■「すごく心強くて、お互いフラットで。そういう関係性がゴウちゃんと淑子と似ている感じがあって、すごく居心地もよかったですし、菅田さんでよかったなと改めて思いました」(永野芽郁)
松竹映画100周年を記念した作品となる『キネマの神様』(8月6日公開)より、ゴウと淑子がお互いの想いを交わす本編シーンが解禁となった。
本作は日本映画界を代表する山田洋次監督のもと豪華キャストが集結。撮影の中断など幾多の困難を乗り越えた奇跡の作品として完成した。1960年代頃の映画撮影所を舞台にした青春の日々から、50年後の現代まで時代を越えて“キネマの神様”を信じ続けたゴウの奇跡の物語が描かれるが、菅田将暉と永野芽郁は本作で3度目の共演となる。
菅田は映画監督になる夢を追いかけて映画撮影所で助監督として働く青年ゴウを演じ、永野は映画撮影所の近くの食堂で働く看板娘・淑子を演じる。
菅田と永野は、かつてドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』で共演。同ドラマでの教師と生徒との役柄から、本作では、はがゆい恋模様を描く関係となった永野との3度目の共演を楽しんだといい、「永野さんは誰よりも集中力があるから、お芝居をするときに楽しいんですよね。(教師と生徒役だった)前回は立場がはっきりしていたんですが、今回は対等にやれた感じが楽しかったです」と、永野との共演を振り返った。
淑子はゴウへ恋心を抱きながら、夢をひたむきに追いかけるゴウを見守る役柄。前回の共演とは180度変わった役柄を演じることになるが、永野はそこに不安はなかったといい、「すごく心強くて、お互いフラットで、お話するときはするし、しないときはしないしという、そういう関係性がゴウちゃんと淑子と似ている感じがあってすごく居心地もよかったですし、お芝居もやりやすかったです。菅田さんでよかったなと改めて思いました」と、2度の共演を経て、本作では恋に落ち、過去から現代へ50年間ゴウに寄り添いながら愛を貫く淑子として、菅田と共演することへの想いを明かした。
菅田と永野が演じることになる1960年代の夢にまっすぐに生きるゴウと、そばで見つめる淑子は青春時代でどのような結末を迎えるのか。ふたりが描く恋模様が50年後の現代で迎える“奇跡”とは? 菅田と永野が3度目の共演で魅せる昭和の恋の行方に注目しよう。
“映画”を愛し続け、挫折を味わいながらも夢を追いかけたゴウが時代を越えて織り成す青春と家族のありようが描かれる温かな物語が、この時代を生きる人々にエールを贈る本作。かつてない苦境に直面しながらも、映画と夢を諦めることのなかった映画を愛する者たちによって完成された奇跡の映画が、8月6日、日本中を夢と感動に包み込む。
映画情報
『キネマの神様』
8月6日(金)全国ロードショー
監督:山田洋次
脚本:山田洋次 朝原雄三
原作:原田マハ「キネマの神様」(文春文庫刊)
出演:沢田研二 菅田将暉
永野芽郁 野田洋次郎 / 北川景子 寺島しのぶ 小林稔侍 宮本信子
主題歌:「うたかた歌」RADWIMPS feat.菅田将暉
配給:松竹
(C)2021「キネマの神様」製作委員会
映画『キネマの神様』作品サイト
https://movies.shochiku.co.jp/kinema-kamisama