日本美術と乃木坂46が融合！過去と現代を結ぶ展覧会『春夏秋冬／フォーシーズンズ乃木坂46』開幕

■「日本の歴史と、現代の技術と、こうして時空を超えて作られた作品のなかにいられたことをたいへん光栄に思います」（乃木坂46・齋藤飛鳥）

日本美術の古典と乃木坂46という現代のポップアイコンが融合し、過去と現在を結ぶ展覧会『春夏秋冬／フォーシーズンズ乃木坂46』が、本9月4日から11月28日まで東京国立博物館表慶館で開催される。

会場では、“乃木坂46と花”をテーマに撮り下ろした華やかなビジュアルをメインで使用したオリジナルグッズも販売。

メンバーの名前を花に見立てたオリジナルモチーフのグッズや本展ロゴをシンプルにあしらったアイテム、そして本展の内容をぎっしり詰め込んだ公式図録などがラインナップされている。

開幕を記念し、乃木坂46のメンバーを代表して、賀喜遥香、齋藤飛鳥、梅澤美波からお祝いコメントも到着した。

＜乃木坂46 メンバーコメント＞
■賀喜遥香
古典と現代の融合と聞いたときは、古き良き日本の美術と乃木坂46がどうコラボするのかな？　と想像もつかなかったのですが、実際に展示会場に行ってみると、日本美術とそれをイメージした私たちの映像作品が、一つひとつ違ったかたちで展示されていて、でも同じ空間に溶け込んでいるような自然な感じがしました。また、美術品を見るうえでも、ただ見るだけでなくその歴史の背景も知ることができて、私自身も勉強になったし、とても楽しかったです。
■齋藤飛鳥
まず、入ってすぐの展示室ということで、とてもワクワクしていました。私が参加させていただいた作品は展示の仕方がインパクトのあるものになっているので、この作品でお客さんの気持ちをグッと引き込むことができたらうれしいです。
自分では、ここもうちょっとああできたなとか、じっくり見ると改善点を見ようとしてしまうのですが、皆さんには優しい目で、とにかく優しく、じっくり楽しんでいただけたらと思います。日本の歴史と、現代の技術と、こうして時空を超えて作られた作品のなかにいられたことをたいへん光栄に思います。ありがとうございます。
■梅澤美波
過去に日本で暮らす人たちがどんなもので楽しんで、どんな物に感動して、何に価値を感じていたのか、作品を通して詳しく知ることができる面白さと、その素晴らしい作品たちを現代のものとして表す、その難しさを乗り越えた先の作品たちになっています。
そんな日本国宝の一つひとつと現代の技術を全面に感じられる作品が対になっているので、見比べて自分のなかで答え合わせしながら楽しんでもらいたいです！
■本展担当研究員・松嶋雅人（東京国立博物館学芸研究部調査研究課長）コメント
『春夏秋冬／フォーシーズンズ乃木坂46』は、日本美術――「古美術」と呼ばれるかつて造られたものと、現代のエンターテインメント、ポップカルチャーとしての乃木坂46 を接続する、意欲的な展覧会です。
本展では、季節の花が描かれた7点の日本美術を紹介します。一つひとつの作品にそれぞれ、テーマとなる「花」を設定しています。そして乃木坂46のメンバーをそれぞれの花に見立て、パフォーマンスする姿が春夏秋冬の流れのなかでとりあげられ、東京国立博物館の文化財に表現された四季折々の花のモティーフに重ねられていきます。
見どころは、乃木坂46が日本美術の花々と共鳴する、映像を作った7つの作品批評。気鋭のクリエイターによる映像と日本美術のコラボレーション。展覧会のテーマ同様、「古典×現代」をテーマとした空間デザイン。展覧会が行われる東京国立博物館の表慶館は、明治に建てられた日本初の本格的な博物館ともいわれる建築物、重要文化財にもなっているそんな建築物の「古典」の中に、黒の角柱による「現代」的な構造体を作り上げ、「古典×現代」が対比的に活きる空間を演出しています。他にも表慶館は外光が入る窓や天窓が備わっており、その日の天候や季節によって表慶館の光の入り方が変わり、作品の表情が移ろう、天気と季節を取り込んだ一期一会の鑑賞体験もお楽しみいただけます。

イベント情報

『春夏秋冬／フォーシーズンズ乃木坂46』
会期：2021年9月4日（土）～11月28 日（日）
休館日：月曜（9月20日は開館）、 9月21日（火）
時間：9:30～17:00　金・土曜は20:00まで（閉館の60分前まで）
会場：東京国立博物館表慶館
主催：東京国立博物館、文化財活用センター、ソニー・ミュージックエンタテインメント、文化庁、日本芸術文化振興会
制作協力：NHKプロモーション、中山マネジメント
※入館は事前予約制