2022年2月5日(土)にZepp Hanedaで開催されるワンマンライブ『吉本坂46 2nd&3rd Anniversary Live〜冬眠〜』をもって活動を休止し、“冬眠”に入る吉本坂46が1stアルバム『That’s Life〜それも人生じゃん〜』をリリースした。
秋元康プロデュースによる“坂道シリーズ”の第3弾として、2018年2月21日に始動し、2019年12月27日には2期生が加入。2020年10月からは、よしもと有楽町シアターで定期公演を行なってきた彼らにとって、アイドルとして活動した4年間はどんな日々だったのか。
有名メンバーの多いチーム「選抜/CIRCUS」の金田哲(はんにゃ)、若手中心に結成された「RED」の榊原徹士と池田直人(レインボー)に加え、吉本に所属するタレントだけでなく、スタッフも対象としたオーデイションに合格した二期生でかまいたちのマネージャーでもある樺澤まどかの4人に話を聞いた。
INTERVIEW & TEXT BY 永堀アツオ
PHOTO BY 大橋祐希
■よりいい味を出すために一度、冬眠する
──まず、活動休止が決まった心境から聞かせてください。
池田直人(以下、池田):あくまでも“冬眠”で解散ではないので、僕は至るところで「諦めてはないですよ」と言っています。あと、吉本坂のおかげで出会えた人たちがたくさんいるので、そこから生まれる新しいものもあるんじゃないかなと思ってます。
樺澤まどか(以下、樺澤):二期生はオリジナル曲を出す前に冬眠になってしまったので、悔しいですね。でも、二期生で仲良くなって、みんなでYouTubeをやったりしていて。吉本坂がなかったら関わることのなかった人たちといろいろなことができているのが良かったし、今後も続けたいなと思ってます。
榊原徹士(以下、榊原):僕も樺澤さんに似ているんですが、二期生だけでライブパフォーマンスをするところを見たかったですね。それがもし、冬眠明けに来るならめっちゃ楽しみですし、吉本坂のいちばん難しいのはみんなが一斉に集うことだったので、それが冬眠明けに一日でも増えればなと思います。
金田哲(以下、金田):…なんか、僕のせいなのかなって。
榊原:なんでですか?
金田:パフォーマンスという面でね。冬眠が発表された日も、パフォーマンス向上のために、トレンディーエンジェルのたかしと櫻坂46のさいたまスーパーアリーナに見に行ってて。
池田:それ、好きなだけでしょ?
金田:え?いや、先輩の…。
池田:パフォーマンス向上のためじゃなくて、櫻坂46が好きなだけでしょ。
金田:いやいや、坂道シリーズの先輩のパフォーマンスを勉強して、吉本坂にも取り入れていこうと思っていた矢先だったんですよ。だから、たかしと「俺たちのせいだ」って反省しました。
榊原:あははははは。
金田:もう少しできたんじゃないかっていう後悔がありますね。でも、冬眠と言ってますので、一回、寝かせて、熟成させて、より良い味を出すためにも、僕たちは一回、冬眠するべきだと…それでいい?
池田:はい。寝かしたら美味しくなるみたいな。
金田:そうそう、発酵させて、よりいい味を出すために一度、冬眠するという。納得はできないけど、納得するしかない状況ですね。
──皆さん、すでに冬眠明けにもう目が向いているんですね。その前に少しだけこれまでを振り返ってもらいたいなと思うんですが、この3年間で特に思い出深い活動を出来事を教えてください。
金田:まずは、オーディションですよね。我々は芸人と俳優とマネージャーですから。
池田:そうですね。本業が別にある人たち。
金田:吉本の別々の部署に所属していた我々が、そこからアイドルになるっていうね。オーディションは思い出深いですね。しかも、6次まであって。
池田:水着審査もありましたからね。
榊原:大変だったな〜、あれ。
金田:樺澤ちゃんは水着審査はやってないんだよね?
樺澤:私はやってないです。
池田:二期生も秋元(康)さんの前で歌ったんですか?
