指原莉乃がプロデュースを務めるアイドルグループ、=LOVE(イコールラブ/通称イコラブ)がニューシングル「この空がトリガー」をリリースした。今年1月にパシフィコ横浜 国立大ホールをもって、齊藤なぎさが卒業。新体制として新たなスタートを切った心境を皮切りに、佐々木舞香がセンターを務める片思いソングの解釈を聞いた。
*高松瞳の「高」は「はしごだか」が正式表記
■ツアーのリハーサルのときにマイク番号が11番から10番に変わったときに、(齊藤なぎさの卒業を)少し実感した
──まず、新体制として新たなスタートを切った現在の心境から聞かせてください。
大場花菜(以下、大場):なーたん(齊藤なぎさ)が1月に卒業して、イコラブが新体制になって、新しい一面も見れる分、ファンの皆さんは不安も大きいんだろうなって感じて。これから私たちが、新体制でも大丈夫だよっていう姿を見せていけたらなって思っています。
諸橋沙夏(以下、諸橋):まだ実感が湧いていないですし、ファンの皆さんがどう思っているのかも正直まだわからないんですけど、なぎさがいなくなってしまったことによって、ステージでのパフォーマンスが寂しいなとか、物足りないなって感じさせちゃいけないなと思ってます。これまで以上のパワーや熱を感じるようなライブを目指していきたいです。
瀧脇笙古(以下、瀧脇):今まで以上のパフォーマンスができるよう、みんなでもっと力を合わせて頑張るので、これからもっともっと全力で応援してもらえたらうれしいなって思います。
齋藤樹愛羅(以下、樹愛羅):まだ10人は慣れないんですけど、ファンの人を不安にさせないためにも、みんなで頑張って、新しいイコラブをどんどん見せていけたらいいなと思います。
音嶋莉沙(以下、音嶋):新体制になっても、イコラブのことを応援したい、支えていきたい、大きいステージに立っている姿を見たいって思ってもらえるように頑張っていきたいです。
佐々木舞香(以下、佐々木):やっぱり寂しい気持ちはありますけど、なぎさが頑張ってくれてた部分もみんなで協力してこれから補い合っていって、新体制の=LOVEとしての完成度もどんどん高めていけるようにしたいなって思います。
大谷映美里(以下、大谷):なぎさを送り出してから、毎日、10人バージョンのリハーサルをやっているんですが、一人ひとりの大切さを実感してます。なぎさのパートをみんなで引き継いでて、やっぱり大変だなと思うこともあるんですけど、みんなで今、団結して頑張っているので、早くファンの皆さんに完成したものとしてお届したいなと思ってます。
野口衣織(以下、野口):すごく寂しいですし、ずっと心のどこかに穴が開いたような感覚のままなんですけど、なーたんがメンバーへのメッセージで「いろんなイコラブが見たい」とか、「みんなで東京ドームに立っている姿が見たい」って言ってくれて。卒業したあともイコラブのことを考えてくれてる姿を見て、なーたんがこれからひとりで頑張る分、私たちももっと頑張らないとなって思いましたし、=LOVEというグループ自体は結成してからずっと何も変わっていないので、なーたんやみんなの気持ちも一緒に、もっともっと大きなステージに持っていけたらなって思います。
高松瞳(以下、高松):卒業コンサート当日は寂しくて仕方なかったんですけど、なー(齊藤なぎさ)も私たちを応援してくれているし、私たちもなーを応援しているので、お互いが頑張っていこうっていう気持ちに次の日から切り替えて。今は、頑張る気持ちでいっぱいなので、新体制のイコラブもずっと好きでいてくれたらなと思っています。
山本杏奈(以下、山本):私はツアーのリハーサルのときにマイク番号が11番から10番に変わったときに、少し実感してしまって。悲しいとか寂しい気持ちになったし、みんなが言ってるように、なぎさの存在の大きさやすごさを改めて感じました。でも、なぎさだけじゃなく、メンバー一人ひとりがそれぞれの良さやポテンシャルをもっているし、私は結成したときから今まで、どの期間も=LOVEは最強だと思ってて。これからも最強なイコラブを更新し続けたいなと思います。
──卒業コンサートから1ヵ月で、早くも次のシングルがリリースされます。通算13枚目となるシングル「この空がトリガー」を最初に受け取ったときはどう感じましたか?
