■「(Awesome City Clubの「勿忘」と松原みきの「真夜中のドア」には、)言葉はわからないけれど、なぜかノスタルジーを感じる」(海外ファンの声)
日本の最新ヒットを世界に発信する音楽番組『SONGS OF TOKYO』。レギュラー第24回は、2021年上半期ベストソングと題して話題の2曲に注目する。
Awesome City Club の「勿忘(わすれな)」と、松原みきの「真夜中のドア」。今なぜこの2曲が日本で、そして世界で爆発的な人気を集めているのか、大ヒットの理由に迫る。
まずは「勿忘」で大ブレイクを果たしたAwesome City Clubに注目。「勿忘」は2月の発表から3ヵ月足らずでストリーミング1億回再生を記録し、このヒットで一躍Awesome City Clubは人気バンドとなった。元々は、菅田将暉と有村架純の共演で話題を呼んだ映画『花束みたいな恋をした』にインスパイアされた楽曲として制作され、映画さながらの切ない歌詞が「泣ける!」と話題に。今やその人気は世界にも広まっている。
そして2021年上半期ベストソング2曲目は、「真夜中のドア」。この曲の発表はなんと1979年! 当時19歳だった今は亡きシンガー・松原みきが歌ったシティポップの名曲として40年前から愛されてきたが、いま世界中の音楽ファンがこの曲に夢中になっている。もともと“シティポップ”は1970年代後半から80年代にかけて日本独自に発展したジャンルで、欧米のビートに日本的な感性のメロディが乗る都会的なサウンドが特徴。数多くの名曲が生まれたが、時を経てヒップホップやR&Bの時代になるなか、数年前に世界中の音楽ファンがインターネットでその存在に気づく。「真夜中のドア」は世界に再発見され、いまや日本に逆輸入されている異色のヒット曲なのだ。今回番組ではシンガー、Ms.OOJAのカバーバージョンで紹介する。
「勿忘」と「真夜中のドア」、2曲に共通する魅力は何か? スタジオトークではホストの村上信五とホラン千秋が、Awesome City Clubのメンバーと「真夜中のドア」をカバーした海外ユーチューバーに鋭く迫る。取材したインターナショナルファンたちが熱く語った2曲の魅力、
「言葉(歌詞)はわからないけれど、なぜかノスタルジー(懐かしさ)を感じる」
「バブル時代といわれる東京のエネルギーを感じる」
など、2曲に共通する魅力「東京らしさ」、その秘密に迫る『SONGS OF TOKYO』に注目だ。
番組情報
『SONGS OF TOKYO』
◇NHKワールド JAPAN:07/19(月)00:10~00:38、05:10~、12:30~、18:30~
※放送同時ストリーミングでも観られます
◇総合テレビ:08/21(土)23:10~23:38
Host:村上信五
Co-Host:ホラン千秋
出演:Awesome City Club、Ms.OOJA
楽曲
「勿忘」Awesome City Club
「夏の午後はコバルト」Awesome City Club
真夜中のドア~stay with me:Ms.OOJA(カバー)
番組サイト
https://www.nhk.or.jp/songsoftokyo/