■「自分自身が出演している映画で主題歌を歌うというのは少し抵抗感があるのですが、今回は自然な流れで歌えました」(菅田将暉)
大ヒット上映中の映画『キネマの神様』(松竹映画100周年記念作品/山田洋次監督)の主題歌「うたかた歌」(RADWIMPS feat.菅田将暉)のMVが公開された。
MVの監督は、これまでもRADWIMPSや菅田将暉の作品を手掛けてきた映像作家の山田健人。楽曲の雰囲気に寄り添い、全編を16mmのフィルムで撮影。RADWIMPSの演奏と野田洋次郎と菅田将暉の歌唱シーンをゆったりとした丁寧なカメラワークで映像を繋ぎ、優しく暖かみのある作品に仕上がっている。野田洋次郎と菅田将暉の表情、仕草の細部にも注目だ。
「うたかた歌」は、映画の『キネマの神様』の劇中で、同じ映画撮影所で働き、夢を語り合う盟友であるゴウとテラシンを演じる菅田将暉と野田洋次郎が、RADWIMPS feat.菅田将暉として初タッグを組んだことで大きな話題を呼んでいる楽曲。
映画のすべての撮影が終わった際に、野田洋次郎が感謝の気持ちを込めて山田洋次監督にデモ音源を贈ったのが、この楽曲の始まりだった。
野田は「特に志村さんが亡くなったこともあり、それはひとつ香りとして残したいと思いましたし、僕たちが通ってきた感情みたいなものを歌詞で残しておきたい、あの世界が音としてもこの世にずっと残っていってほしいと思った。この映画への僕なりの貢献をしたかったし、『僕からの手紙と思って受け取ってください』という気持ちで送りました」と、楽曲制作のきっかけを語っている。
初めは主題歌として意識して制作した楽曲ではなかったとのことだが、野田からデモを受け取った映画のプロデューサーが曲に感銘を受け、「過去と現代、現実と虚構、そして天国を繋ぐこの特別な曲を、ゴウとテラシンを演じた菅田さんと野田さんに歌ってもらい、主題歌とすることで映画が完成すると確信した」と、この曲が映画の主題歌に決定した。
楽曲を受け取った菅田将暉は「『感謝の気持ちを込めたお手紙です』という形で曲をいただき、感動しました。撮影がストップし、みんなが動けなくなっているなかで『なんとか動きだそう』という気持ちにさせてくれた。自分自身が出演している映画で主題歌を歌うというのは少し抵抗感があるのですが、今回は自然な流れで歌えました」と楽曲への想いを語っている。
8月20日、RADWIMPSが出演する『FUJI ROCK FESTIVAL ’21』のステージに、菅田将暉がゲスト出演することも決定。映画『キネマの神様』主題歌「うたかた歌」(RADWIMPS feat.菅田将暉)をライブで初パフォーマンスする予定だ。
PHOTO BY Takeshi Yao
リリース情報
2021.08.06 ON SALE
RADWIMPS feat.菅田将暉
DIGITAL SINGLE「うたかた歌」
2021.11.23 ON SALE
RADWIMPS
ALBUM『(タイトル未定)』
「うたかた歌」配信リンク
https://lnk.to/RadMSUU
映画『キネマの神様』 作品サイト
https://movies.shochiku.co.jp/kinema-kamisama
『FUJI ROCK FESTIVAL ’21』OFFICIAL SITE
https://www.fujirockfestival.com
菅田将暉 MUSIC OFFICIAL SITE
https://sudamasaki-music.com/
RADWIMPS OFFICIAL SITE
http://radwimps.jp/