米ビルボードに“2024年 最も有望なK-POPの新人”と評価されるなど、圧倒的な実力で世界中から注目されている7人組ガールズグループ・BABYMONSTER。彼女たちのこれまでの活動の軌跡や個性あふれるメンバーの詳細プロフィール、必聴楽曲を詳しく紹介する。
■BABYMONSTERとは?韓国YG ENTERTAINMENTからデビューした7人組ガールズグループ
BABYMONSTER(ベイビーモンスター)
・デビュー:2024年4月1日
・デビュー作品:ミニアルバム『BABYMONS7ER』
・メンバー:RUKA(ルカ)/ PHARITA(パリタ)/ ASA(アサ)/ AHYEON(アヒョン)/RAMI(ラミ)/RORA(ローラ)/CHIQUITA(チキータ)
・ファン呼称:MONSTIEZ(モンスティーズ)
・OFFICIAL SITE https://yg-babymonster-official.jp
・OFFICIAL SITE(ソニーミュージック)https://www.sonymusic.co.jp/artist/BABYMONSTER/
・X(旧Twitter)https://x.com/YGBABYMONSTER_
・X(旧Twitter)(Japan)https://x.com/_BABYMONSTER_JP
・Instagram https://www.instagram.com/babymonster_ygofficial/
・TikTok https://www.tiktok.com/@babymonster_yg_tiktok
・YouTube https://www.youtube.com/@BABYMONSTER
・Facebook https://www.facebook.com/BABYMONSTER.ygofficial/
BIGBANG、2NE1、BLACKPINK、TREASUREなどを輩出してきた、韓国のYG ENTERTAINMENTから誕生した7人組ガールズグループ。YGからのガールズグループのデビューは、BLACKPINK以来約7年ぶりとなった。長年の練習生期間を経て選抜されたメンバーは、韓国出身3人、タイ出身2人、日本出身2人という多国籍な構成だ。デビューメンバー選考の過程は、リアリティ番組『Last Evaluation』としてYouTubeで公開され、多くの注目を浴びた。
▼BABYMONSTER – Last Evaluation EP.1
2023年5月12日に7人全員でデビューすることが発表され、5月14日にプレデビュー曲「DREAM」をYouTubeで公開。約1週間で再生回数が4000万回を超えた。同年11月27日にはデジタルシングル「BATTER UP」をリリース。2024年4月1日に1stミニアルバム『BABYMONS7ER』で公式デビューを果たし、タイトル曲「SHEESH」のミュージックビデオは、K-POPガールズグループのデビュー曲として最速で1億再生を突破。またアルバムは初週40.1万枚を売り上げ、K-POPガールズグループのデビューアルバム史上最多売上を記録している。
▼BABYMONSTER ‘DREAM’ (PRE-DEBUT SONG)
▼BABYMONSTER ‘BATTER UP’ M/V
▼BABYMONSTER – ‘SHEESH’ M/V
2024年 5月から8月にかけて、初のファンミーティング『BABYMONSTER PRESENTS:SEE YOU THERE』を東京、ジャカルタ、シンガポール、台北、バンコク、神戸、ソウルで開催。日本では計4.6万人を動員し、注目度の高さを証明した。同年8月には『SUMMER SONIC 2024』に出演。11月に1stフルアルバム『DRIP』をリリースし、米『ビルボード200』に149位で初チャートインした。
2025年1月からは、初のワールドツアー『2025 BABYMONSTER 1st WORLD TOUR <HELLO, MONSTERS>』を開催。日本では3月から神奈川、愛知、大阪、福岡の全5会場11公演を回り、10万人規模の動員となる見込みだ。
グループ名の由来は公式には公表されていないが、全員が若く驚異的な実力の持ち主であるため、まさに“BABY”だが“MONSTER”であるというネーミングを、メンバーそれぞれが体現している。ファンネームの「MONSTIEZ(モンスティーズ)」は、BABYMONSTERを縮めた“Mons”に繋がりという意味の“Ties”を組み合わせた造語で、“メンバーたちとファンが最も近い存在として、お互いにとって頼れる仲になってほしい”という思いが込められている。
■オールラウンダーなメンバープロフィール
RUKA(読み:ルカ)
グループ最年長。メンバーを優しくフォローする頼もしい存在だが、ひょうきんで末っ子のように天真爛漫に振る舞うこともしばしば。ASAとともに、YG ENTERTAINMENT から初の日本国籍の女性メンバーとしてデビューを果たした。6歳の頃に始めたダンスは類まれな実力を持ち、本人が「死ぬまで踊っていると思う」と話すほど、熱いダンス愛の持ち主。振付師のリジョンは「ダンスに対する理解度が他の子と違う」とRUKAを絶賛している。グループではラップを多く担当。シャープな眼差しで表情を巧みに変化させ、ステージでは唯一無二のカリスマ性を放つ。
PHARITA(読み:パリタ)