諸橋:久しぶりに王道の切ない青春の曲を歌えることがとてもうれしいなって思いました。
高松:私も同じく、久しぶりの王道アイドルソングっていう感じでうれしかったです。これからこの曲をイコラブで歌うんだ!レコーディングもして、MVも撮るんだって、すごく楽しみでワクワクな気持ちでいっぱいでした。
音嶋:「いろんなイコラブが大好きだけど、なんだかんだ王道の曲が好き」って言ってくださるファンの方も多くて。そのなかで、久しぶりの王道アイドルソングなので、ファンの方も喜んでもらえるんじゃないかなって思います。
樹愛羅:王道の青春ソングは8枚目のシングル「青春“サブリミナル”」以来なのでうれしかったです。「青春“サブリミナル”」から最新シングルまでの間に、切ない曲とか、いろんな曲をやってきたので、みんなの歌声もさらにパワーアップしてて。曲調は明るくて王道だけど、切なくて胸がきゅっとなるような素敵な楽曲に仕上がったので、これから披露していくのが楽しみになりました。
山本:しかも、その「青春“サブリミナル”」のときはすごくカラフなひとりずつの衣装だったんですよ。今回もまた新たなスタートだっていうときに、カラフルな衣装になってて。新たな始まりのときだからこそ、一人ひとりが大切で、このグループには一人ひとりの個性が必要なんだっていう気持ちを再確認させられたような気がしました。
瀧脇:イコラブの王道アイドルソングといえば、「青春“サブリミナル”」って言う方が多いと思うんですけど、6枚目シングル「ズルいよ ズルいね」、7枚目シングル「CAMEO」、そして、8枚目のシングル「青春“サブリミナル”」っていう順番だったんですよ。
──確かに、大人の失恋ソング、妖艶なガールクラッシュ、王道青春ソングという順番でした。
瀧脇:今回も、11枚目のシングル「あの子コンプレックス」から、韓国でMVを撮影した12枚目のシングル「Be Selfish」ときていたので、個人的に次は王道アイドルソングくるかなって楽しみにしてて。まさに、そういう曲がきたので「きた!」って思ったんですけど(笑)、歌詞はちょっと切なめになってて。空が知ってるとか、空がトリガーとか。空がきっかけになる歌詞をかけるってすごいなって思いました。
大場:その「トリガー」の意味が最初わからなくて。みんなで辞書で調べて、「引き金」っていうことを知って、なるほどって思って。
■最初のイントロでは想像できないような、ちょっと切ない歌詞
──(笑)、センターを務める佐々木さんは?
佐々木:私もこの曲を最初に聴いたときは、久しぶりにキラキラした曲だったので、“きたね~”って思ってたんですけど、じっくり歌詞を読み込んでいくと、“…あれ?もしや楽しい曲ではないのかも”って気づいて。最初のイントロでは想像できないような、ちょっと切ない歌詞になってて。でも、私は、明るい曲調に切ない歌詞が載る曲がすごく好きなので、今回の曲も悲しさや切なさが増して、より、心にくるものがありました。
大谷:久しぶりの王道の青春ソングで、イコラブっぽい曲なのですごく好きなんですけど、歌詞が1回ではちょっと読み解けなくて。メンバーと歌詞を読み解いていきました。
野口:私はDメロの“春へ向かっていく風が〜心にずっと 君がいる”のところでなーたんのことを思い出すんですよ。新体制になった=LOVEは春へ向かって前向きに進んでいくけど、なーたんがいたこととか、なーたんと一緒に過ごした日々がずっと心に残ってる、みたいな歌詞に聴こえて。この歌詞の趣旨はそういう意味ではないかもしれないんですけど。この曲を聴いたり、パフォーマンスするたびに、心になーたんがいて。もちろん新体制の=LOVEっていうのも大切にしていきたいとですけど、心になーたんがいる心強さもすごく感じてて、愛おしいなって思います。
──その歌詞ですが、皆さんはどう捉えましたか。大谷さんは誰と話し合ったの?
