22/7(通称:ナナニジ)がアルバムとしては1stアルバム『11という名の永遠の素数』からは約2年4ヵ月ぶりとなるニューアルバム『旅人算』をリリースした。デビュー6周年のアニバーサリーライブを終え、いよいよ7年目を迎える、先輩メンバーの西條和と涼花萌、後輩メンバーの麻丘真央にとってはどんな日々だったのか。数多くの出会いと別れの瞬間が詰まったアルバムが完成した心境から話を始めた。
■この2年で新メンバーの色がすごく入った。新メンバー色を感じられるアルバム
──まず、2枚目のアルバム『旅人算』が完成した感想から聞かせてください。
西條和(以下、西條):最初はわりとスパン短いなって思ったんですけれども、さっき後輩メンバーが入ってから初めてのアルバムだって聞いて。後輩メンバーが入ってからもう2年も経ったんだなっていうのが意外に感じたし、この2年で新メンバーの色がすごく入った。新メンバー色を感じられるアルバムだなと思いました。
涼花萌(以下、涼花):まず、リード曲「君とどれくらい会わずにいられるか?」を聴いたときに、今までのナナニジは考えさせるような歌詞やったり、“うっ…”ってなるような曲調が多かったんですけど、ピッ!ってかけた瞬間に、“え?クリスマスかな?”っていうぐらいウキウキして。
麻丘真央(以下、麻丘):いひひひひ。
涼花:歌い出しもまおすけ(麻丘)としーちゃん(椎名桜月)で、ナナニジのアイドル部分を私的に担っているふたりが歌っていて。後輩メンバーが入って、アイドル色が強くなって、かわいいっていう感じやったので、それが前面に出ている2ndアルバムになったと思います。私、かわいいのが大好きなので、すごくうれしかったです。
麻丘:加入してから初めてアルバムを出せるということで、積み重ねてきた曲がひとつにまとまるのがうれしいし、何よりも、萌ちゃんとかぶっちゃうんですけど、私もこのリード曲「君とどれくらい会わずにいられるか?」がすごくすごく好きな曲なんですよ。
──どんなところが好きですか。
麻丘:イントロからかわいらしいんですよ。かわいらしいけど、爽やかさもあって。変にこじらせてない感じ。純粋に明るくて、ちょっと甘酸っぱい感じもあって、かわいい曲ですね。
──西條さんはどう感じました。
西條:今までにあんまりない感じだったので、自分ではどう歌えるかなって思ってたんですけど、フリ入れのときにこの衣装を有効活用した振り付けが多くて。
麻丘:スカートとかね。
西條:普段は、フリ入れで衣装を着ることはないんですけど、この曲は実際に着てみて、スカートの裾を上まであげるっていうフリもあって。衣装までも振り付けの一部になってるのがこの曲の特徴かなと思いました。逆に他の衣装のときにどうするんだろう?って、今、若干心配してます。
涼花:ほんまやね。ほんまや!
■確実にふたりの物語になってるところが、今までのナナニジじゃない
──(笑)これまでにないですよね。リア充すぎてびっくりしました。
麻丘:ちょっといたずらしちゃってね。
涼花:窓に小石を投げちゃったりね。絶対にしたらあかんけど。
麻丘:でも、そうやって、ちゃんとふたりが見えるんですよね。ひとりじゃなくて、確実にふたりの物語になってるところが、今までのナナニジじゃないなって思います。今までは誰かを思ってても、その誰かはぼんやりしてて。誰かを思ってる自分の話だったんですけど、相手とのちゃんと対話がある。ちゃんと“睨まれた”とか、“そんなこと言わないで”って言われたりしてて。
──対話というか、イチャイチャですよね。付き合ってる人と連絡を断ってみるというゲームを勝手にひとりでやってる男の子が主人公で。
麻丘:あははは。たしかにイチャイチャしてますね。
涼花:羨ましい。この曲は、歌割りが仲いいメンバー同士で組まれてたので、私はさりたん(天城サリー)と一緒なんですけど、カップルの歌だって一目瞭然やったので、勝手に私はサリたんのことを自分の恋人だと思って歌ってて。しかも、男の子のほうが“ラブ!!!!”っていう感じやないですか。私は重たい愛を向けてほしいタイプなので、サリたんが“僕”。こんなに私のことを思ってるんやんって、女の子側で想像したときにうれしくなったので、サリたんが私にちょっかいを出して歌ってるのを想像したら、よりキュンキュンしました。
──じゃあ、2階の窓から顔を出すジュリエット側なんですね。
涼花:はい!「何してんの!」って怒る側です(笑)。
西條:私は、正直、何にも共感するところがなくて。私は今までの楽曲で、共感しながら歌うほうが慣れてたので、今回の歌詞を見て、必死に共感できるところを探したんですけど…見当たらなくて。
涼花:うふふふふ。
西條:なかったんです(笑)。だから、歌詞に共感して、自分の気持ちで歌うっていう今までの歌い方をいったん捨てるというか、ちょっとシフトチェンジしないと難しいなと思ったので、私的には難しかった曲でした。
──西條さんは誰とペアだったんですか?
