昨年9月に12名の四期生が加入し、今年4月にはデビュー5年目に突入した日向坂46が、前作「月と星が踊るMidnight」から半年ぶりとなるニューシングル「One choice」をリリースした。二期生の丹生明里が初のセンターを務め、卒業を発表した一期生の影山優佳の最後の活動曲となる9枚目のシングルは、前作でセンターを担った一期生の齊藤京子と三期生で唯一センター経験のある上村ひなのにとってどんな1枚となったのか。2日間にわたって開催された、横浜スタジアムでの『4回目のひな誕祭』から振り返ってもらった。
■客席が丹生ちゃんのカラーであるオレンジのサイリウムでいっぱいになって。それが、自分のことのようにうれしかった
──4月1日と2日に開催された『4回目のひな誕祭』の感想から聞かせてください。
齊藤京子(以下、齊藤):初めて横浜スタジアムに立たせていただけるって決まってから、もう楽しみすぎて、インターネットで横浜スタジアムを調べて、モチベーションを高めていて。実際に立ったステージから見た景色は、東京ドームと同じぐらいの大きさに見えました。ものすごく大きかったし、360度、ファンの方がいてくださったので、常に声援をいただけて、とても幸せなライブでした。
上村ひなの(以下、上村):夏の野外ライブはやったことがあったんですけれども、『ひな誕祭』というイベントでは初めてだったので、風が吹いたり、野外ならではの感覚がすごく楽しかったです。横浜スタジアムは初めてのステージだったので、緊張していたんですけど、新しいシングルの制作含めて、横浜に行かせていただく機会が多かったので、ホーム感を感じることができて。すごく安心してライブをすることができました。
──カップリングの「恋は逃げ足が早い」のミュージックビデオで踊ってましたね。
齊藤:はい。ラスサビの部分を横浜スタジアムで撮影させていただいて。そのときに初めて来たんですけど、“ここでライブができるんだ!ここがおひさまの皆さんで埋まるんだ”と想像しながら踊っていたので、本当にワクワクしたMV撮影でした。
──ライブでは声出しも解禁されていましたが、特に印象に残ってる曲は?
齊藤:やっぱり「JOYFUL LOVE」はどの会場でも絶対印象に残る曲になってますね。その会場ごとで、虹の光景が少し違うんですけど、今回は本当に巨大な虹になっていて。その中で、期別代表のメンバーがひとりずつ話していたところがジーンとしました。日向坂になれてよかったなって思いましたね。
上村:1曲目が「HEY!OHISAMA!」だったんですけど、声出しが解禁されたライブの一発目のパフォーマンスで、おひさまの皆さんからの反応をいただけて。“HEY!HEY!”とか、“イェイイェイ”とか、コールを返していただいたり、皆さんの声を久しぶりに聞くことができたのがすごくうれしくて、感動した瞬間でした。
──三期生の4人がひらがな時代の衣装を着て登場した場面も沸いてましたね。
上村:はい。「ハッピーオーラ」「ひらがなで恋したい」のブロックで、けやき坂46時代のアルバム『走り出す瞬間』の衣装の空色バージョンを三期生4人で着させていただいて。日向坂46のデビューカウントダウンライブで、私がひとりで登場したときにも着させていただいていた衣装だったので、今回、三期生4人で着ることができて、先輩方の大切な楽曲に参加させていただけたことがすごくうれしかったですし、あのときから4年が経ったんだと思うと、すごく感慨深くて。また仲間が増えてるっていうのもすごくうれしいことだなと思いました。
──新しい仲間である四期生が入って、グループに何か変化が生まれてますか。
齊藤:フレッシュな風が吹いてますね。リハーサルから楽屋の雰囲気まで、新入生が入ってきたような気分と言いますか。自分がこんなに先輩になっちゃったんだ…と思う瞬間があって(笑)。
──先輩になったなと感じるのはどんなときですか。
齊藤:「今年で15歳になりました」っていう年齢を聞くと、10個下ですし、私が15歳のときはまだ欅坂46も誕生してないですからね。そういうときに、こんなに上なんだっていう年齢差を感じますし、改めて、自分が一期生で、もう四期生が入ってきたんだっていうことを実感して。普段はそんなに年下の友達がいるわけじゃないし、あんまり喋ったこともないんですけど、四期生とは仲良くなれたらうれしいなっていうような気持ちもありつつ、先輩として、いい背中を見せられたらなって思います。
■がむしゃらに全力投球で頑張っている姿が、後輩ながらとってもかっこいい
──ひなのさんは?
