■Seven Billion Dotsの自主企画イベント『HOPE』、大阪公演にはLOCAL CONNECTとアイビーカラー、東京公演にはAmber’sが出演!
Seven Billion Dotsが8月27日、大阪・OSAKA MUSEにてLOCAL CONNECT、アイビーカラーとの3マンライブ『Seven Billion Dots Live「HOPE」』を開催した。
本公演は、今年2月に予定されていたものの新型コロナウイルス感染症拡大の影響により延期となっていた、アルバム『HOPE』を引っ提げての自主企画東阪ライブの大阪公演。8月21日には、同企画の東京公演となるAmber’sとの対バンライブを代官山UNITで行っている。
<ライブレポート>
荘厳なSEが流れるなか、青い光に包まれてメンバーが登場。
1曲目は「マイナーロード」。ミディアムバラードで始まる意外なセットリストだが、人生の別れ道で迫られる数々の選択の悩みをテーマに、それでも「夢を描く」と歌うのは等身大の自分たちの今を象徴した幕開けか。
続く「Dive!!」で手拍子を煽り一気にスピードを上げ、迸るように3曲目の「Play all night long」までソリッドな音像で一気に駆け抜けた。
同期音源による音数をできる限り廃し、出音を削ぎ落として聴かせることをひとつの課題にした今回の『HOPE』公演では、ほとんどの曲が4人のその場で出す音しか鳴らないごまかしの効かないライブになっていた。
ステージ上のメンバーは手ごたえを感じているらしく、いい意味の緊張感を纏っている。4曲目のアコースティックギターの軽やかなカッティングから始まる「Maybe I」では、少し緊張もほぐれた表情のMasafumi(Vo、Gu)が伸びやかな歌を響かせた。
続く「MAZICA ROCK」は、あっという間に過ぎ去った前半に楔を打つかのように放たれる猛々しいまでのダイナミズムでホールの空気を変えた。音符の多いリフに没頭するKen(Gu)を支えるLyo (Dr)がスクエアなビートを刻み、ふたりを繋ぐサポートメンバーのKAZUYA(Ba)のプレイも光った。
「春風」「もしもフィルムに二人だけなら」と、猛暑の大阪に爽やかな風を吹かせたバンドは、アメリカン王道ロックサウンドを土台にした「HOPE」で自分たちの居場所を再確認するかのような力強い演奏を見せた。
本編ラストに披露されたのは、メジャーデビュー曲の「Stay With Me」。スケールの大きさと時代を切り開くリーダーの資質を垣間見せる彼らのライブでは定番になりつつある曲だけに、その演奏は初期の荒さも同期音源使用の飽和感も越えて4人のアンサンブルで精緻な輪郭を描きつつあった。
アンコールでは、インディー時代の代表曲「A piece of the world」をプレイ。音楽を始めた頃の初期衝動や若さの万能感を詰め込んだこの曲を届け、ステージを締めくくった。
PHOTO BY MAIKO OHTAKI
■『Seven Billion Dots Live「HOPE」』
2021年8月27日(金)大阪・OSAKA MUSE
<セットリスト>
01. マイナーロード
02. Dive!!
03. Play all night long
04. Maybe I
05. MAZICA ROCK
06. 春風
07. もしもフィルムに二人だけなら
08. HOPE
09. Stay With Me
10. A piece of the world
リリース情報
2021.08.25 ON SALE
SINGLE「MAZICA PARTY」
Seven Billion Dots OFFICIAL SITE
https://www.sevenbilliondots.com/