樺澤:いや、いらっしゃらなかったです。
金田:…なんか、うん、ごめん。
樺澤:あははは。
池田:我々は秋元さんの前で歌ってますから。
金田:秋元康さんが実在したということをまず目の当たりにして。
池田:吉本の本社にいらっしゃいましたからね。
金田:秋元さんにお会いできて、その前で歌を歌えた。そして、最後まで歌い切ったのは、村上ショージ師匠だけという伝説も残って。あと、ダンスね。
池田:チームを組んで、みんなで頑張ろうよっていう結束力がどんどん増していってね。
榊原:僕は初めてのアニラ(アニバーサリーライブ)が楽しかったですね。
金田:1周年ね。ほんとにまとまりのない烏合の衆だから、リハで大人が大人に怒られてね。
■60代のお偉いさんが、50代の芸人を怒るっていう
──あははは。なんで怒られたんですか?
金田:ダラダラしてて。「ステージ上に全員集まれ」って言ってるのに、カフェに行ってる人もいれば、タバコを吸いに行ってる人もいるし、裏でYouTube撮ってる人もいて…。あまりにもまとまりが無さすぎて、60代のお偉いさんが、50代の芸人を怒るっていう。
池田:「一旦、話を聞いてください」って言われてましたからね(笑)。
金田:なかなかないよね、大人がそういう怒られ方するの。あと、『TIF(TOKYO IDOL FESTIVAL)』ね。つばきファクトリー、吉本坂、BiSHっていう並びで。
榊原:今考えたら、わけわからんですね。
金田:アイドルフェスに出れたっていうことは、吉本坂がアイドルとして認められたってことなのかなって。ただ、ほぼ営業みたいになってましたけどね。パフォーマンスするよりしゃべってる時間の方が長かったから。
池田:僕は『TIF』に唯一遅刻したアイドルかもしれないです。他の営業があって、渋滞にはまっちゃって、『TIF』に遅刻しちゃって。
金田:パフォーマンスの途中に合流したんだっけ?
池田:いや、エンディングだけでした。「お待たせしました!」って言ってステージに上がったんですけど、誰も待ってなくて(笑)。焦って来たから、車のイスをつけてきちゃうっていうボケをやったんですけど、今でも思い出したくないくらいスベって。ステージの後ろの方から、誰かが「いや、おかしいだろ!」ってつっこんでくれたことだけ覚えてます。
金田:優しさだね。
──(笑)二期生の樺澤さんは?
樺澤:いちばん覚えているのは定期公演ですね。金田さんと、トットの多田(智佑)さんと“金樺園”というユニットコントをやらせていただいて。
金田:コントじゃない、ディナーショーです。
樺澤:あ、すみません。ディナーショーです(笑)。入社前からテレビで拝見していた金田さんとディナーショー?で共演できたことがめちゃくちゃうれしくて、楽しかったです。
金田:スッとボケ倒しますし、いちばん落ち着いてましたね。トットの多田と僕は同期で17年くらいやってるんですけど、樺澤ちゃんがいちばん堂々としてて。その映像を見てた地元の友達のコタローが「樺澤ちゃん、可愛いね。樺澤ちゃんと結婚したい」って言ってるくらい大ファンになって。樺澤ちゃんの魅力が爆発した金樺園だったんじゃないかなと思います。
樺澤:ありがとうございます。
──これまでにシングル3枚、全14曲がリリースされてますが、特にお気に入りの曲はありますか。
池田:僕は「RED」として初めての表題曲である3rdシングル「不能ではいられない」が思い出に残ってますね。「選抜」「RED」「スイートMONSTER」の3チームで対決して、勝った方が次の表題曲を歌えるということで、「RED」のみんなで動画を作ってアップしたりとか、みんなでTwitterで回したりして。チーム一丸で勝ち取った表題曲だったので、すごく思い出に残ってます。
榊原:僕は、「RED」の曲じゃないですけど、単純に「STRAY SHEEP」が好きです。
池田:めっちゃ好きっすよね〜。
金田:そうなんだ。