上村:今回の『ひな誕祭』では、四期生が四期生楽曲の「ブルーベリー&ラズベリー」だけじゃなくて、私たちの「青春の馬」もパフォーマンスしてくれて。そのパフォーマンスを見て、がむしゃらに全力投球で頑張っている姿が、後輩ながらとってもかっこいいなっていうふうに思いました。私は先輩で、四期生は後輩にはなるんですけど、まだまだ見習いたい部分もあるし、自分ももっと全力で、初心を忘れずにやっていきたいなというような気持ちにもさせてくれました。
──『ひな誕祭』のアンコールでは新曲「One choice」も披露しましたが、反響はどうでしたか。
齊藤:センターになった丹生ちゃんの表情を見たときに、すごく気合が入ってて。頑張ってるな、精一杯やってるなっていうところに感動しましたし、客席が丹生ちゃんのカラーであるオレンジのサイリウムでいっぱいになって。それが、自分のことのようにうれしかったと言いますか、ジーンとしました。私が丹生ちゃんだったら、泣いちゃっていたかもしれないなって思う瞬間でしたね。
上村:私は、丹生さんより後輩なんですけど、今回、隣のポジションで丹生さんのことを見させていただいていて。きっとプレッシャーや不安があるはずなのに、そういう姿は後輩の私たちや周りの皆さんには一切、見せていなくて。すべての物事にとても明るく取り組まれている姿が印象的でしたし、後輩から見てもとっても尊敬しています。丹生さんの明るいエネルギーにつられて、全員が明るく楽しくこの曲を披露している姿が、とても幸せだなって思います。
──新センターの丹生ちゃんはおふたりから見てどんな方ですか。
齊藤:本当に愛されキャラですね。根からいい子で、すべてが良いので、全国民が大好きになるんじゃないかなと思います。
上村:優しくて、穏やかで、明るい、ひまわりみたいな印象ですね。その印象は、私がグループに加入する前から、ずっと一緒にいさせていただいている今でもまったく変わってなくて。アイドルになってくれて、本当にありがとうございますって思ってます(笑)。
──(笑)ちなみに、京子さんとひなのさんはどんな関係ですか。
齊藤:私は前からひなのちゃんがめっちゃ好きで、結構ファンなので。
──全然、ひなのさんの顔を見ないで言いますよね。
齊藤:えへへへ。ガチですよ。今日、ひなのちゃんとペアで仕事があるんだと思って、ちょっとドキドキしながらきました。
──どんなところが好きですか。
齊藤:いや、もう、ひなのちゃんは、本当に大スター。いい意味で、数少ない日向坂の中の超王道アイドルといいますか、私の中で理想のアイドル像なんです。コメントをしているところも、歌って踊ってるところも、全部が本当にスーパーアイドルだなって。リハーサルのときも思うし、楽屋にいるときとか、メイクしてる姿もアイドルですごいなって思いました。
上村:えー。暑くなってきちゃったんですけど、私も京子さんのことは加入する前からずっと尊敬していて。女子力アップブログを書かれてたじゃないですか。
齊藤:え、よく知ってるね…。
上村:それを読んで、メイクの参考にさせていただいたんですよ。
齊藤:そうなんだ。
上村:はい。すごく憧れていて。パフォーマンス面や立ち振る舞い、すべてにおいて、すごく憧れている存在なので、そんな方にめちゃくちゃ褒めていただいて。今日はもう本当に幸せで、よく眠れそうです。
──(笑)本作のフロントメンバーでの稼働も多いですよね。
上村:一緒にゲームをしたりしました。「ワードウルフ」や「人狼ゲーム」が流行っていて。
齊藤:さっきも「ふたり人狼」のルール説明をしてて。ふたりきりで向いあって話していたので、緊張してちょっと今、暑くて、上着を脱いでるんですけど。
上村:あはははは。最近、すごく距離が縮まってきた気がして、すごくうれしいです。
──一緒にいることが増えて、お互いに何か新たな発見はありましたか。
齊藤:その、新たな発見がないのがすごいんですよ。本当にずっとスーパーアイドルなんです。たまに見せる隙も全部アイドルなので、だから、スターだなって思ってます。
上村:いや~(照)。私は京子さんとお話をしていると、憧れすぎて、まだまだ緊張してしまうんですけど、私が音楽番組の休憩中に立っていたら、ノールックで、「ひなのちゃん、そこ空いてるから座りな」って言ってくださって。
──かっこいい!
