■「この映画は、主題歌『彼方で』があってこそ完成されており、曲の大切さを考えたときに、曲単体で何か形として残したいと思いました」(『映画 太陽の子』プロデューサー・森コウ)
主演・柳楽優弥、有村架純、三浦春馬の豪華共演で、”日本の原爆研究”を背景に、時代に翻弄されながらも全力で駆け抜けた若者たちの、等身大の姿を描いた青春グラフィティ『映画 太陽の子』が8月6日より公開される。
太平洋戦争末期に存在した「F研究」と呼ばれる“日本の原爆研究”。その事実を背景に描かれた本作の監督・脚本は『青天を衝け』など多くの話題作を手がける名手・黒崎博。彼が10年間大切に温め続けたこの企画に共鳴し、柳楽優弥、有村架純、三浦春馬、田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也、そしてピーター・ストーメアが参加。音楽にはアカデミー賞(R)5部門ノミネートの『愛を読むひと』のニコ・ミューリー、サウンドデザインに『アリー/ スター誕生』のマット・ヴォウレスと、ハリウッドスタッフが続々と参加。さらに主題歌を、製作陣の熱い想いを受け止めた福山雅治が担当し、心に染みるバラード「彼方で」で物語を深く彩る。
そしてこのたび、福山雅治が歌う主題歌「彼方で」にのせ、困難な時代でも、互いを、未来を見つめる3人の姿を切り出した特別映像が解禁された。動画では、柳楽演じる修、有村が演じる世津、三浦が演じる裕之の3人の想い・絆にスポットをあて、彼らが未来へ向けて駆け抜けた300日の日々を紡いでいる。
波間を漂うボートの上でどこか遠くを見つめる柳楽優弥演じる、主人公・修の姿が映し出され、音楽がスタート。修と、幼馴染の世津(有村架純)、修の弟・裕之(三浦春馬)の3人で過ごすひと夏を切り取った映像とは対照的に、時折挟みこまれる戦時中の記録映像が、戦争の凄惨さや人類の愚かさを突きつける。最後は、「いっぱい未来の話しよう」と固く手を繋ぎ合う3人の姿で締めくくられ、この映画が届けたい“未来への想い”が胸に突き刺さってくる。
この特別映像の編集を手がけたのは、MTVビデオミュージックアワードにノミネートされ8億回を超える再生数を叩き出したマシュメロの「Happier」のミュージックビデオや、MGM製作『スターゲイト オリジンズ』シリーズなどを手掛けた、アンジュム・アグラマ。ロサンゼルス出身のアグラマは、かねてより親交があったプロデューサーの森コウづてで観た本作に大きな感動を覚え、今回のミュージック動画の制作を買って出たという。
『映画 太陽の子』は、明日8月6日より全国公開される。
■アンジュム・アグラマ コメント
『映画 太陽の子』を拝見し、すぐさまに、核軍拡競争の史実を伝えながらも、非常に感動的で人間的なアプローチをとっていると感じました。この映画は個人的な問題と世界規模での問題、両方のバランスが上手くとれており、シュウ、ヒロユキ、セツの挑戦と夢に向かう姿に共感することができ、とても楽しむことができました。このプロジェクトに参加できると伺いワクワクしましたし、福山雅治さんの美しい曲に合わせて、『映画 太陽の子』の映像をアレンジするというアイデアがすぐに気に入りました。
「彼方で」は、本作の主人公が体験する愛、ノスタルジア、喪失という生身の感情を完璧に捉えているため、編集者としての私の仕事は非常に苦労の少ないものでした。歴史的にとても重要な時代を背景に、シュウ、ヒロユキ、セツの人生の個人的な側面を中心にこのビデオを形作ることができ、とてもうれしく思います。この作品をご覧になるすべての人が、何らかの形で自分自身の人生の点とこの作品の点を繋ぐことができることでしょう。■森コウ『映画 太陽の子』プロデューサー
この映画は、主題歌「彼方で」があってこそ完成されており、曲の大切さを考えたときに、曲単体で何か形として残したいと思いました。「彼方で」が持っている意味とメッセージを捉えたときに、本作で描かれる若者たち3人の物語を、この曲を通して伝えたいと思い、修、世津、裕之にフォーカスすることをテーマに、アンジュムさんとディスカッションしながら、彼女が感じたことを映像に表現してもらいました。
今回の日米合作はとても高いレベルで、そのクオリティを考えたときに、今回の動画には技術と情熱とを併せ持つクリエイターが必要で、独特のエッジを持つアンジュムさんが真っ先に浮かびました。彼女はハリウッドのセンスを生かしながらも日本人の感覚も見事に掴んで、楽曲と本作の魅力を最大限に引き出してくれました。何よりアンジュムの作品と歌への思いは非常に熱いものでした。ぜひこの動画で何かを感じていただけたらうれしいです。
映画情報
『映画 太陽の子』
8月6日(金)全国公開
監督・脚本:黒崎博
音楽:ニコ・ミューリー
主題歌:「彼方で」 福山雅治
出演:柳楽優弥 有村架純 三浦春馬 他
配給:イオンエンターテイメント
(C)2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ
『映画 太陽の子』作品サイト
https://taiyounoko-movie.jp/