=LOVE、≠MEに続く指原莉乃プロデュースのアイドルグループ、≒JOY(ニアリーイコールジョイ/通称ニアジョイ)の新曲「大空、ビュンと」の配信がスタートした。6曲目となるオリジナル楽曲の主人公は“地元を離れて夢に向かって日々を頑張る私”。逢田珠里依、市原愛弓、江角怜音、大西葵、高橋舞、村山結香の6人に2022年7月に配信リリースされた1st Song「≒JOY」からの1年間の活動を振り返ってもらうとともに、上京した際の思い出も語ってもらった。
*高橋舞の高は「はしごだか」が正式表記
■“これができるようになりたい”とか、漠然としていた夢がより鮮明に、明確な目標になった
──この7月で1st Song「≒JOY」からちょうど1年が経った心境から聞かせてください。
逢田珠里依(以下、逢田):1年経ってみて、心境が変わっていたほうがいいと思うんですが、全部にワクワクしたまま、どんなことにも取り組めています。
──1年前は「ずっと楽しいが100%で、幸せです」と言ってました。
逢田:今も楽しい100%です(笑)。それはメンバーみんなのおかげなので、このまま楽しい100%でずっといたいなって思います。
江角怜音(以下、江角):私も変わった部分はあるんですが、気持ちとしてはまだ、ずっとワクワクしていて。ただ、最初の頃は、やっぱり「どんなところなんだろうか?」という不安も大きかったんですが、最近は「次はどんな曲なんだろう?」というワクワク感が強くなってきて、すごく楽しいです。
市原愛弓(以下、市原):ライブやお話し会、ファンの方と交流する場や舞台 ≒JOY☆FAIRY LIVE STAGE「ミルモでポン!」など、この1年間で本当にたくさんのことを経験させていただいて。≒JOY☆FAIRY LIVE STAGE「ミルモでポン!」の期間は毎日ずっとメンバーと一緒にいたので、家族みたいな感じになって、よりメンバーとの絆が深まったと思います。
高橋舞(以下、高橋):歌やダンスの覚えが早くなったり、技術面的には少しずつ成長しているかなと思うんですが、プリプロダクションやレコーディング、MV撮影などの楽曲制作は今もすべてが新鮮に感じていて。MVのリップシーンは、1st Song「≒JOY」のときと比べて、どういう表情をしようなど、事前に考えることができるようになってきて。どんどん、より良い楽曲にしようという意識が自分たちの中で芽生え始めてきている気がします。
村山結香(以下、村山):1st Song「≒JOY」をいただいたときは、私たちもお披露目してから、まだ日が経ってなかったので、漠然とした夢が多かったんですけど、1年間を通してたくさんのことを経験させていただいたことで、“これができるようになりたい”とか、漠然としていた夢がより鮮明に、明確な目標になったなって思います。こんなにもたくさんの経験をさせていただいているのは、周りのスタッフさんの支えやファンの皆さんの応援があるからこそなので、これからも感謝の気持ちを忘れず、よりいっそう成長できるように頑張っていきたいなと思います。
大西葵(以下、大西):私は…すごくあっという間で濃い1年でしたね。
──あっという間の1年間で特に印象に残ってる出来事はなんですか?
逢田:≒JOY☆FAIRY LIVE STAGE「ミルモでポン!」です。≒JOYに加入するまで、まったく演技をしたことがなかったので、セリフの覚え方もわからなかったですし、どのように舞台を作っていくのかもわからなくて。台本の読み合わせのときも、ものすごく不安だったんですが、皆さんが優しくしてくださいました。メンバーと試行錯誤しながら、セリフを言う速度や言い回しをすごく考えた時間になって。あゆみん(市原)が言ってたように、本当に家族みたいな関係になり、みんなの努力してる姿を近くで見ることができて、もっと大好きになったので、いちばん思い出に残っています。
──市原さんと村山さんは1年前に女優もやりたいと言ってましたね。どうでした、舞台?
村山:≒JOY☆FAIRY LIVE STAGE「ミルモでポン!」の期間を通して、今までになかった自分を改めて引き出すことができたのかなって思うと、本当にとてもありがたいです。今までやったことがなかった演技の機会をいただけたこともうれしかったですし、演技の経験を生かしてこれからも頑張っていきたいなと思います。
市原:私も演技が初めてだったので、自信が無く、初めてというのもあって、演技指導の方に絶対バリバリに怒られるだろうなと思ってたんです。でも、そんなことはなく、演出家の方がすごい優しくて。どういった動きをすれば気持ちが伝わりやすいなど、とてもわかりやすく説明していただき、無事に≒JOY初の舞台 ≒JOY☆FAIRY LIVE STAGE「ミルモでポン!」を終えることができました。
──そんな市原さん、江角さんがこの1年間の中でいちばん印象的なのは?