上村:そうなんです。周りのことをしっかり見られていて、気配りまで素晴らしい方なんだなっていうふうに、また新たに尊敬してしまいました。
齊藤:そのことは覚えてないんですけど、常に、ひなのちゃんには少しでも休んでほしいと思ってるんですよね。いつも全力投球だし、やっぱり三期生となると、“先輩がいらっしゃるから”みたいに思ってるかもしれないなと思って。少しでも椅子に座って休んで全然大丈夫だからねっていう意味を込めたのかな。
上村:そうやって無意識に後輩にも優しい心遣いをくださるところが、本当に素敵です。
■想像を超える素敵な曲で恋のことが書かれていたり、人生の選択を応援してくれているような歌詞も
──ありがとうございます。改めて、楽曲の話に移りたいと思いますが、最初に「One choice」を受けとったときはどう感じましたか。
齊藤:ファンの方には「ライブ映えする曲だったね」って言っていただいたんですけど、丹生ちゃんがセンターでさらに映えるような楽曲だなって思いました。あと、主人公の男の子の一途さがすごい好きで。実ってほしいなって応援したくなるような男の子の歌詞を書く先生はやっぱりすごいなって感じましたね。
上村:最初、丹生さんがセンターって聞いたときに、すごく明るくてポップな曲がくるんじゃないかっていう予想をしていて、おひさまの皆さんもそう予想されていた方が多かったみたいなんですけど、結構、予想とは違くて。明るいんですけど、切なさもあるし、ちょっとかっこいいメロディーもある曲になっていて。想像を超える素敵な曲で恋のことが書かれていたり、人生の選択を応援してくれているような歌詞もあったり、今までの日向坂が伝えてきたメッセージみたいなものがここにギュッと詰まってるような気がして、大好きな曲です。
──日向坂が伝えたいメッセージというのは?
上村:「青春の馬」や「何度でも何度でも」(上村センター曲)を含め、いろいろな楽曲を通して、“自分の信じた道を突き進んでいっていいんだ”っていうメッセージをいつも、秋元先生が伝えてくださっているような気がしていて。この曲も、「One choice」っていう曲名からもそういったメッセージ性を感じられますし、歌って踊っている自分たちもすごく勇気をいただけるような楽曲だなっていうふうに感じます。
■日向坂の曲は、一見ネガティブな歌詞かなって思うけど、最後はポジティブになる
──この歌詞に関しても共感しましたか。
齊藤:日向坂の曲は、一見ネガティブな歌詞かなって思うけど、最後はポジティブになるんですよね。今回も最初は、好きになんかならなければよかった、辛くなるって書かれてるんですけど、最終的には、もう答えは出てる、行こうってなる。そういうところが、日向坂らしい歌詞なのかなって思いますね。
上村:日向坂のイメージを言っていただけるときに、ハッピーだったり、楽しい、明るいイメージを持っていただけてることが多いんですけど、今回の歌詞も、結構ネガティヴで、“孤独”っていうワードが入っていたりして。明るいメッセージが込められた曲とは思えない、ちょっと消極的な部分を感じられることが多いんですけど、ただただネガティブなんじゃなくて、結果的には、“答えなら出てる。One choiceだ”って言い切ってる。葛藤から明るくなれるまでの過程を書いてるところが自分的にもすごく共感できて大好きだなって思います。
──MV撮影はいかがでしたか。同じグループで行動してましたね。
齊藤:丹生ちゃんの家のシーンで、ひなのちゃんと優佳(影山)が丹生ちゃんを起こして、私と加藤(史帆)が朝食を渡して、急いでっていうプチワンカットシーンがあって。“ここで失敗したら終わる!”っていう感じで、みんなで息を揃えて頑張ってやったところ、あれは笑いながら楽しんだシーンなので、すごく楽しかったですね。
上村:いつものMVだったら“振り付けを覚えなきゃ”“ちょっと緊張するな”という気持ちが強いですけど、今回は終始、楽しい気持ちでいて。メンバーみんながそうだったと思うんですけど、楽しんで撮影に挑んでいる姿が印象的でした。なんでですかね?
──(笑)どうしてですか?