榊原:曲調がアイドルっぽくないんですよね。ひとりでも歌ってカッコよくなれる。アイドルの曲はカラオケで歌うとしんどい曲が多いんですけど、ひとりでも気持ちよく歌えるし、なによりもミュージックビデオがめちゃめちゃカッコよくて。
金田:河本さんがセンターで哀愁があるしね。
榊原:ラップのシーンでもすべての方の顔に異常な説得力があって。普通にいいなって思います。
金田:アニバーサリーライブのときにパンサーの尾形さんがインフルで出れなくなって。そこ、おばた(のお兄さん)がやるって決まってたんだよね。おばたはリハでいちばん指示を出すんですよ。「金田さん、位置がずれてます」とか。結構、言うんですけど、本番はおばたが誰よりもミスするんですよ(笑)。で、そのラップのところをおばたがやるって言ってるのに、本番で忘れてて。誰がやるんだって皆がキョロキョロするっていう空白の数秒もよく覚えてます。
榊原:あははははは。
金田:僕は「今夜はええやん」ですね。芸人さんの欲望がすべて出てる感じがあって。この曲で『TIF』や『FNS歌謡祭』など、いろんな音楽番組にも出させてもらって。あと、MVの撮影は夕方から次の日の昼まで撮影してて。「選抜」改め「CIRCUS」は平均年齢が42歳くらいなんですけど、朝方のケータリングでケバブが出てきて。ショージ師匠が「食えるか、こんなもん!」って言ってブチ切れるという事件がありました。そこからケバブNGになって。あのMV撮影がツボでしたね。河本さんはずっと吊るされてしたし。
──(笑)金田さんは妖艶な女性に扮してました。
池田:僕も普段、女装すること多いんですけど、やきもち焼くくらいかわいかったですよ。
金田:有り難いですよ、池田先生に言っていただけて。
池田:お綺麗になることは知ってたんですけど、まさかここまでか!と。しかも、偶然の配役なんですよね。
金田:そうなんですよ。ガンバレルーヤのよしこの衣装だったんですよ。僕はゴスロリのキャラだったんですけど、よしこがチャイナドレス、入らなくて。急遽、「金田さん、テレコにしてもらっていいですか?」ってことであれになった。だから、たまたまです。
池田:へぇ〜。めっちゃ綺麗でしたよ。
金田:嫌な気しないですね。変な癖ついちゃうので気をつけないと思います。
樺澤:私は「現在地」(/「スイートMONSTER」)です。
池田&榊原 わかる!
金田:全員好きだよね。
樺澤:歌詞も曲調も好きです。二期生で有楽町シアターでカバーしたことがあるんですけど、みんなで「マジ、いいよね、この曲。頑張ろう」って言い合っていたのを覚えてます。
金田:岩橋さん(プラス・マイナス)の声もいいんだよな。この曲は実はいちばんの隠れた名曲かもしれないです。普段は“どつくより笑わせろ”みたいなコミカルなチームが歌う真面目なテクノポップというギャップにやられましたね。なんか泣けてくるんですよね。
■「やっと二期生曲が歌えてうれしいね!」って
──そして、1stアルバムには新曲が3曲収録されていますが、初の二期生曲「永遠のゴールドラッシュ」も誕生しました。
樺澤:めちゃカッコよくて、いい曲だなって思いました。二期生のグループLINEに送られてきたんですけど、「やっと二期生曲が歌えてうれしいね!」って、うるさいくらいめっちゃ盛り上がって。
池田:いいじゃない、うるさくても(笑)。若さもあって、すごく元気が出る感じの曲だよね。
樺澤:野望がメラメラ燃えてる曲ですね。二期生は若手芸人の方が多いので、これから頑張っていくぞ!っていう感じが共感できるなって思って。でも、というか、だからこそ、レコーディングは、少し切なさもありましたね。二期生、みんな頑張ってるし、めちゃめちゃ仲良くなったんですよ。レコーディングで集まったときも、「久しぶり」っていう感じで、友達みたいになってて。これからしばらく会えなくなっちゃうのは寂しいなって感じたんですけど、この歌のとおりに立ち止まらずに、お互いに頑張っていけたらなって思ってます。冬眠中も二期生でやってるYouTubeは続けていく予定なので、そこでいろいろ修行できたらと思ってます。
──樺澤さんはどんどん出役になっていく?
