■松尾太陽、「起承転々」リリックビデオはイラストレーター・火照ちげが担当!
9月8日に1stアルバム『ものがたり』を発表する松尾太陽が、新曲「起承転々」のリリックビデオを解禁した。
実際の景色を映した写真の上で女性キャラクターが息づく斬新な映像は、葛藤からの目覚めを描いた歌詞の物語を忠実に再現して、思いどおりにいかないことの多い時代を生きる人々に“自分だけの物語”を作り上げる勇気を呼び覚ましてくれる。
昨年9月にミニアルバム『うたうたい』でソロデビューを果たし、自身が初めて作詞・作曲を手がけた「掌」がUSENヒットチャートで上位ランクインするなど、ソロシンガーとしての存在感を早くもアピールした松尾。
今年1月からの3ヵ月連続配信を経て、CDパッケージリリースとしては2作目となる今作『ものがたり』では、ネット上での活躍も目覚ましい新進アーティスト陣からの楽曲提供も多数あり、シンガーとしてさらに新しい境地に踏み込んでいる。
今回、リリックビデオが公開された「起承転々」は、ソロデビュー前からライブをサポートし、楽曲も共作して松尾太陽の音楽スタイルを確立した山口寛雄が作曲を、コピーライターの阿部広太郎が作詞を手掛けたミドルバラード。
起承転結ではなく“起承転々”という造語をタイトルに掲げ、結果ではなく転がり続ける過程そのものに意味があると歌うリリックは、決して平坦とは言えない道のりを歩んできた松尾自身の歌手人生ともシンクロし、大きな感慨を呼び起こす。語り諭すような温かいボーカルも包容力抜群で、アルバムを締めくくるにふさわしい、希望に満ちたドラマチックなナンバーだ。
曲に込められた“何度だって転んでいい、そのぶんだけ自分になれる”という普遍的メッセージを、もがき苦しみながらも夢に向かって努力し続ける女性のイラストを重ねて、リリックビデオではストーリー性豊かに描写。写真の上にキャラクターを重ね描く独特の手法は、イラストレーター・火照ちげによるもの。うつむき、憂いを帯びていたヒロインの表情が、やがて前を向き、自分の信じた道に打ち込む真摯なものへと移り変わるさまは、観る者に強い感銘を与えてくれる。
“ものがたりをつづけよう”というラストフレーズは、松尾太陽のシンガーとしての決意表明であり、全リスナーの心とも共鳴するもの。ジャンルを超えた活動で、まさしく転がり続ける彼が身をもって示す“起承転々”と、その生きざまを具現化した映像から、たくましく明日を生きる力を受け取ろう。
リリース情報
2021.09.01 ON SALE
ALBUM『ものがたり』
松尾太陽 OFFICIAL SITE
https://matsuo-takashi.jp