上村:丹生さんセンターが持つ明るいパワーのおかげなのか、この歌詞の前向きな気持ちがあったりするのか。振り付けも今回、楽しいものなっていて。2番のサビは、フォーメーション関係なく、みんなが前に出てきて踊るような姿もあったりして。それぞれのらしさが出てて、私は、こういう時間をずっと大切にしていたいなっていうふうに思いました。
──トレーニングっぽい衣装と、その後のドレスっぽい衣装のギャップも良かったです。
齊藤:ストーリー仕立てでちょっとミュージカル風のMVだったんですよ。振り付けも、ドレスとスーツの衣装もちょっとミュージカルを意識してて。全体的にミュージカルっぽい感じになってると思います。
上村:演技パートもあるし、今までの日向坂にはない、新しい感じになってて。これからまだまだ新しいことができるんだっていうことがうれしいですし、もっともっと日向坂のできることを広げていけたらいいなって思いました。
──また、カップリングには期別曲も収録されてます。一期生の「愛はこっちのものだ」はファンキーなディスコチューンになってます。
齊藤:今までの一期生曲にはない曲調と歌詞で、しかも、半分以上が英語で、テンポも早くて。難しかったんですけど、こういうジャンルの曲を歌うのが、個人的にすごく楽しくて。いつもアイドルらしい楽曲で、自分の声は馴染むかなって毎回思うんですけど、今回は自分の個性をさらけ出せたと言いますか。ここでようやく個性出せたかなって思えたし、好きな曲ですね。
上村:ライブで盛り上がりそうだなと思いましたし、聴いていてもテンションが上がってきてノリノリになって。さすが一期生さんだなって思いました。一期生さんの楽曲はライブで盛り上がる曲が多いんですよ。会場を煽る、盛り上げる力がすごく強い先輩方だなって思うので、この曲も実際にライブで見れる日が楽しみです。
■ここに来て三期生らしさみたいなものが生まれてきたなっていうふうにうれしく思います
──一方の三期生曲は…。
上村:「パクチー ピーマン グリーンピース」っていう、ちょっと衝撃的でびっくりするタイトルになってて。苦手な食べ物のことをキャッチーにポップに歌いながらも、君のことだけが好きなんだっていう、よく見るとラブソングになってて。歌詞を見ていても楽しい曲だなって思うんですけど、今までの三期生曲はキャッチーでポップな世界観が多くて。ここに来て三期生らしさみたいなものが生まれてきたなってうれしく思いますし、三期生は4人しかいないので、それぞれの声色や表情、個性をライブでも楽しんでいただけたらいいなと思います。
──歌詞に出てくる食べ物で苦手なものはありましたか。
上村:私、全部好きなんですよ。ふふふ。
齊藤:パクチー、レバー、ブルーチーズも?
上村:はい!結構、クセのあるものが好きです。
齊藤:大人だね。
上村:だから、私は共感できなかったんですけど、三期生は苦手な食べ物が多い子が多くて。全部苦手だって言ってる子もいたし、そういう面では三期生にぴったりな曲だなって思います。
──ひなのさんは苦手な食べ物がない?
上村:いえ、私、豚足だけは食べられなくて。
齊藤:あははは。そんなに食べる機会もなさそうだね。
上村:小さいときに1回だけ、中華料理屋さんで食べたんですけど、そのときに苦手だなって感じて、それ以来、食べてなくて。私にも苦手なものはあるので、気持ちはわかるなっていう。
──京子さんは?
齊藤:私、ここに書いてあるもので苦手なものがいっぱいあります。パクチー、グリンピース、ラッキョウ。あと、ニンジンもちょっと苦手ですね。でも、私はそこまで苦手な食べ物がある方だと思ってなかったので、よくこんなに盛り込んだなって感じて。わかってるな、さすがだなって思います。あと、さっきひなのちゃんの話を聞いていて、ようやく気づいたんですけど、日向坂らしさを作ってるベースって三期生だったのかなと思って。「キュン」や「ドレミソラシド」みたいな、かわいらしくてキャッチーで明るいっていうのが日向坂らしさじゃないですか。三期生の曲は毎回キャッチーで明るいし、それは三期生らしくもあるし、日向坂らしくもあるなって思います。また、食べ物が三回くらい連続で続いてるんだよね。「この夏をジャムにしよう」「ゴーフルと君」「パクチー ピーマン グリーンピース」って。
上村:そうなんです。いつかはまったく違う、例えば、かっこいい楽曲が来るのかなって想像したりしてるんですけど。
齊藤:今回の一期生曲を三期生が歌ったらどうなるかっていうのはちょっと興味がある。
上村:えー。いつか大人になって、そういう曲が歌えるようになりたいですね。
──期別曲を交換して歌うライブも見たいですね。
上村:たしかに!楽しそうですね。
齊藤:一期生が「Right?」を歌っても大丈夫?歌ってみたいけど。
上村:はい、歌っていただきたいです!