樺澤:どうなんでしょう…。
金田:いや、需要あるでしょ。だって、単独やったらチケット即完でしょ。なんなら吉本坂でもトップクラスの人気なので、大型二期生ですよね。出演者でもあり、マネージャーさんでもあり。吉本初の女性タレントマネージャーになっていくんじゃないかなと思います。
樺澤:吉本坂がきっかけで、出るのも楽しいなと思うようになって。自分から前に出ちゃってるんですけど(笑)。
金田:かまいたちさんのYouTubeにも出てるし、英語を語呂合わせで覚えるような変なインスタもやってるし。あれはいつか書籍化もあるだろうし、コンテンポラリーダンスもあるし、多彩ですよ。
樺澤:ありがとうございます!いろいろとらわれずにやりたいなと思ってます。
■ちゃんと会えるよっていう約束として受け取ってもらえたら
──もう1曲、現メンバー62人全員で歌唱する「笑ってサヨナラ」が収録されています。
金田:秋元先生に「これぞ、吉本坂!」という本質を書いていただいた感じがしますね。
池田:ほんとに冬眠を表してる曲ですよね。
金田:悲壮感がないよね、前向きで。
池田:またいつか会おうっていう感じがあるし。皆で手拍子して盛り上がるところもあるし、最後を締めてくれる曲やなっていう感じがしますね。
金田:全員が60代、70代になったときに。
池田:だいぶ先やな!
榊原:20年後ですか?
金田:そのときはショージ師匠が90…。
池田:もういないっすよ!
金田:おい!樺澤ちゃんに車椅子を押してもらって。
池田:見てられないっすよ。
金田:ま、どのみちまた会えるんじゃないかと思わせてくれるような曲になってますね。
榊原:おっしゃる通りですね。「笑ってサヨナラ」以上に、吉本に所属している人たちに似合う言葉はないと思います。卒業式でよく言う、「またいつか会えたらいいよね」の“いつか”はほんまにわからないじゃないですか。でも、僕らの場合は、本当にいつか会えるっていう前向きなメッセージになると思う。
金田:確かにね。「今までありがとうございました」って言う感じじゃないもんね。「ほんじゃ、また」っていうくらいの。
榊原:そうですね。軽い感じに聞こえるかもしれないけど、ちゃんと会えるよっていう約束として受け取ってもらえたらいいなと思います。
樺澤:明るい曲で、楽しい感じになってて。ファンの方も、また会えるっていう前向きな希望を持ってくれるんじゃないかなと思います。初めて一期生の方々と一緒に歌えたので、それもすごく嬉しかったです。
■吉本坂は河本さんなのかもしれない
──レコーディングで何か印象的な出来事はありましたか。
池田:レコーディングは一瞬で終わりましたね。俺、20分で帰りました。銀シャリのうなぎさんが僕の次やったんですけど、「自販機でジュース買いたいから、誰か小銭な〜い?」ってずっと騒いでて。で、ソニーさんから100円もらって、「あざーす」ってやってたくらしか覚えてないです。
金田:(笑)いつもと違う場所だったよね。どこ、ここ?みたいな大きなスタジオで。ロスのレコーディングか?って言うくらいデカいスタジオだった。
榊原:天井が鬼高かったですもんね。
金田:冬眠前の最後だから花持たせてくれたのかなって。
池田:地下4階くらいまで下がりましたよね。
金田:都内にこんな豪華な場所があったんだって。気持ちも入りましたよね。
樺澤:私は、めっちゃ河本さんの顔が浮かびました。キャプテンが言ってる感じがするなって。
金田:確かにね。『That’s Life〜それも人生じゃん〜』というアルバムのタイトルも河本さんが考えてくれて。芸人らしいというか、河本さんらしいというか。キャプテンが浮かぶのはわかるよね。誰よりも気を遣ってやってくれて。
池田:河本さんからしたら、自分より芸歴が上の人もいるわけですからね。
金田:調整役もしつつ、若手も見てくれて。
池田:頼もしかったっすね。
金田:河本さんがいなかったらどうなっていたかわからないよね。極端な話、吉本坂は河本さんで繋がってた。
榊原:確かにそれはありますね。
樺澤:私も入社1年目の時に、次長課長さんの現場についてて。そこで知り合った河本さんが「オーディション、受けなよ」って勧めてくれたんですよ。オーディション中もたくさんアドバイスをくれたので、河本さんのおかげです。
金田:樺澤ちゃんを見出したのも河本さんだし、吉本坂は河本さんなのかもしれない。
■自分の新しい面を開けたかなって思います
──名言が出ましたが、アイドルとしての4年間はどんな経験になりましたか。
