■「10代最後の夏、すべての想いをこの作品に込めました」(上白石萌歌)
全人類待望の夏休みが帰ってくる!?
数々の漫画賞で話題を呼んだ田島列島の大傑作コミック『子供はわかってあげない』が、待望の映画化。沖田修一監督(『横道世之介』他)最新作は、水泳×書道×ガールミーツボーイ×アニヲタ×家族×迷!?探偵×本当の父探し×元教祖=まさかの超青春映画(ハート)!
主人公・美波を演じるのは、上白石萌歌。『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(2019年/NTV)、『いだてん 〜東京オリムピック噺〜』(2019年/NHK)、『教場II』(2021年/CX)など話題作に出演。相手役のもじくんこと門司役には、超新人ながら石井裕也監督『町田くんの世界』(2019年)で主演に大抜擢され、今年は『花束みたいな恋をした』(土井裕泰監督)、『ドラゴン桜』(2021年/TBS)に出演するなど、今大注目の若手俳優、細田佳央太。
美波が幼いときに離婚し、行方がわからなくなってしまった実父の友充役に豊川悦司。もじくんの兄であり、ストーリーの鍵を握る探偵役に千葉雄大。美波の母親である由起役に斉藤由貴。美波の育ての父には古舘寛治。実力派の名優陣が演じる大人たちが物語をカラフルに広げる。
原作は、『第24回手塚治虫文化賞』新生賞を受賞、また『マンガ大賞2015』2位や数々の漫画賞を受賞した田島列島の『子供はわかってあげない』。軽やかで味わい深く、おとなの気づきが多いと幅広い層に熱く支持されている。監督は、『南極料理人』『横道世之介』など、手がけた作品たちが愛され続け、新作が待ち望まれる沖田修一。ユーモア溢れる、あたたかい人間ドラマを描いてきた沖田監督が、初めての漫画原作の映画化で、10代の不器用に揺れる心を、まっすぐ描き出す。美波の感情が高まるクライマックスは沖田監督の新境地となる。夏を失ってしまった2020年。今だからこそ届けたい、ニッポンの夏休み!
そして、このたび、映画『子供はわかってあげない』より、上白石萌歌演じる主人公、美波のあらたな場面写真が解禁された。
美波の実父、友充(豊川悦司)と友充の近所に住むじんこちゃん(中島琴音)と美波が水遊びをする夏を感じさせる一枚、もじくん(細田佳央太)との会話でひと夏の冒険が始まりそうな、気づきのある表情をする美波を捉えたカット、そして美波が物思いに耽るように浜辺に座り、夏の終わりを感じさせる切ない表情を浮かべている写真…。それらは、ひと夏のはじまりから終わりを感じさせるような、様々な表情を浮かべる美波の姿を切り取っており、かけがえのない時間を経て少女が成長する物語としても期待が膨らむ場面写真となっている。
監督の沖田修一は、上白石に対し、「上白石さんにとって10代最後の夏に(本作のために)髪を切らせ、あり得ないくらい日焼けをさせ…大変なことをしていたんだと思います。でも彼女にとって大事な1本になったらいいな、それが美波だったらいいなという想いでお願いしました」とコメント。これに対し上白石は「10代最後の夏、すべての想いをこの作品に込めました」と互いに本作に対する強い想いを明かしていた。
美波が過ごすひと夏と、上白石が全力で駆け抜けた10代最後の夏が見事にリンクし完成した本作。なにげに「ワケあり」だったりする人々の事情も、ゆるやかに優しく受け止めていく。じんわり味わい深い余韻とともに、明日に向かう勇気がわいてくる珠玉のハートフルムービー『子供はわかってあげない』は、8月13日テアトル新宿先行公開、8月20日全国公開! 2020年に失った夏を取り戻そう!
映画情報
『子供はわかってあげない』
8月20日(金)全国公開
8月13日(金)テアトル新宿先行公開
出演:上白石萌歌 細田佳央太 千葉雄大 古舘寛治/斉藤由貴/豊川悦司
監督:沖田修一
脚本:ふじきみつ彦 沖田修一
音楽:牛尾憲輔
原作:田島列島『子供はわかってあげない』(講談社モーニングKC刊)
企画・製作幹事:アミューズ
配給:日活
制作プロダクション:オフィス・シロウズ
(C)2020「子供はわかってあげない」製作委員会 (C)田島列島/講談社
映画『子供はわかってあげない』作品サイト
agenai-movie.jp