2020年、タイで行われたYG ENTERTAINMENT のグローバルオーディションに参加し、1226人中唯一の合格者として加入。エレガントな雰囲気を放ちつつも、くしゃっと笑った笑顔がとてもかわいらしく、子犬のようだと言われている。高音パートも余裕たっぷりに歌いこなす歌唱力を持ち、バラード曲「Stuck In The Middle」終盤での透き通るような彼女の高音は必聴。インターナショナルスクールに通っていたため、タイ語、韓国語のほかに英語も堪能なトリリンガル。思いやりが深く、礼儀正しい性格。絵を描くのが得意で、RUKAの誕生日に絵をプレゼントしたことがある。
▼BABYMONSTER ‘Stuck In The Middle’ M/V
ASA(読み:アサ)
小学2年生でダンスを始め、初めてステージで披露した楽曲は、母もファンだったというBlock Bの「Very Good」。優れたリズム感を持ち、「SHEESH」などで披露している高速ラップは、滑舌のよさが聴いていてとても心地よい。YG創業者のヤン・ヒョンソクからも「生まれ持ったリズム感が素晴らしく、拍子がとても正確」と絶賛されている。おしとやかな雰囲気を漂わせながらもストイックな性格。初めて作曲を手がけた楽曲「DIARY」をはじめ、アルバム収録曲「Woke Up In Tokyo(RUKA&ASA)」等の楽曲制作にも積極的に携わっている。多趣味で、特にショッピングが大好き。
▼BABYMONSTER ‘SHEESH’ M/V
▼BABYMONSTER – ‘Woke Up In Tokyo (RUKA & ASA)’ (Official Audio)
AHYEON(読み:アヒョン)
5歳からダンスを習い始め、6年間の練習生生活を送ったのちにデビュー。名ボーカリスト揃いのBABYMONSTERのなかでも「DRIP」の3段高音など、難易度の高いパートを多数担当している。振付師のリジョンはAHYEONについて「一番コントロールを理解している。センターに最も相応しい子」と話していた。5歳から英語、7歳から中国語を習い始め、語学も堪能。ステージではカリスマ性を放つが、普段はシャイな性格で、そんなギャップでもファンを虜にしている。食べることが大好き。
▼BABYMONSTER ‘DRIP’ M/V
RAMI(読み:ラミ)
2歳からキッズモデルとして活動し、幼少期から完成されたビジュアルで活躍。芸術高校に首席入学を果たし、ボーカルの実力は、RAMIがロールモデルとしているROSÉ(BLACKPINK)に讃えられるほど。ソロで出演した『リムジンサービス』(韓国KBSバラエティ番組『スタジオK』で配信された人気の音楽コーナー)では、CIL「Bloodsucker」のカバーで見事なホイッスルボイスを披露して話題を集めた。MBTI診断がメンバーのなかで唯一の“F”(感情型)タイプであり、優しく共感性が高い。モノマネが得意で、よくメンバーのしゃべり方を再現するなどして、周囲を明るく盛り上げている。物事を慎重に進めるタイプで、食べるのも字を書くのも遅め。デビューから長らく、グループ内で唯一のハイトーンヘアのメンバーである。
▼[リムジンサービス] EP.125 BABYMONSTER RAMI
RORA(読み:ローラ)
キッズモデルとして活躍し、キッズアイドルグループU.SSO Girlsのメンバーとして活動していたことがある。子役として多くのドラマにも出演。15歳(デビュー時)とは思えないほどの感情豊かなボーカルが持ち味で、ヤン・ヒョンソクから「100点を与えても惜しくない」と絶賛された。ローラという芸名には“オーロラのように美しい歌手に成長するように”という思いが込められている。清純なビジュアルが印象的だが、明るく遊び心に満ちた性格。たまに豪快な低い声で、メンバーを笑わせることもしばしば。
CHIQUITA(読み:チキータ)
最年少メンバーながら、歌、ダンスの実力が高く、練習生期間わずか3ヵ月で、デビュープロジェクトのメンバーとして選ばれたナチュラルボーンスター。デビュー後も努力を絶やさず、「DRIP」ではラップパートを務めるなど、常に成長を見せ続けている。15歳(デビュー時)とは思えないほどの風格を放ち続け、ステージではカリスマ溢れる表情も浮かべるが、普段は年相応の甘えん坊で、メンバーからはよく“赤ちゃん”と言われる。リアクションが大きく、愛嬌たっぷり。クマが大好きで、グッズを数多く所有している。
▼BABYMONSTER ‘DRIP’ M/V
■BABYMONSTERが世界中で注目される理由
◎ハイレベルすぎるボーカル&ラップ
K-POPシーンにはハイレベルな実力を持つグループが続々と現れているが、BABYMONSTERの魅力はなんといっても、全員がオールラウンダーであること。ボーカルは全員がメインボーカルを担当できるほどの実力を有し、ハンドマイクでの堂々としたパフォーマンスが毎回話題に。さらに「CLIK CLAK」では、全員が見事なラップを披露している。メンバーのなかでもAHYEONは同世代グループの中でトップクラスの歌唱力であるとの呼び声が高く、『Last Evaluation』で披露した「Dangerously」のパフォーマンス映像は5700万再生超(2024年12月現在)を記録している。
▼BABYMONSTER ‘CLIK CLAK’ M/V
▼BABYMONSTER – AHYEON ‘Dangerously’ COVER (Clean Ver.)
