■[Alexandros]のマネージャーは、レーベルに「RX-RECORDS」と名付けるほどの大のガンダムファン!
興行収入19億円を超え、大ヒット公開中の映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』。
7月27日に実施されたトークイベントに主題歌を手掛けた[Alexandros](川上洋平、磯部寛之、白井眞輝、リアド偉武)、小形尚弘プロデューサーが登壇し、楽曲制作の裏側や音のこだわりについて語った。
観客の暖かく盛大な拍手に包まれるなか登壇したゲストが会場や中継先に向け感謝と共に冒頭の挨拶を述べ、イベントはスタート。
まずは、小形プロデューサーが、『閃光のハサウェイ』と[Alexandros]の“馴れ初め”として、
「いつものファン層と雰囲気が違うので新鮮です。ガンダムは素晴らしいファンの方に囲まれているが、作品はやっていくごとに新しいファン、若い世代に観てもらいたい思いがありました。30年前の小説なので難しいかなと思いつつ、[Alexandros]とタッグを組むことで、新しい方々をお迎えして、いい掛け算になるといいなと考えていました。そんな中で、[Alexandros]のマネージャーさんがガンダムファンで…これはPRで活躍してくれる! というのも感じて依頼しました」
と、コメント。
[Alexandros]のマネージャーは、レーベルの名前をRX-RECORDSと名付けているほどのガンダムの大ファンのため、メンバーとしてはそうした意味でもうれしい話だったようだ。
「速攻でマネージャーに連絡しないとなと。デビュー当時から『ガンダムと仕事ができたらいいね』と話していたのでうれしかったです。今まで見たことない顔をして喜んでくれました」と川上。
また、完成された『閃光のハサウェイ』を観た感想を聞かれ、メンバーそれぞれが語った。
「曲を作る際は、小説を読んでいたので内容はなんとなくわかっていましたが…絵コンテの状態で観ましたね。それだけでも楽しめました。実際に完成したものを観ると、もう観たことないくらい印象が変わりました。これがアニメなのかと目を疑うほどですね。自分は正直アニメに馴染みがなくて、実写ばかり観ているんですけど、実写映画に通ずる重みを感じました。映像から伝わる没入感といいますか、感情移入できることに驚きました」(川上)
「かっこよかった。本当にかっこよかった。初めてオアシスのライブに行った際の、リアム・ギャラガーが登場したときと同じくらいの圧倒さを感じました」(磯部)
「時間の描写が本当にリアルでしたね。実際に目の前で戦争が起きている描写の時間軸の進み方が本当にリアルでした。火花が散るシーンとか、とにかく非現実的じゃなく感じる。目の前で起きても不思議じゃない。恐怖すらも感じます。まるでスクリーンとここが繋がっている感覚になりました。」(白井)
「歴史がある映像作品に自分もかかわることができ、光栄でした。皆さんと同じように映画館で観て、最後に主題歌を聞いたときは鳥肌が立ちました。ガンダム作品はヒューマンドラマの奥が深いと気づきました」(リアド)
大絶賛をうけた小形は「オアシスと比べられるなんて、大変光栄です。励みになります。ありがとうございます」と述べた。
続いて、トークは本作の楽曲の話題へ。主題歌「閃光」が現在ストリーミングと動画再生総数を合わせて3,000万再生を超え、歌詞がハサウェイの気持ちをよく捉えているという感想があがっていることに対し、
「緊張した瞬間ではありました。文字は強烈な武器なので、そこで食い違いがあったり自分の主観がありすぎると、批判があるのかなと不安でしたが、オファーをいただいたからには自分の感じたものは投影したかったです。正直にメロディーに乗せた歌が正義なのかなと。YouTubeとかのコメント欄で皆さんの考察が見受けられて…頑張ったかいがあったなと光栄な気持ちでした」(川上)
「歌詞のサビについて何度もやりとりしました。川上さんが小説を読み込んでくれて、前作の『逆襲のシャア』に登場するクェスの女の子の髪色を質問をされて…これは緑がかった青色なので、これは碧色ですと話したりして作りました」(小形)
と、意外な制作の裏側を語った。また、現在行っているツアーでの「閃光」の[Alexandros]ファンの反応を聞かれ、
「すごく盛り上がります。待ってました感がすごかった。演奏中にバッと会場を観たときにうわぁっと盛り上がっているのを見ると気持ちよかったです」(磯部)
「まだまだポテンシャルがあるなと、目だけでも熱いカタルシスを感じる。声を出せるようになったとき、もっとすごいんじゃないかなと思います。」(リアド)
ツアーに参加した小形は、普段とは違う[Alexandros]の演奏を間近で観て、
「ファンの方々に受け入れてもらえるのかなと、ドキドキでしたが、非常に盛り上がってくれてうれしい」
とファンの熱狂的な反応に圧倒されたようだった。
トーク後半では、公開中の主題歌「閃光」MV、アニメコラボMV、ライブ映像と3種類の映像それぞれに寄せられたガンダムファンからのコメントがMCにより読み上げられた。これに対し、
「マネージャーがアニメコラボのとき、同志に認めさせてやると、シーンを使う解説とか、コメントも読んで、反応したりと、とても愛を感じました」(白井)
「熱い解説だったね(笑)」(磯部)
「MVよりも熱を感じたよね(笑)。丁重に扱っていたなぁ」(川上)
とマネージャーの愛の深さを語り、小形は「マネージャーさんのリスペクトの高さに感激でした。お互いの愛が相まって良いものができたと感じましたね」と、それぞれの濃厚なガンダムファンからの言葉に感激した様子で述べた。ここで入場者プレゼントとしてコラボステッカーに対して、川上は「さすがだなと。早くほしいです。大切に持っていてね」とコメント。
そしてトークも終盤となり、最後の挨拶。小形は「[Alexandros]と作品とで、良い相乗効果のプロジェクトになったと思っています。実際、依頼した理由として、グローバルに活躍していらっしゃるということも大きかったので、これからも本作と主題歌『閃光』を愛していただけるとうれしいです」と、[Alexandros]とともに世界進出への意気込みを語った。
川上は、「ガンダムファンの皆さんから、たくさんコメントがありました。すべてのお言葉がうれしく、暖かく迎えてくれたことをありがたく思っています。そして、単純にエンタメというか、こうして登壇して映画の舞台挨拶をすることが新鮮で楽しく、光栄でした。“鳴らない言葉をもう一度描いて”って、音、文章、そして絵で描くのがアニメーションだと思うんですけど、実は『閃光』は全部がサビの一説になっていて、歌詞の秘密なんです。全体をとらえてもらえたらと思います。楽しんでください」と最後に歌詞の秘密をあかすサプライズで締めくくり、会場をあとにした。
リリース情報
2021.05.05 ON SALE
SINGLE「閃光」
映画情報
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』
大ヒット公開中
配給:松竹ODS事業室
(c)創通・サンライズ
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』公式サイト
http://gundam-hathaway.net/
[Alexandros] OFFICIAL SITE
https://alexandros.jp/