西條:私はルナちゃん(四条月)ですね。“西條四条”コンビで。よく間違えられるふたりで歌いました。
麻丘:私も和さんと一緒で、自分の表情や気持ち次第で、同じように歌ってるつもりでも聴こえ方が変わってくるんですよ。基本的には、誰かのことを考えてたり、その情景を意識しながら歌うと気持ちがのるんですけど、これに至っては、私も想像できなくて(笑)。だから、もう別人格というか、麻丘というよリは、“ジュリエット麻丘”になったつもりで歌ってました(笑)。きっとこの人は超好きな人がいて、その人に向かって歌ってるんだろうなって。自分っていうよりかは、誰かを作り上げて歌ったので。パフォーマンスとかしてるときも、自分から何かを伝えてるってよりかは、演じてるみたいな気持ちになっていて。ライブでも皆さんには、麻丘ではない、“ジュリエット麻丘”を楽しんでもらえたらいいなと思います。
■喧嘩して生きようとか、誰かを傷つけて生きたいって思ってる人なんてきっといないのに
──(笑)もう一曲、「世界の矛盾」が新曲として収録されています。平和への願いが込められた曲になってますね。
西條:難しいことかもしれないけど、みんながこう思えたらいいのになっていう。綺麗ごとって言われたら仕方ないんですけど、“考えてることはみんな一緒なんだろう”っていう歌詞もあって。喧嘩して生きようとか、誰かを傷つけて生きたいって思ってる人なんてきっといないのに、結果的にそういうことが起こってるという現実を秋元(康)さんが書いてくれている。“ちょっと冷静になろうよ”っていう言葉が本当に少しでも多くの人に届いてほしいなって思います。日本語なので届く人は限られてるのかもしれないですけど、この歌詞がひとりでも多くの人に伝わってほしいです。
麻丘:歌詞もメッセージ性が強くて、さすが秋元先生だなって思ったんですけど、この歌詞のメッセージ性をさらに強くしてるのは振り付けなんですね。振り付けを見ると、余計にこの曲が何を伝えたいのかが伝わる。しかも、ひとりだと出せない厚みがあるというか。ひとりで歌うよりもやっぱりグループで、複数人のメンバーで歌って踊るから伝わる曲だと思うので、ぜひパフォーマンスを見ていただきたいです。
■グループ全体で表現してるから、ひとりじゃ成り立たない振り付けが多い
──どんなフリになってるんですか。
涼花:難しいー。
麻丘:とりあえずめちゃめちゃ難しいんですけど、ひとりでやる難しさじゃなくて。グループ全体で表現してるから、ひとりじゃ成り立たない振り付けが多くて。まず、3列に並んで、下を見ずに、前を見たままジグザグに移動していくんですね。みんな自分の感覚で動いて、ぶつからないようにしたり、みんなで手を繋いでチェーンを作って、その鎖をほどけるか、ほどけないかみたいなのを表現したりしてる。グループみんなでやるからこその迫力がでる曲なので、みんなでできてよかったなと思います。
西條:1stシングル「僕は存在していなかった」のカップリング「地下鉄抵抗主義」の振り付けをしてくださった方が、5年ぶりに来てくださって。私たちはちょっと懐かしさも感じつつ、後輩メンバーのみんなも必死についてきてくれてて。振り付けの形というよりは、そこに乗ってる気持ちを優先してくださる方々なので、気持ちを持っていくのは大変ではあったんですけど、「地下鉄抵抗主義」のときもそういえばこんな感じで大変だったなと思いながら、ちょっと懐かしさを感じてました。