◎圧倒的なビジュアル&群を抜いたダンススキル
メンバーはスタイル抜群。7人が並ぶととても華やかで、ファッション誌の撮影でも圧倒的なビジュアルを披露している。また長い手足を生かしたダンスは迫力抜群で「SHEESH」では堂々とキックするような振付が彼女たちにぴったりだと人気を集めた。また7人は長年の練習生期間をともにしてきたため、息を合わせ、楽曲のグルーヴを全身でしっかりと表現する。安定した生歌を披露しながら、激しく踊り切る姿は圧巻だ。
▼BABYMONSTER ‘SHEESH’ PERFORMANCE VIDEO
◎モンスター級の迫力 !ライブパフォーマンス
平均年齢17.7歳(2024年12月現在)とフレッシュな魅力にあふれた彼女たちは、舞台を降りればかわいらしい少女そのもの。しかし舞台に上がると別人のように表情を変えて、荒々しく観客を煽る。そんなギャップも大きな魅力であり、BABYMONSTERが気になる人には、絶対に生でパフォーマンスを浴びてほしいと心から伝えたい。2024年5月に初めて日本でパフォーマンスを披露した際は、「新人とは思えない」「完全生歌でここまで盛り上げられるなんて」と、SNSでも大きな話題を集めた。
▼BABYMONSTER ‘BATTER UP -JP VER.’ Live at BABYMONSTER PRESENTS:SEE YOU THERE – ARIAKE ARENA
■『THE FIRST TAKE』での「DRIP」
▼BABYMONSTER ‘DRIP’ M/V
「DRIP」は2024年11月にリリースされた、1stフルアルバム『DRIP』のダブルタイトル曲のひとつ。BABYMONSTERらしい自信に満ちた雰囲気と、YG特有のヒップホップバイブスをミックスした、EDMベースのダンスナンバーだ。作曲とラップメイキングに、BIGBANGのG-DRAGONが参加していることでも話題を集めた。MVではメンバーが自由に遊ぶような、ティーンらしいポップな雰囲気を楽しめる。
▼BABYMONSTER – DRIP / THE FIRST TAKE
『THE FIRST TAKE』ではどんなパフォーマンスを見せてくれるのだろうと、ワクワクしながら再生ボタンを押すと、7人が手を繋いで明るく登場。年相応のかわいらしさに、思わず目尻が下がる。しかし歌い出せば、さすがのカリスマ性たっぷり。『THE FIRST TAKE』初出演とは思えない余裕と貫禄で、時折カメラへ視線を送りながら、全員が歌唱力の高さを存分に発揮していく。AHYEONの見事な3段高音パートでは周囲のメンバーが盛り上げ、ボルテージは最高潮に。最後の本人たちのコメントに表れているように、音楽に身を委ね、とにかく楽しみながら歌ったことがよく伝わるパフォーマンスとなっている。
■BABYMONSTERにハマる! 注目曲3選
「SHEESH」
新人とはとても思えない貫禄と気迫で、鮮烈な印象を残したBABYMONSTERの公式デビュー曲。両手を頭の上で回す、サビのポイントダンスはSNSでも流行した。RUKA、AHYEON、ASAと続く、畳み掛けるようなラップパートは圧巻で、その後のAHYEONの高音パートはライブでも観客のボルテージを最高潮に高める。伸びやかなボーカルを堪能していたと思えば、終盤では6/8拍子にビートチェンジし、メンバーが凛々しくシャウト。わずか3分のなかに多彩な魅力が詰め込まれた楽曲だ。
「FOREVER」
2024年7月にデジタルシングルとしてリリースされた、メンバーの自由なエネルギーが溶け込んだ“YG印のサマーソング”。ラップパートなどではBABYMONSTERらしい強烈さを放っているものの、清涼で明るい開放感に満ちたサウンドで、新鮮な印象を残した。終盤のパートでは一緒に声を出して飛び跳ねてしまうこと間違いなしで、ライブでも盛り上がりを生み出す。MVでは、豪奢な洋館がよく似合うメンバーの上品で美しい姿、弾けるような笑顔にも注目してほしい。
「BATTER UP」
どっしりと重いビートと、中毒性の強いサビが特徴的な1stデジタルシングル。2023年11月にリリースされた。メンバーの流麗なボーカルとスピード感のあるラップが存分に堪能できる。バットを振るようなポイントダンスが目を引き、終盤ではメンバーがエネルギッシュな群舞を自信たっぷりに展開。“綺麗で優しい私が変わるmonster”“ステージ上で遊ぶWe are MVP”など、BABYMONSTERの凛々しいアティチュードを打ち出すような歌詞も耳に残る。
■BABYMONSTERの最新情報をチェック
2025年はワールドツアーを行い、さらに世界中で人気を高めること間違いなしのBABYMONSTER。彼女たちの今後の活躍を、くまなくチェックしておきたい。
TEXT BY 岸野恵加
▼BABYMONSTER最新情報はこちら
https://www.thefirsttimes.jp/keywords/6063/