──さらに本作には二期生曲や四期生曲、一~三期の全員曲なども収録されています。日向坂46としては、どんな1枚になりましたか。
上村:グループとしても4周年を迎えて、5年目っていう区切りの新たなスタートを踏み出すシングルなので、今までの自分たちらしさも散りばめられつつ、期別曲で新しい挑戦もしていて。これからの日向坂の未来が楽しみになってくるような、これからも新しい景色をおひさまの皆さんと一緒に見ていけたらいいなっていうふうに思うような、全体的に明るい気持ちになれる作品になったかなと思います。
齊藤:影山が初めてセンターを務めた全員曲「友よ 一番星だ」もあって、丹生ちゃんがセンターの「恋は逃げ足が早い」は日向坂らしい曲になってて。初めての丹生ちゃんセンターと、優佳の卒業をしっかりと飾れたシングルになったかなって思いますね。
──「恋は逃げ足が早い」では、過去の映像が大量に使われてました。
齊藤:みんなは笑ってたんですけど、個人的にちょっと泣きそうになりましたね。当時の自分と今の自分を照らし合わせて、身振り手振りで全部同じことをして。この7年で成長したなって感じたり、私はちょっとしんみりしちゃいました。
上村:やっぱりみんなの笑顔が一番だなって思いました。今回、振り付けもメンバーやマネージャーさんが持っている過去の動画の中から動きをつけていただいていて。TAKAHIRO先生が振り付けてくださったんですけど、そういう素敵な心遣いも日向坂のチームの雰囲気らしくて素晴らしいなっていうふうに思います。
■街頭インタビューで、「好きなアイドルは?」って聞かれたときに、「日向坂」っていう名前が出てくるようなグループに
──京子さんは、けやき坂46時代から数えると8年目、日向坂46としては5年目に突入しますが、節目を迎え、これからの未来はどう見てますか。
齊藤:言葉にすると簡単に聞こえるかもしれないですけど、昔からずっと、「人気の大きなグループにしたい」ってことを言い続けていて。街頭インタビューで、「好きなアイドルは?」って聞かれたときに、「日向坂」っていう名前が出てくるようなグループをこれからも目指していきたいなって思います。
──その目標はすでに叶っているという実感はまだないんですか。東京ドームや横浜スタジアムを満員に埋めるライブをしてもなお。
齊藤:会場の大きさは本当にありがたいですし、こんなところでできると思っていなかったんですけど、やっぱり先輩方が偉大なので、日向坂もついていけるようになりたいなって思います。
上村:私は、後輩メンバーとして、今までは先輩方の背中についていくぞっていうような気持ちでやってきたんですけど、これからはそれだけではなくて、日向坂のハッピーな雰囲気を未来に繋げていきたいなって感じていて。三期生はそういう大事な立ち位置になってくるんじゃないかと思うので、グループのために、もっともっと個人でお仕事できる機会も増やしていけたらいいなと思いますし、これからもグループのことを一番に考えながら、みんなが笑顔でいてくれるように過ごしていきたいなと思います。
INTERVIEW & TEXT BY 永堀アツオ
PHOTO BY 関信行
楽曲リンク
リリース情報
2023.4.19 ON SALE
SINGLE「One choice」
プロフィール
日向坂46
ヒナタザカフォーティーシックス/秋元康総合プロデュース。欅坂46(現・櫻坂46)のアンダーグループである「けやき坂46」として2015年から活動。持ち味であるパワフルなライブステージングとピースフルなパフォーマンスで地道に人気を獲得。2019年2月11日「日向坂46」に改名、3月27日にシングル「キュン」でデビューし、年末の第70回紅白歌合戦へも出場。女性アーティストとして初の1stシングルから8作連続初週40万枚超えを果たした。2021年9月より日向坂46としては初となる全国アリーナツアーを開催。また、2022年3月末には念願の東京ドーム公演を開催し2日間計約10万人を動員した。
日向坂46 OFFICIAL SITE
https://www.hinatazaka46.com