涼花:私は「地下鉄抵抗主義」の頃はまだ参加してなかったので、直接、教えてもらうのが初めてやったんですけど、当時も挨拶はしてたので、お久しぶりですってなって。私はダンスがあんまし上手じゃないので、懐かしさよりも、ついていくのに必死っていう感じでした。
麻丘:アニバーサリーライブの後、めちゃめちゃ褒めていただきましたよね。曲自体が初公開で、パフォーマンスも初披露だったんですけど、振り付けの方たちがチームで見に来てくださってて。「素晴らしかった」って言ってくれて。
涼花:ほっとしました。曲としては、リード曲が今までのナナニジと違うなって思ってたら、こっちにナナニジらしさ全開の曲がきて。しかも、今の世界情勢的に胸にくる部分もある曲やって。メッセージを伝えるのが得意なメンバーたちが多いナナニジがこの曲をいただいたことで、聴いている人にも伝えられることが多いので、すごくうれしい曲をいただけたなって思いました。
──ナナニジとしてはどんなメッセージを伝えたいですか。
涼花:私はメッセージ性が強い曲を歌ってるにも関わらず、その中でいつも「愛があるって素敵やね」みたいなことを言ってきてて(笑)。今回もいちばん、胸にきたのが、りのち(望月りの)が言ってる“「もう一度 愛を信じてみるのはどうかな」”っていうセリフやったんですよ。“そうよな〜!愛があれば、みんな幸せになれるよな〜!! ”って再確認できました。
麻丘:歌詞は全体的にどこをとってもメッセージ性があるんですけど、特に私は、冒頭の歌詞が好きですごい刺さって。曲の始まり方も、イントロがなくて、すぐに歌詞に入るので、すっと入ってきて好きです。
西條:結構、いろいろあるんですけど、私は“味方だよ みんなが味方/「同じ時代に生きてる」”とか、“人間なんて 構造はみんな同じなのに…”っていうところに共感して。世界というふうに大きく括らなくても、メンバー内とか、すごい小さなコミュニティであっても、同じことが言えるなって。たしかにみんな違ってるようには見えるけど、根本的に人間っていうのは一緒だし、嫌われようとして生きてる人もいないし、人を嫌おうと思って生きてる人もいない。それなのに、ちょっとしたことで誤解されてしまう。この歌詞は、秋元さんが直球で書いてくれてるので。
麻丘:めちゃ直球。
西條:遠まわしな言い方をせずに直球なので、素直に1個ずつを紐解いていけば、もっとみんなが生きやすくなれるのになって思ってます。理想論なのかもしれないんですけど、まずは身の回りからやっていければ、ちょっとずつ広がるんじゃないかなって思ってます。
──ありがとうございます。また、本作は先輩メンバー、後輩メンバー、卒業して行ったメンバーが出会った瞬間に生まれた既発曲も多数収録されています。それぞれのお気に入り曲を1曲ずつ教えてください。
麻丘:全部好きだけど、特に曲として好きなのは、「Just here and now」ですね。プライベートでも、最近よく聴いてるんですけど、曲の進行がめちゃめちゃ好きで。しかも、ここぞっていうところで、ガツンとセリフが入ってくるのもすごくよくて。この曲、本当におしゃれだし、テンション上がる。ナナニジらしさとはちょっと違うけど、私の気持ち上げてくれるし、今回、セリフを(白沢)かなえさんから引き継がせていただいたのもあって、さらに大切な曲になりました。
──「理由がなきゃダメ?」っていうセリフですよね。萌さんは?
