■Anly、8月4日に新曲「キャンセル待ちの恋」を配信リリース!
Anlyの全国ツアー『“Sweet Cruisin’” Tour 2021』が、7月4日、東京・恵比寿 LIQUIDROOMにて最終公演を迎えた。本来は2020年リリースの3rdアルバム『Sweet Cruisin’』をかかえ、同年5月からスタートする予定だったが、数々の延期を経て、今年の5月からのスタートとなった。
しかし、福岡、熊本での開催が中止となり、その後、札幌、沖縄も開催中止を余儀なくされた。大阪公演では、このような状況下で日頃からAnlyを応援しているファンに音楽を届けるべきだという想いのもと、急遽「無観客配信」という形での開催となっていた。
そして、この日のライブは有観客でのバンドセットとなっており、1曲目の「Taking My Time」から高揚感を感じさせるバンドサウンドで観客を魅了。待ってましたと言わんばかりに軽快で大きな拍手が聞こえた。
2曲目の「BRAND NEW DAY」では、Anlyの「今日はとってもいい日になるよ」のひと声から、観客は声援は送れずとも、会場からは歓喜の声が確かに聞こえるようだった。多幸感で溢れる会場に3曲目の「Sunshine」。陽気に包まれる日差しのなか、Anlyの歌声が安心感を与えてくれた。ライブは終始オールスタンディングで進行した。
MCで「準備はOKですか?」と観客に問いかけ暗転、「Moonlight」と「4:00 a.m」「Sleep」と深夜のドライブへと私たちを連れて行ってくれた。「4:00 a.m.」ではmahinaも登壇、お喋りのようなふたりの掛け合いは朝が来ないでくれと願わざるを得なかった。
夜のドライブが終わり、静かな語りから次の曲が始まった。“確かに輝いていた、あの時のあの人への別れの歌”として「Goodbye My Love」を熱く歌い上げた。朝焼けのなか、涙が零れそうな声が響いた。
傷ついた心を癒すかのように「愛情不足」が始まる。温かく背中を押してくれる “充電してあげる”というワンフレーズがとにかく頭に入ってくる。
「DAREDA」から世界は一変、一瞬たりとも目が離せない激しいロックサウンドが始まった。「いよいよ夏ですね!」と言い放ち始まった「SUMMER TIME SECRET」。
夜が明けた。
「カラノココロを照らすものは何?」と弾き語りから会場の熱はピークに達し、観客を乗せた車はスピードを上げていく。「We’ll Never Die」の四つ打ちでアクセルはフルスロットル。公演も終盤、「Not Alone」では観客の心の中で確かにコール&レスポンスが鳴っていた。
鳴りやまないアンコールを求める拍手のなか、Anlyが再びステージに現れた。旧友の「Go」と共に歌い上げた未発表曲。会場は再び夜の街へ帰って行った。
そして迎える最終公演、最後の曲、「星瞬~Star Wink~」。
ピアノと歌のみのアレンジだとは思えないほどの空間がそこにはあった。夜の街のドライブは次第に星に吸い込まれていき、“終わるな終わるな”という観客の思いは宇宙へ飲み込みまれていった。『“Sweet Cruisin’” Tour 2021』は終演した。
ライブ後には、8月4日に新曲「キャンセル待ちの恋」をデジタルリリースすることを発表。
真夏にリリースされる今作は、海辺で聴きたくなるような爽やかな恋愛ソングとなっており、後日公開されるMVやビジュアルも、Anlyが自らオファーしたイラストレーターとのスペシャルコラボを予定しているという。詳細はオフィシャルTwitter、オフィシャルサイトなどにて随時発表される。
また、2021年冬に全国ツアーを開催することが決定。東京、大阪、福岡含む全6ヵ所での開催となる。本公演は各メディアやアーティスト界隈でも話題となっており、Anlyが日本随一と言っても過言ではない、ループペダルを使用した公演となっている。
3rdアルバムのツアーを終え、あらたなドライブへ向かうAnlyと共に新天地へを目指そう。
リリース情報
2021.08.04 ON SALE
DIGITAL SINGLE「キャンセル待ちの恋」
Anly OFFICIAL SITE
https://www.anly-singer.com/