大谷:何人かいましたね。
大場:話が合うただの友達ってことは、よく話してる仲で。私のほうは一方的に思いを寄せてるけど、相手はとってもいい人で、誰とでも仲良くなれるタイプの人なのかなって思ってて。
佐々木:MVを見ると、本当にいろんなパターンの解釈があるなって思って。人それぞれで違う受け取り方をできるのが面白いなって思います。
高松:男性と女性、女性と女性とか、なんでも考えられるのが、指原さん“あるある”なんですよ。今回のMVもそうですし、これって限定するのではなく、皆さんの好きなように人それぞれの捉えられる歌詞になってるのが面白いなって思いました。
■本当に、歌詞だけと、MVを見るとでは印象が違う
──複層的に捉えられる歌詞になってますよね。例えば、どんなふたりを想像しましたか。
樹愛羅:歌詞を見たときと、MVを見たときとが混ざって、自分の考えもごちゃごちゃになっちゃうんですけど、MVを見た感想で言うと、とっても優しくて、いい人だけど、それが思わせぶりな態度になっちゃって、本人はなんとも思ってないけど、どんどん人を好きにさせちゃう人なのかなって。
山本:“なのに勝手に好きでごめんね”っていう歌詞が本当に切ないよね。最初見たときにいちばん印象に残ったのはそこのフレーズかな。
樹愛羅:でも、“君と2人で あの日会ったこと”ってあるから…。
野口:そうだね。私もそこがいちばん引っかかってて。どういう意味だろう?って考えたときに、ラブストーリー系にするなら、完全に個人の視点なだけで、直接会おうって言って会ったわけじゃないのかなって。例えば、幼少期に「~と結婚する」って子ども同士の口約束みたいなものに近い何か。それを覚えてるのは自分だけだよっていう意味合いの言葉なのかと解釈してたんです。なので、MV撮影のときに、構成を見て、台本でなるほどなってなんか腑に落ちたというか。自分が思ってたより、もっと複雑で、一途でかわいいMVになったので。何か新しい世界が見えてすごくうれしくなりました。
諸橋:本当に、歌詞だけと、MVを見るとでは印象が違うんですよね。MVを見ると、舞香と衣織が主なストーリーで、ふたりがすごく切ない表情をしているので、すごく切ない曲なんだなって思う。でも、歌詞だけを見たら、ある意味、この主人公の女の子は、そういう状況を楽しんでるのもあるんだろうなって。たぶん、恋してる自分も好きなんだと思って。2番まではすごく切ないんですけど、最後に“勝手に好きでごめんね 私 このままでいい”って言ってて。…あ、このままでいいんだって思いました。「あの子コンプレックス」みたいにもっとグってくるのかなと思ったら、このままでいいし、君と2人で会った日のことも言わずに、“想っていたい”っていう。そういう、恋してる自分も好きっていう子なんだなって思ってました。
──恋に恋してるようにも見えるし、ずっと思ってる女性にも見えるし、それは、全部強がりかもしれないですよね。瀧脇さんはどうですか?