市原:やっぱり≒JOY☆FAIRY LIVE STAGE「ミルモでポン!」ですね。
江角:私も≒JOY☆FAIRY LIVE STAGE「ミルモでポン!」なんです。やっぱり最近っていうのが大きいんですが、≒JOY初めての舞台というのもあります。私も初めての演技で、本当に何もわからなくて。最初は、舞台というのは、台本を渡されて“1日で覚えてこい”っていう感じなのかと思っていて。
■みんなで高め合ってる感があって。よりグループの一体感を感じたので、舞台がいちばん思い出に残ってます
──あはははは。そんなにひどいことはないですよ。皆さん、だいたい1ヵ月ぐらい稽古をしてますよね。
江角:そういったことも何にも知らなかったので、ずっと緊張していたんですが、実際、演技のレッスンをしてみたら、不安よりも楽しいが勝って。最初はどういう顔をすればいいんだろう?という気持ちが大きかったんですけど、だんだんみんなが自分の役に入り込んでいって。みんなすごいなって思ってたからこそ、自分ももっと頑張ろうっていう気持ちが芽生えてきて。最終的にはちゃんと自分も役に入り込める演技もできたので、みんなで高め合ってる感があって。よりグループの一体感を感じたので、舞台がいちばん思い出に残ってます。
■去年、初めてのステージから見た光景は忘れられないですね
──ありがとうございます。大西さんはいかがですか。
大西:全部です。全部なんですが『イコノイジョイ 2022』です。初めてステージに立った日ですし、会場が本当に広くて。番号もステージもいっぱいあって、混乱しました。去年は何も想像がつかないままにリハーサルを頑張りました。去年の「イコノイジョイ 2022」でステージデビューさせていただいて、今までいろいろなライブやイベントに出演させていただいて。やっぱり自分はライブでファンの方々のペンライトが見える瞬間がすごく好きだなと思うので、去年、初めてのステージから見た光景は忘れられないですね。
高橋:私も『イコノイジョイ 2022』です。初ステージで、=LOVEさんと≠MEさんと一緒にステージに立たせていただくということで、レッスンの期間はもう本当にドキドキしていて。葵がさっき言ってたように、端から端まで番号があって、センターステージや花道、Bステージ、トロッコにも乗って。自分が見ていた側からパフォーマンスする側になって、いちばん憧れていたのがトロッコで、私はずっとトロッコに乗りたいっていう夢があったので、初めて乗れたときに、とってもうれしくて。トロッコから見つけたファンの方は一生忘れないくらい、ずっと記憶に残ってます。
村山:私は「≒JOY 特別公演」と「≒JOY 特別追加公演」です。初めて≒JOYだけで1〜2時間のステージを作ることになって。セットリストを見ると、緊張というか、うまく作り上げていけるのだろうかという不安な面や、わからない点もたくさんあったんですが、ありがたいことに好評で、たくさんのファンの皆さんが観に行きたいっていう声をくださって。≒JOYだけで一つのステージを作れて、それがファンの皆さんにも楽しんでいただけたことがうれしかったです。「≒JOY 特別追加公演」までさせていただけたことも私たちの中でもすごくうれしかったです。これからも一つひとつのライブを大切にしながら、皆さんに楽しんでいただけるように成長したいなって思えるきっかけにもなりました。
──ありがとうございます。そして、新曲「大空、ビュンと」が配信リリースされました。地元を離れて夢に向かって日々を頑張る心境が描かれていますが、楽曲を受け取ってどう感じましたか。逢田さんからお願いします。
逢田:歌詞ですごく大好きな部分が二つあるんですが、一つ目が“見送るのは 嫌だったでしょう”というところで。母に「お披露目の会見があった日に珠里依を送り出した日の気持ちは一生忘れない」と言われたことがあって、この歌詞を見たときにすぐにその言葉が浮かびました。この歌詞を見ると、私が≒JOYに入る前からずっと支えてくれてる人たちの顔が浮かびますね。もう一つは、Bメロの“あの日 選んだ道を後悔してない”という歌詞です。≒JOYの活動をしていて、つらいって感じたことはなくて。後悔していないので、この歌詞を見ると、やっぱりここで頑張らなきゃっていう強い気持ちになります。
■好きな歌詞がたくさんありすぎるんですけれども、一つは“最後の夢 もう1回だけ”っていうところ
──江角さん、高橋さんは?