涼花:えー、いちばんですか。決めれへんくて。
──(笑)じゃあ、ひとまず思いつくまま挙げてみてください。
涼花:いいですかー。「曇り空の向こうは晴れている」は曲も好きなんですけど、後輩メンバーたちのことが一気に顔がぽぽぽんと現れるので好きで、「僕は今夜、出て行く」もれいにゃん(宮瀬玲奈)とかなえる(白沢かなえ)の顔が出てきて好きやし。
麻丘:うんうん、めっちゃ出てくる。
涼花:ふふふ。「覚醒」は卒業したメンバーたちがすごい出てきて好きやし、決められへんって思ってたところに、今回の「君とどれくらい会わずにいられるか?」が現れて。これがいちばん好きな理由が、私本当にクリスマスが大好きなんですよ。
麻丘:“星降る冬の夜に”ね。
涼花:そう!1サビ前。こちらの歌詞を見てください。“冬の夜に君の家に行く”が、もうイブやん!って思って。
麻丘:イブですよね。
──(笑)イブとは書いてないですけどね。
涼花:振り付けも歌ってる子以外はみんなでお空を見あげて。もうキュンキュンして。その4曲がいいバトルをしてます。選べなーい。
■「覚醒」で卒業してたメンバーが多いので、初期メンバーの顔が思い浮かぶ曲
──「覚醒」は初代リーダーの帆風千春の卒業後、初のシングルで、このシングルを持って、4人のメンバーが卒業した時期でもありました。ライブではコールとクラップで盛り上がる、情熱が燃えるような曲になってますが。
涼花:すごい燃えますし、“走り出そう”って言ってるから、やる気に満ち溢れて、朝に聴いたら、「あ、布団から出な!」ってなります。でも、私の中では「覚醒」で卒業してたメンバーが多いので、初期メンバーの顔が思い浮かぶ曲です。ちはるん(帆風千春)は歌ってないんですけど、ちはるんと(佐藤)麗華ちゃん(帆風の担当キャラクター)も一緒に歌ってる気持ちになります。
──そして、「曇り空の向こうは晴れている」は後輩メンバーが加入した後のシングルでした。
涼花:セリフを後輩メンバーの3人言ってくれてるんですけど、セリフって私、もう6年やってるのに未だに難しいなって思うのに、みんな入ってすぐに、すごく上手に言ってて。胸に届くセリフを言ってるので、“あ、入ってきてくれてありがとう”って後輩たちの顔が円になって浮かび上がります。「僕は今夜、出て行く」は、みんなが入ってきてくれて、新体制になってから初めて卒業したれいにゃん(宮瀬玲奈)のシングル曲なんですけど、れいにゃんと披露できたのは1回だけで。
麻丘:そうか。リハをたくさんやってるからそんな感じしないけど、1回しか一緒にやれてないんだ。
涼花:そう。MVでキャラとして踊ったりもしてたので、何回も踊ってはいたんですけど、ファンの方に見せたのは一度きり。すごく切ないんですけど、かなえるの卒コンでも、れいにゃんのセリフのところをかなえるが言って。今までは、きちんと卒業コンサートっていう形で送り出すことがあんまりなかったので、ふたりに対しての“今まで一緒に活動してくれてありがとう”と“これから頑張ってね”っていう気持ちがこもった曲です。
──西條さんは?
西條:私は「覚醒」かな。当時、一気にメンバーが旅立ったっていうので、先輩メンバーじゃあのとき、“少なっ”ってなっていて。控え室で集まるたびに「少ないな〜」って言い合ってたし、どうなるんだろうって思っていて。本当はふたりで歌うところがひとりになったり、結構、心細い時期だったときに、「覚醒」に“つまらなかった日々耐えたじゃないか”っていう歌詞があって。耐えてきたじゃないかっていうので、今までの期間いろいろあったけど、それを乗り越えてきた、あのとき、6人?
涼花:6人やった。
西條:そこで、先輩同士の絆がより深まって。今まで一緒に頑張ってきた6人だから、今こそ踏ん張ろうって、この曲で思ったし、「曇り空の向こうは晴れている」までの間は、過去曲を新メンバーが一緒にやってくれたんですけど、そのときに、やっぱり新メンバーが「覚醒」を歌ってくれている場面がうれしくて、心強くて、すごく救われたのを覚えていて。もちろん、入ってきてくれた後の新曲「曇り空の向こうは晴れている」も印象深いんですけど、その直前の「覚醒」は先輩同士もそうだし、後輩ともいちばん思い出がある曲になってますね。
■「目指そう!東京ドーム!」ってはっきり言ったことによって、メンバー内でも目標が決まった
──現在は、グループとしてはどんな状態ですか?