瀧脇:「あの子コンプレックス」では“まだ好きでごめんね”っていう歌詞に最初に目がいったんですけど、この曲も“勝手に好きでごめんね”って書いてあって、とても切なくなりました。“好きでごめんね”っていちばんつらいと思うんですよね。相手の方はなんとも思っていないし、自分もなんとも思われてないってわかってる。友達だって思われてるのもわかっているので、私的には強がってる子っていう捉え方で思ってます。
音嶋:「あの子コンプレックス」の感じとは割と真逆な感じがしますね。私だったら、このままでいいって思えなくて。思ってるだけじゃなくて、絶対に行っちゃうタイプかなって思ったりしました。
■映像を見たら、まずはいろんなところに出てくる青髪の人が気になると思うんです
──先ほどからMVの話が出てますが、諸橋さんが言っていたように、佐々木さんと野口さんによるストーリーになってますね。
佐々木:今回はドラマシーンとダンスシーンで数日撮影があって。割と順序がバラバラに撮っていたので、完成がどうなるのか、私たちもわからないままやってたんです。最初に、ミスリードって言うんですか。私が男の人を好きだと思わせるカメラワークや構成を考えながらやってたので、なんというか、不思議な空間ではありました。自分は野口衣織っていう女の子を好きな気持ちで撮りましたけど、まったく知らない人がこの映像を見たら、まずはいろんなところに出てくる青髪の人が気になると思うんですね。
──ちょっとモテすぎですよね。佐々木さん以外、全員、好きになってる。
佐々木:そうですね(笑)。今回の撮影でいちばん大変だったのは彼だったと思います。ずっと出ずっぱりでお休みもなくみたいな感じだったので。ご苦労様です!っていう感じですね。
野口:いや~、難しかったですね、とても。私の女の子のキャラクターが、天真爛漫で明るくて、舞香の役がクール目でおとなしい子だったので、「もっとかわいく!ぶりっ子っぽくキュートに!!」って言われることが多くて。キュート…キュート…結構、悩んでしまって。完成したMVを見たんですけど、知らない野口衣織がいました。
──自分ではなかった?
野口:うん、新鮮ではあったんですけど。恥ずかしいな~っていう気持ちのほうが大きいです。自分が自分じゃないというか…。新鮮な感じだなって思いました。
──それぞれのMVの見どころや撮影の裏話を教えてください。
音嶋:一人ひとりのシーンが多かったので、みんながどんな撮影しているのかわからなかったんですね。出来上がったミュージックビデオを見ると、みんなの切ない表情とか、いろいろな表情がみられるので、そこにも注目かなと思います。
大場:監督が演技指導をたくさんしてくださって。みんないろいろな設定があるんですけど、私はお花屋さんと学校で撮ったんですけど、お花屋さんのシーンを青髪の子…。
■目線のやり取りとか、いっぱい指導していただいて。“あ、こんなMV初めてだ!”
──名前はついてました?
大場:空田さんっていうんですけど、いつもお店に来る、同じお花を頼む空田さんをちょっと好きな人という設定で。目線のやり取りとか、いっぱい指導していただいて。“あ、こんなMV初めてだ!”と思いました。
諸橋:私は逆にそらたん(空田さん)にずっと演技指導してたんですよ(笑)。
大場:あはははは。
諸橋:セットチェンジで休憩のときも4人のエキストラさんに対して、監督が「皆さんで練習しましょう」みたいに提案されてて。あとはもう、久しぶりの演技のMVだったので、みんなの演技を見るのが新鮮でした。
樹愛羅:私はゲーム好きな少女で。
──ずっとゲームしてましたね。あのまま目線が合わないんじゃないかと思ってました。
樹愛羅:私も自分でバスのシーンを撮ったの忘れてて。完成したMVを見たときも、ずっとゲームしてるなって思ってたんですけど。間奏に入ったときに、“あ、ここ撮った”って思い出して。定期入れをバスで落としたのに気づかずに、渡されて、びっくりするところは、あんまり上手に驚けなくて。「もっと大きく驚いて!」って言われたんですけど、なかなか上手に驚くことができなかったので、反省だなって思いました。
高松:ソロのところは美容室の閉店後に、髪の毛を切る練習をする役だったんですけど、髪の毛を青く染めたスプレーが乾いてなくて、手が全部青に染まってしまったので、よく見たら、手がまっ青です(笑)。
──あははは。ラーメンを受け取るシーンもありましたよね?
