年)などで数多くの主演を務めてきた伊藤英明。
ヤクザ組織・千原会の一員「佐藤」役に、『花と雨』(2020年)の主演やドラマ『君と世界が終わる日に』(2021年)、『全裸監督』シーズン2(2021年)などで輝かしい活躍を見せる笠松将。
そして、人気No1のカリスマホスト「アキラ」役には『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』(2018)や、ハリウッド映画『THE MAN FROM TRONTO』(2022年)、米仏日共同制作ドラマ『Drops of God/神の雫(仮)』(2022年)で主演を果たすなど海外でも活躍する山下智久のレギュラー出演が決定。
さらに、ヤクザ組織・千原会の組長「石田」役に菅田俊、 対立するヤクザ組織の組長「戸澤」役に谷田歩、高級ホステスクラブのマネージャー「デューク」役に萩原聖人、ジェイクたちの上司で新聞社の社会部デスク「莫」役に豊原功補の他、伊藤歩、渡辺真起子、板谷由夏、松田美由紀といった日本が誇る実力女優陣も出演。
また、監督にはマイケル・マンの他、数多くの賞を受賞した映画『37セカンズ』(2020年)のHIKARI、ドラマシリーズ『ナルコス』のジョセフ・クボタ・ラディカ、ドラマシリーズ『ニュースルーム』のアラン・プールも参加。バラエティに富んだ実力派監督の集結に期待が高まる。
総製作費88億円で贈る超大作ドラマシリーズ『TOKYO VICE』は、2022年にアメリカはHBOmaxで配信され、日本ではWOWOWにて2022年春に独占放送・配信されることが決定。期待して待とう。
【あらすじ】
日本の大学を卒業し、大手新聞社に就職したジェイクは警察担当に配属される。取材を重ねるうちに出会った、裏社会とも複雑な関係を持つ刑事と絆を深めていく。その刑事との家族ぐるみの付き合いを通じて日本社会で成長していくジェイクだが、一方で特ダネを執拗に追いかけながら捜査協力を行ううちに、知られざるアンダーグラウンドの世界へと巻き込まれていく。そこには、駆け引きや裏切り、そして生々しい愛憎がうごめく、恐るべき東京の姿があった……。
キャスト コメント
■渡辺謙
NYで『王様と私』の2回目の公演をしていた2016年の時のこと、演出のバートに、脚本家のJTを紹介された。東京を舞台にした面白い話がある、それをシリーズのドラマにしたいというのだ。題材はアメリカ人が日本の新聞記者になり、1990年代のヤクザの裏社会を暴いていくとのこと。どこまで本気なのかと少々訝しんでいた。だが、JTのこの作品にかける情熱はどんどん膨らみ、僕が所属しているエージェントも協力してくれることになる。いよいよ企画が動き出し、最初の脚本を読んだ。それぞれの役がエネルギッシュで、日本語と英語が行き交いスピード感たっぷりだ。そしてなんと一話はあの、マイケル・マンが撮るという。撮影序盤でコロナが蔓延し、半年の順延という危機もなんとか乗り越え、八話を撮り終えた。今まで見たことのない日本の姿をぜひお楽しみ下さい。■菊地凛子
女性の環境、地位が今よりもさらに不平等だった90年代。
男性社会の典型と言っても過言ではない新聞社で、女性として、そして彼女自身のアイデンティティに葛藤しながらも、真実を突き止めるために真摯に立ち向かうジャーナリストを演じています。
マイケル・マン監督との出会いはとてもドラマチックであり、とても冒険的でした。マイケル監督、そしてすべてのクリエイターたちとのこの素敵な旅路を、私は忘れることができません。多くの皆さまにご覧いただけたらと思います。■伊藤英明
文字どおり、夢のような時間でした。
このコロナ禍でなければ、なんて言葉は言い訳にしか過ぎないと感じられるくらい「プロフェッショナル」を勉強させていただきました。
アメリカの作品の現場の素晴らしいところは、携わってる人間みんなが自分の役割にプライドと喜びを持ってお互いに尊敬の気持ちを持って場を作り上げているところです。これが良い作品への近道なんだと教えてもらったような気がします。
作品は骨太のように見えて、マイケル・マン監督ならではの人情の機微まで捉えた計算し尽くされた映像をぜひ楽しんでいただきたいと思います。
マイケル・マン監督、ジョセフ監督、HIKARI監督、アラン監督をはじめとする素晴らしいスタッフの方々、アンセル、渡辺謙さん、この作品にかかわる皆さんと、国を超えて、文化を超えて一緒にひとつの作品を作れたことを誇りに思います。
この経験が一生の宝物にならないよう、これからも精進していきたいと思います。■笠松将
東京に来てからの僕は、真っ暗な道をゴールを知らないで、フルマラソンをしているような生活でした。
その道の途中、いろんな人たちに助けられながら、今も走り続けています。
この道であっているのか迷っていたとき、マイケル・マン監督が横に並走してきて、「ここからだぞ」とまた背中を押されました。
こんな自分を応援してくれた家族、仲間とかファンの皆様、心からありがとうございます。
『TOKYO VICE』、ぜひお楽しみに。■山下智久
今までにない経験を今までにない役柄で、体験させていただいたような気がしております。
正直とても、クセのある役柄ですが、彼がどうしてそういう人間になってしまったのかを自分なりに探究して、挑みました。
そして何より、作品の一部になれるよう努めました。このような素晴らしい作品に携わることができて、さらに夢が大きくなりました。
完成が楽しみです。