樺澤:さっきも言った通り、吉本坂はきっかけで自分の単独ライブをやったり、ソロでデビューしちゃったり、地元のラジオに呼ばれたりして。どんどん世界が広がっていったし、他事務所の人とか、担当してない芸人さんも知ってくれたりして、仕事もやりやすくなったりした。新しいマネージャーのやり方が自分なりに作れたなって思ってます。
金田:藤原(寛)さん以来じゃない、テレビにも普通に出てるマネージャー。
樺澤:就活生から「樺澤さんみたいになりたい」っていうメッセージもいただくこともあって。いろんな働き方があるっていうことをたくさんの人に伝えられたのかなと思います。
池田:僕はもともと芸人でも手を振ったり、キラキラしたいという側面があったんですけど、周りの芸人はやってないので、それを押し隠すように生きてた部分もあったんですよ。吉本坂に入って、自分のその部分を全力で出せる場所ができたし、自分の新しい面を開けたかなって思います。
榊原:僕は人生で2回目のアイドルをやって。1回目は仮面をかぶってやってた部分が大きかったんですね。でも、吉本坂はただただ自分でいれたので、すごく楽しかったです。吉本で俳優をやっていると芸人さんと会う機会がないので、芸人さんはもちろん、芸人さんを応援している方々を含めて、皆さんとの出会いがすごく宝物になりました。
金田:芸人目指して吉本に入ってアイドルになるってなかなかないじゃないですか。普段出れない音楽番組やイベントに出させてもらって。こういう取材も芸人じゃなく、アイドルとして受け答えしているから、「トイレ行ってきます」とは言わないようにしてるんですね。吉本坂の取材のときは、「お花摘んできます」って言ってますからね。
池田:言ってないでしょ!聞いたことないですよ。
金田:僕はもともと、ももクロやK-POPアイドルが好きなので、自分の中での理想のアイドル像があるのよ。自分でアイドルを経験したことで、アイドルの見方が変わりましたし、芸人を目指した自分が10何年後にアイドルをやると思ってなかったし。すごく貴重な金田哲の世界線が開けたかなと思いましたし、こうして普段、絡まないメンバーと一緒に取材を受けられたことも感謝してます。
■好きな人と好きなだけ仕事をし続けたいです
──最後に今後の夢をお伺いできますか。
樺澤:明確な夢はないんですけど、とにかく自分に自信のある大人になりたくて。だから、今できることを全力でやるってことしか考えてないです。吉本に入社して、吉本坂に入るとは思ってなかったように、先に何が起こるかわからない。そういうことがこれからも起こるので、全部、全力でひたすらチャレンジしていきたいし、それをずっと続けていきたいです。
榊原:僕の夢は、好きな人と好きなだけ仕事をしていたい。それに尽きますね。樺澤さんみたいに、裏も知っていて、表もできる人もいたり、いろんな仕事がルールに囚われなくなっているので、好きな人と好きなだけ仕事をし続けたいです。
池田:僕は、一軒家を建てたいです。東京以外で子供を育てたいので、千葉か神奈川か埼玉あたりで。
金田:僕はバリ、伊豆、滋賀に別荘を持ちたいです。あと、プロポーカーの大会に出たい。
榊原:WSOP(ワールドシリーズオブポーカー)に出たいんですか?
金田:うん。やりたいことがありすぎるんですよね、僕は。芸人を目指して、アイドルをやらせていただいて。YouTube、TikTok、ACTOR…。そう言う意味では、やりたいことを整理するのが夢ですね。
榊原:あははははは。
池田:家、建てたいですよね。
金田:池田くんは千葉だけど、僕は伊豆なんですよね。伊豆高原のあたりに庭付きの和モダンな家を建てたい。家庭菜園もして、星を見ながら、ウイスキーを飲む。そのとき、僕の隣に、奥さんと子供がいてくれたらいいかな?なんて。齢36歳、切実に願っております。
リリース情報
2022.02.02 ON SALE
ALBUM『That’s Life~それも人生じゃん~』
プロフィール
吉本坂46
ヨシモトザカフォーティシックス/秋元康のプロデュースにより、2018年8月20日に結成したアイドルグループ。乃木坂46・欅坂46(現櫻坂46)に続く坂道シリーズ第3弾。2018年12月26日、1stシングル「泣かせてくれよ」でCDデビュー。【RED】(16人)、【CIRCUS】(16人)、【スイートMONSTER】(13人)、というユニットも結成。2022年2月2日、1st ALBUM『That’s Life~それも人生じゃん~』をリリース。2022年2月5日、活動休止予定。
吉本坂46 OFFICIAL SITE
http://yoshimotozaka46.com