高松:実際には、お金を渡すほうが使われてて、受け取るときはほぼ映ってなかったですね。青すぎたってくらい青でした。
大谷:私はラーメンも食べさせてもらいました。最初は「ラーメン食べて」って言われたんですけど、言われた通りに食べてたら、「ちょっと食べすぎかも」って言われて。ちょっと抑えめに食べて、撮影が終わってから、いっぱい食べました。とってもおいしかったです。
高松:私はラーメンじゃなく、オムライスを食べて。喫茶店のシーンで、私と樹愛羅がいたんですけど、オムライスを食べてる役で、すべて平らげました!
樹愛羅:ずっと、「おいしい」って言ってた(笑)。
高松:私もちょっと頬張りすぎ。だから「もうちょっと少なめで」って言われました。そのくらいおいしかったです!
瀧脇:(笑)花ちゃん(大場)がお花屋さんだったり、みりにゃ(大谷)がラーメンだったり、私も走ってるシーンになってて。一人ひとりのキャラに合った設定で作ってくださったのがうれしかったです。あと、誰が見てもこれ、空田さんだろうっていうくらい、全部が青くて。自転車で通り過ぎるシーンだったんですけど、自転車もスニーカーも頭も青で。
高松:あはははは。
瀧脇:びっくりしましたけど、現場に入った瞬間に明らかな空田さんがいて。
佐々木:紹介される前に分かった?
瀧脇:紹介されなくても、あの人が空田さんだろうって思いました。
野口:あはははは。おもろい。
音嶋:私は本屋さんで同じ本を取ろうとして手が重なって、“はっ”ってときめきの顔をするっていう。少女漫画みたいな世界すぎて、空田さんと「こんなシーン、なかなかないですよね」って話をしながらやっていたんですけど、振り返るタイミングや間とか、細かく指導してくださって。ひとりのシーンは今までもあったんですけど、ここまで細かくアドバイスしてくださることはなかったので、すごく新鮮でしたし、監督さんも優しくて、楽しい撮影でした。
山本:ダンスシーンは寒かったですね。でも、みんな清々しい顔をして踊ってて。さっき、初めてMVを見たんですけど、寒そうな顔をしてるメンバーがいなくてよかったって安心しました。
──最後のボートシーンについても聞かせてください。
佐々木:怖かったです。最初はスタッフさんがいたんですけども、袴だから寝転がったらもう身動きが取れなくて。太陽が気持ちよかったので、ぼうっと寝てたら、もう周りに誰もいなくなってて。ドローンで指示が飛んでくるんですね。見えないところにレシーバーが置いてあって。
野口:でも、こっちの声は聞こえないんだよね。ドローンで見てるだけで。
佐々木:そうだ。レシーバーで声が聞こえるんですけど、何を言ってるのかわからないんですよ。
野口:でも、すごいよね、あのシーン。ふたりだけの世界。
──あれは舞香さんの脳内のイメージシーンなのか。
佐々木:私も正直わかっていなくて。衣織を連れ出したところは、たぶん、妄想だと思うんです。ふたりが結ばれた世界を妄想してて、社会人になってもずっとそれを覚えてるって言うことなのかなって思ってます。
──短編映画のようないい余韻を残してくれるMVになってました。また、カップリングに収録された楽曲についてもひと言ずついただけますか。「Junkies」のセンターは高松さんです。
高松:久しぶりにロックな感じの曲なので、声出しができるようになったライブでやったら楽しいだろうなって思います。
──「ラブクリエイト」は野口さんセンター曲です。
野口:愛を生み出す、愛を作り出すっていうタイトルが好きです。すごく=LOVEらしいな、なんて思ったりして。歌詞も、夢を諦めてないイコラブの姿をファンの人に向けて歌ってるようにも見えますし、イコラブメンバー同士の絆だったり、らしさっていうのがギュッと詰め込まれた、これもライブで盛り上がる曲なんじゃないかなって思います。「Junkies」も「ラブクリエイト」もかっこがいっぱいあるので、声出しができる環境になったらいいな~って思います。
