■「これほど“頑張ってイケメンにならなきゃ!”って思ったのは初めてかもしれない(笑)」(Hey! Say! JUMP・伊野尾慧)
スタイリッシュなスーツ姿でオトナの微笑みを見せる伊野尾慧に、地味なメガネ姿で人との関わりを拒むように目線を外す神宮寺勇太。そんなふたりを優しく見守る岡田結実。3人のキャラクターと関係性が見事に伝わるこのビジュアルは、8月7日からスタートする伊野尾慧主演『東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察 Season1』のポスターだ。
本作は、完全記憶力という“異能”を持つ民俗学の准教授と、人の嘘がわかるようになってしまったが故に“孤独”を抱える少年が、様々な怪異事件の謎解きを通じて、人とつながることの大切さを描いたヒューマンミステリー。
准教授・高槻彰良(たかつき あきら)役にHey! Say! JUMPの伊野尾、高槻の教え子・深町尚哉(ふかまち なおや)役にKing & Princeの神宮寺。そして、高槻研究室に所属する大学院生・生方瑠衣子(うぶかた るいこ)役に伸び盛りの女優・岡田結実とくれば、ドラマへの期待値は爆上がり! 放送まで1ヵ月を切った本作のスタートを前に、ポスター撮影のレポートが到着した。
■伊野尾は「イケメンという枕詞にプレッシャー」⁉
英国紳士風のスーツを着てスタジオに現れた伊野尾は、すでにクールでオトナな雰囲気を醸し出していた。伊野尾が演じる高槻について台本のト書きには「大学教員らしからぬ風貌。上質な三つ揃いのスーツ姿」とある。今回の衣装についてスタイリストに話を聞くと「原作の表紙(のイラスト)で高槻が着ていたスーツが紺色ベースで統一されていたので、それを参考に、伊野尾さんのサイズを計らせていただき、3着のオーダーメイドスーツを作った。今回はその内の1着」と教えてくれた。伊野尾の体と動きに沿うように作られたこだわりのスーツ、他の2着の登場も放送内でぜひチェックしよう。
ポスター撮影が行われたのはクランクイン前の4月某日。まずプロデューサーから伊野尾にポスターの世界観が語られた。「これから不思議な世界を案内するよ、と生徒たちに優しく諭すように口角を上げた感じで」という言葉を伊野尾は瞬時に飲み込んだようで、カメラの前で次々ポーズを変えていく。顔や体の角度を変えながら、アゴに手を添えたり、胸の前で両手を組んだり……そのたびにモニターを見ていたスタッフから「絶妙な微笑み!」「色気がスゴイ!」「手がキレイ!」と歓声が起こる。勘のいい伊野尾のお蔭で、20分弱という速さで撮影は終了した。
その直後、ポスター撮影の感想を聞くと、伊野尾は「原作も読ませていただいたのですが、そこに書かれていた高槻の枕詞にはビックリしましたね。というのも小説内に何度も“イケメン”と書かれていて、これだけハードルが上げられている状態で高槻を演じるというのは、すごいプレッシャーに感じました。これほど“頑張ってイケメンにならなきゃ!”って思ったのは初めてかもしれない(笑)」と大きな笑顔を見せた。
■神宮寺「サラストの僕が見られるのは、この作品だけ!」
続いてスタジオに現れた神宮寺はすでに尚哉そのもの! 少し目にかかるぐらいの長めの前髪に、地味で無難な服装にメガネ姿と“どこにでもいる大学生”といった雰囲気。アイドルが放つキラキラオーラを完全に封印していた。まずは劇中で使う学生証用の写真を撮ったのだが、モニターに映し出されたその姿は“原作の表紙から飛び出した”という言葉が全くの大袈裟でなく、尚哉がそこにいた。プロデューサーから尚哉像について「人と心の距離感がある」「あまり人と関わりたくない感じ」と説明された神宮寺は、大きな仕草は見せず、ほぼ目だけで表現していく。モニターを見ていたスタッフは「完全に尚哉!」と大喝采。さらに「美しい黒髪!」「見事な天使の輪!」と神宮寺のヘアスタイルに対しても声が上がった。