江角:私も2個あります。私も上京してきたんですが、“家族連れを見ては ため息”という歌詞です。大阪も、地元の友達も家族もとても大好きだったので。だから最初の頃は、家族連れを見て、ため息をつくこともあり、すごく共感しました。あと、2サビの歌詞です。約束された人生ってないじゃないですか。どうなるかわからないと思うんですけど、自分がいつか笑ってる姿を想像して努力する、その先に輝いてる顔が見える感じが好きです。
高橋:私も兵庫から上京してきたので、好きな歌詞がたくさんありすぎるんですけれど、一つは“最後の夢 もう1回だけ”っていうところ。小澤愛美ちゃんが歌ってるんですけど、あとから≒JOYに加入した愛美ちゃんのエピソードも心に刺さって好きですし、私自身もオーディションに行く直前に、お母さんに「舞、これで最後だよね。アイドルのオーディション」って言われたんですよ。これが最後だっていう気持ちで臨んだオーディションだったので、ここが印象的ですし、“大切な人 今日も笑っていて”っていう歌詞がすごく好きで。私のことを見送ってくれた家族や地元の友達に、「舞がいなくなるのは寂しくて泣いたときもあったよ」って言われたことや「でも、今、引き止めたら、舞が寂しくなると思って言わなかったよ」ってあとから聞いたことがあったので、そういう人たちにはずっと笑顔でいてほしいですし、私が地元に帰ったときは、また一緒に笑顔で笑いたいなっていう気持ちがあります。
──そして、村山さんと市原さん。
村山:私はいちばんラストサビが本当に私の心情とすごくリンクして。私は福岡から飛行機で上京したんですけど、お友達が最後の日に空港まで見送りに来てくれて。一緒に写真を撮ったり、チェキフィルムを撮ったりしたあと、空港の展望台にずっと残ってくれて。すごく距離があるし、見えるか見えないかわからないぐらいなのに、私が乗ってる飛行機が飛び立つ最後の最後まで見送ってくれて。東京に飛行機が着いたとき、 メッセージをみたら“頑張ってね”って来てて(涙)。すごく愛されているなと感じたし、本当に感謝の気持ちでいっぱいになって。地元のことを考えると、遠くて寂しい気持ちもありますが、帰ってきたときには温かく優しく迎え入れてくれますし、感謝の気持ちでいっぱいなので、頑張っている姿を見せることで元気づけられたらいいなと思ってます。そんな大切なお友達のことを考えると、私も頑張れるというか。もちろん、ファンの皆さんの応援が頑張る活力にもなっているんですが、地元の友達の支えで頑張れている面もあるので、ラストサビは私にとって刺さりますね。
──センターを務める市原さんは?
市原:私は≒JOYへの加入が決まって、東京には新幹線で来たんですよ(笑)。でも、オーディションを受けに東京に向かったのは飛行機なので、私がいちばん自分に響く歌詞は“曲がりくねった道/あの日 選んだ道を後悔してない”っていう部分ですね。≒JOYのオーディションの開催をネットで見つけていなかったら今こうなっていないので、もしも違う道を選んでいたら、たぶん今、後悔していると思うんです。オーディションは、正直、怖かったし、成功するかわからないっていう不安もありましたが、≒JOYに入って、メンバーに出会えて、まだデビューしていないのにたくさんのことを経験させていただき、本当に良かったなっていう気持ちでいっぱいですね。
■自分の環境がガラッと変わって新しいことに挑戦するという方に少しでも共鳴していただけたら
──最後に大西さん。
大西:“エネルギーになって/未来を変えて行く”です。少し歌うことが難しい部分なんですが、やっぱり私は歌うことがいちばん好きで、ライブも好きなので、会いに来てくれた人のエネルギーになったらいいなと思います。
市原:自分の環境がガラッと変わって新しいことに挑戦するという方はたくさんいると思うので、そういう方に少しでも共鳴していただけたらなと思います。
──9月にはパシフィコ横浜 国立大ホールでの≒JOY 1stコンサート「初めまして、≒JOYです。」も決定してます。
江角:まだデビューもしていないのに、こんな大きいところでやらせていただけて。今いる環境の良さ、恵まれてることに本当に感謝しながら、目標なんですが、絶対にパシフィコ横浜 国立大ホールを満員にします!いろいろな色のペンライトで埋まった満員の景色をメンバー全員で見たいなと思っています。この夏、みんなでたくさん頑張って、≒JOYの最高の1stコンサートにしたいです。「1stコンサート、すっごく良かったよ」ってみんなに言ってもらえるぐらい大成功させたいと思います。
INTERVIEW & TEXT BY 永堀アツオ
PHOTO BY 大橋祐希
楽曲リンク
リリース情報
2023.7.19 ON SALE
DIGITAL「大空、ビュンと」
ライブ情報
≒JOY 1stコンサート「初めまして、≒JOYです。」
2023年9月3日(日)パシフィコ横浜 国立大ホール
<昼の部>開場13:00/開演14:00
<夜の部>開場17:00/開演18:00
プロフィール
≒JOY
ニアリーイコールジョイ/指原莉乃が自身の理想のアイドルをプロデュースするために結成された「=LOVE(イコールラブ)」、「≠ME(ノットイコールミー)」に続く第3のグループが誕生。2022年1月30日、オーディションの最終審査が行われ、2022年3月29日、メンバーのお披露目と共に指原莉乃プロデューサー自ら、グループ名を「≒JOY」とすることを発表。2023年9月3日には、パシフィコ横浜 国立大ホールにて、≒JOY 1stコンサート「初めまして、≒JOY です。」の開催も決定!「≒JOY 」という名前には、「メンバーと応援してくださるファンの皆さんが出会ったときに喜びを感じて幸せな気持ちになってもらいたい」という指原莉乃の想いが詰まっている。
≒JOY OFFICIAL SITE
https://nearly-equal-joy.jp/