──コールが用意されてる曲たちですよね。「Kiara Tiara」は樹愛羅さん初のソロ曲になってます。
樹愛羅:ちっちゃい頃に、名前が「ティアラみたいだね」って言われたことがあって。イコノイジョイの「トリプルデート」でも、“ハート ダイヤ ティアラ”という歌詞のときに、私のパートじゃないのに前に出てて。ソロ曲をいただいてびっくりしました。英語がいっぱいある歌詞で、韻を踏んでるラップもあって…。すごく難しいんですけど、一緒の歌割りやWセンター曲もあったなーたんが卒業して、悲しいけど、ひとりでもできるぞっていう強い心で表明するような曲になってて。私自身が上にいきたい、成長したいっていう曲なので、ライブで披露するのは緊張するし、うまくできるか不安なんですけど、この歌詞みたいに、ついてきてよ!と余裕のあるパフォーマンスがしたいし、私自身もこの曲で変われたらいいなって思います。
■新しいものもたくさんあって、変わらないものもたくさんあってっていう、今のイコラブの全部
──13枚目のシングルはファンの皆さんにどう届くといいなと思いますか。
佐々木:新体制の一発目ということで、王道もありますし、ファンの方を思った曲やメンバーを思った曲もあり、最年少の樹愛羅のソロ曲や、ニアジョイちゃん(≒JOY)の新曲もある。新しいものもたくさんあって、変わらないものもたくさんあってっていう、今のイコラブの全部が詰め込まれているので、ずっと応援してくれているファンの方も、これから好きになってくれる方にも安心して届けられるシングルになったなと思います。
──卒業コンサートから始まった2023年ですが、グループとしてどんな1年にしていきたいですか。
大谷:新体制になっても、イコラブらしさはそのまま変わらないですし、ツアーを始め、皆さんと一緒に過ごせる機会がたくさんあって。新しい試みというか、また新鮮なこともたくさんやっていきたいなと思っているので、皆さんに楽しんでいただけるような1年にしたいし、各地でおいしいものを食べて、みんなで元気にツアーを回っていきたいです。
山本:この楽曲と1月末から始まったツアーを通して、ファンの方に新体制のイコラブも大丈夫だなって思ってもらえるように、まずは頑張らないといけないなと思ってます。あとは、この1年、メンバーそれぞれが幸せであるといいなと願ってます。メンバーそれぞれが幸せだったら、きっと、そのメンバーを応援してくださっているファンの方も幸せになれると思うので、まずは私たちがずっと笑顔で、たくさんの愛を届けていけたらなって思いますね。
INTERVIEW & TEXT BY 永堀アツオ
PHOTO BY 関信行
楽曲リンク
リリース情報
2023.2.22 ON SALE
SINGLE「この空がトリガー」
プロフィール
=LOVE
イコールラブ/指原莉乃がプロデュースするアイドルグループ。2017年9月6日、ソニーミュージックより1stシングル「=LOVE」メジャーデビュー。6thシングル「ズルいよ ズルいね」、8thシングル「青春“サブリミナル”」、12thシングル「Be Selfish」でオリコン週間シングルランキング初登場1位を獲得。デビューシングルから12作連続でオリコン・週間シングルランキングトップ10入り、さらに1stアルバム『全部、内緒。』でもオリコン・週間アルバムランキング1位を獲得。「=LOVE」という名前には、「アイドルとはファンに愛されなければいけない。そしてアイドルという仕事も自分が愛さなければいけない。」という指原莉乃の想いが詰まっている。
=LOVE OFFICIAL SITE
https://equal-love.jp/