麻丘:アニバーサリーライブを経て、上向きに進み出せてるんじゃないかなっていうふうに思います。それは、メンバーもなんですけど、ファンの方の空気感も含めて、前向きになれているなっていうふうに感じています。
涼花:後輩メンバーたちも2年近く一緒にいるので、馴染んでるな〜と思います。今まで「後輩メンバー入ってどうですか?」っていう質問が多かったんですけど、どうにもなってないですっていうぐらい、もうもとから一緒にいたんじゃないかなっていうくらいの関係性が出来上がっていて。アニバーサリーライブの劇内で「目指そう!東京ドーム!」ってはっきり言ったことによって、メンバー内でも目標が決まったり、ファンの方もメンバーがそこに行けるように応援するねっていうふうになってて。まおすけが言ったように、闇雲に頑張るとかじゃなくて、目標に向かってみんなで頑張っていこうっていう状態に今なってる。いろんなことを経験したから、新しく経験することはもうそんなにないんじゃないかなって思ってたのに、まだあったっていううれしい発見が見つかりました。
西條:最初はやっぱりお客さんっていう印象というか、曲でもなんでも新メンバーにやってもらってるっていう感じだったんですけど、今は、正直、「Just here and now」とか、その当時いなかったっけ?って思うぐらいに馴染んでるし、後輩メンバーみんな、過去曲も、自分たちがいなかった曲とか、先輩の曲っていう感じじゃなくて、自分たちの曲って認識してくれてるのを練習で感じることができていて。本当に後輩も含めて、みんなでちゃんとナナニジになれたなっていうのは今、思ってます。
■みんなも応援しててよかったって幸せになれるグループを目指していきたい
──「東京ドーム」という大きな夢を明確に掲げましたが、もっと近いところでの目標などはありますか。
麻丘:2024年は駆け出していきたいです。今がスタートダッシュしたというか、本当に気持ち的にアニバーサリーライブが始まりって感じがしたので、まだまだ達成しなきゃいけないことはたくさんあるんですけど、最終地点である東京ドームに向かって頑張っていけたらいいなと思います。
涼花:グループとしての大きい目標は東京ドームなんですけど、各々でやりたいことがはっきりある子たちが集まったグループでもあるので、グループで東京ドームを目指しつつも、個人個人でみんなやりたいことができる幸せなグループになれたらいいなって思います。あと、応援してくださっているファンの方も、ナナニジを応援するのって、すごく感情が揺さぶられると思うんですよ。うれしいことも、びっくりなことも、いろんなことが起きるので、それでも変わらず好きで応援してくれているファンの方、みんなも応援しててよかったって幸せになれるグループを目指していきたいです。
──萌さんが個人でやりたいことは何ですか。
涼花:私は、「もえぴよぴよぴよ祭り」っていう、私がついたお餅をみんなに配るっていうお祭りをしたいです。
麻丘:えー!年始にやりましょうよ。
涼花:ふふふ。毎年、年末になるにつれて言ってるんですけど、一度も叶ったことがなくて。
麻丘:声を大にして言いましょう。何を聞かれても、それしか答えなかったらいけますよ。
涼花:いけますか(笑)。「もえぴよぴよぴよ祭り」を激推しで生きていきます!サリたんと私で餅つき大会をやりたいです。
西條:(笑)グループとしては、この6年間、ファンの方に心配かけたりすることが多かったんですけど、これからすぐに100パーセントじゃないかもしれないですけど、ちょっとずつ、いい意味でのびっくりというか。“ナナニジ、こういうこともできるんだ”とか、“こんなふうになれたんだ”とか、いい意味でびっくりしてもらえるような年にしていきたいなと思います。
INTERVIEW & TEXT BY 永堀アツオ
PHOTO BY 関信行
楽曲リンク
リリース情報
2023.11.22 ON SALE
ALBUM『旅人算』
プロフィール
22/7
ナナブンノニジュウニ/秋元康×Sony Music ×ANIPLEXがタッグを組んだ声優アイドルプロジェクト。まだ名もなき少女たちがトップクリエイターたちが生み出したキャラクターとともにそれぞれの夢へと歩んでいくストーリー。2016年結成。応募総数10,325人から選ばれた少女たちのアイドルプロジェクト。「けいおん!」「たまこまーけっと」等で有名な堀口悠紀子氏をはじめ、アニメ界を代表するトップクリエイターが生み出したキャラクターの声優を務める。2022年2月27日、後輩メンバーが加入!2023年11月22日、2ndアルバムリリースし、さらに活動の幅を広げている。
22/7 OFFICIAL SITE
https://nanabunnonijyuuni.com/