撮影終了後に感想を聞くと、神宮寺は「実は昨日、髪の毛を切りに行ったのですが、もし今日スタジオに入ってスタッフの皆さんから“ちょっと違う”と言われたら、どうしよう……と本当に不安でした。でも、スタジオに入った瞬間に“尚哉が来たかと思った”と言っていただけて、今日はもう満足しています!」と興奮気味に語った。
さらにヘアスタイルについて聞くと「ファンの方がよく“サラスト(※1)”と言ってくださるのですが、仕事の時の僕はこういうサラストではなく、いつも髪の毛に少しウェーブとかニュアンスを付けるようにしています。なので、今回のこの髪型に、僕のファンの方は喜んでくれるんじゃないかなぁと勝手に想像しております。サラストの僕が見られるのは、この作品だけだと思いますよ(笑)!」と、いたずらっぽく笑った。
(※1)サラサラストレートヘアの略
■「民俗学って奥が深い!」“丑の刻参り”など予習して撮影に挑んだ岡田
ラストは岡田の撮影。岡田演じる瑠衣子は普段、メガネをかけたキャラクターなのだが、その中でも一番原作のイメージに近いメガネをチョイスし撮影に臨んだ岡田。女優だけでなくモデルの仕事も多い岡田は慣れた様子で軽やかにポーズをキメていく。「こんなに長い期間、眼鏡をかけてやる役は初めて」と言う岡田。さすが、メガネベストドレッサー賞(※2)を取っただけある! 撮影された写真が並ぶモニターを見ていたデザイナーが「どれも目ヂカラ強い!」「(写真)選び放題ですよ」と嬉しい悲鳴を上げた。
(※2)2019年10月に第32回 日本メガネベストドレッサー賞 芸能界部門受賞
岡田演じる瑠衣子の衣装についてスタイリストに話を聞くと「今回、男性陣が多いドラマなので、岡田さんには明るめの衣装を用意した。色と色を組み合わせて楽しい雰囲気にしている。といっても瑠衣子は原色というより優しい色味がイメージ」と語った。
瑠衣子は、高槻研究室に所属する高槻の助手という役なので、岡田は図鑑のような本を持って撮影した。スタッフがA4サイズ大の分厚い本を2冊「結構重いですよ」と言いながら手渡すと、本を落としそうになるリアクションをした岡田。さすがバラエティー番組で鍛えられたノリの良さ! そんなお茶目な一面を見せたかと思うと、撮影中に「原作を読んで“丑の刻参り”というのを知らなかったので調べた」と語る真面目な一面も。撮影後に話を聞くと、岡田は「原作の小説が面白くて、この世界観に(役として)入れるんだ! と思ったらめちゃくちゃ嬉しくなって“丑の刻参り”や“ワラ人形”といった、わからなかった単語を夢中で調べちゃいました。民俗学って奥が深い! こうやって瑠衣子もどんどん民俗学にハマっていったんだろうな」と役づくりの一端を教えた。
この夏、魅力的なキャラクターと圧倒的なバディ感で楽しませてくれるに違いない伊野尾と神宮寺。そして、そんな2人を絶妙な立ち位置で盛り立ててくれるだろう岡田。3人が出演する、少し怖くて、それでいて笑えて切ないヒューマンミステリー『東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察 Season1』は8月7日から東海テレビ・フジテレビ系で放送開始。
番組情報
東海テレビ・フジテレビ系『東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察』
Season1 東海テレビ・フジテレビ系全国ネット:08/07(土)23:40〜放送
Season2 WOWOWプライム・WOWOWオンデマンド:10/10(日)よる23:00〜放送・配信
出演:伊野尾慧 神宮寺勇太 岡田結実 須賀健太 吉沢悠 ほか
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