ENHYPENは、今伝えたい想いをアルバムストーリーやコンセプチュアルな楽曲群に落とし込み、聴衆を惹きつけるパフォーマンスで魅了し続ける、7人組グローバルグループである。
自身二度目となる2023年のワールドツアー『ENHYPEN WORLD TOUR ‘FATE’』では、デビューから史上最速で日本・東京ドーム公演とアメリカでのスタジアム公演を実現し、実力と人気ぶりを証明。
そんな勢いに乗るENHYPENのグループとしての魅力や7人のメンバーの詳細なプロフィールに加え、11月17日発売の5th ミニアルバム『ORANGE BLOOD』(※日本での発売は11月21日)まで、あらゆる角度から近づいてみたい。
■『I-LAND』から誕生したグローバルグループ
ENHYPEN(読み:エンハイプン)
・結成日:2020年9月18日
・デビュー:韓国2020年11月30日/日本2021年7月6日
・メンバー:JUNGWON(ジョンウォン)/ HEESEUNG(ヒスン)/ JAY(ジェイ)/ JAKE (ジェイク)/ SUNGHOON(ソンフン)/ SUNOO(ソヌ)/ NI-KI(ニキ)
・略称:EN-、エナプ、イプニ
・ファン呼称:ENGENE(エンジン)
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2020年6月から約3カ月にわたり放映された、Mnet(エムネット)の超大型プロジェクト『I-LAND(アイランド)』を経て、2020年9月18日に結成されたENHYPEN。
“ENHYPEN”というグループ名は、記号の“ハイフン”と同じく“繋ぐ”ということを意味している。
お互いに異なる環境で違う人生を生きてきた7人のメンバーがひとつのグループとして“繋がる”だけでなく、お互いの個性や感性を“発見”し、ともに“成長”していく。加えて、自身が発信する音楽を通じて、人と人、世界と世界を繋いでいく…という想いが込められている。
なお、ENHYPENというグループ名は“エンハイフン”ではなく、“エンハイプン”と読むのが正しい。
また、彼らを応援するファンのことを“ENGENE(エンジン)”と呼ぶが、これはファンから寄せられた約6万7,000件もの候補の中からメンバー自らが選び、「ファンがENHYPENの成長と発展に大事な“原動力=エンジン”になる」という意味と、「両者が“遺伝子(GENE)”を共有しながら一緒に連結、発展、成長していく」というふたつの意味をもって決定したものだ。
この一連の流れからもわかるように、彼らにとってENGENEがいかに必要不可欠な存在であるかがわかる。
2020年11月30日、韓国にて1stミニアルバム『BORDER : DAY ONE』でデビューすると、『2020 THE FACT AWARDS』で「ネクストリーダー賞」を受け、『第35回ゴールデンディスクアワード with CURAPROX』と『第30回ハイワンソウル歌謡大賞』で新人賞を受賞。さらに『第10回ガオンチャートミュージックアワード』では「今年の新人賞―フィジカルアルバム部門」を受賞し、デビューから2カ月で新人賞4冠を達成。
▼「Let Me In (20 CUBE)」
その人気ぶりは日本でも同じく、2021年7月6日に日本1stシングル「BORDER : 儚い」で日本デビューした際は、オリコン週間シングルランキング初登場1位を記録。さらに、2022年10月発売の日本1stアルバム『定め』でも、オリコン週間アルバムランキングで2週連続1位を獲得している。
▼「Given-Taken [Japanese Ver.]」
また、2021年10月に韓国で発表した1stフルアルバム『DIMENSION : DILEMMA』はミリオンセラーを達成。同年4月26日リリースの2ndミニアルバム『BORDER : CARNIVAL』に収録された「FEVER」は、米国『タイム』が選ぶ「2021年ベストK-POPソングとアルバム(The Best K-POP Songs and Albums of 2021)」にノミネートされ、グローバルグループとして世界の注目を大いに集める存在へ。
▼「FEVER」
2022年7月発売の韓国3rdミニアルバム『MANIFESTO : DAY 1』では、自身二度目のミリオンセラーを記録。そして、2022年9月より実施した初のワールドツアー『ENHYPEN WORLD TOUR ‘MANIFESTO’』では、全世界12都市22公演を開催し、2023年1月には日本デビューからわずか1年半で初の京セラドーム公演を実施。第4世代のK-POPアーティストのなかで、最速で単独ドーム公演を実現した。
観客を前にしたステージ経験を積み重ね、いっそう魅力を増していくENHYPENは、2023年5月22日に4thミニアルバム『DARK BLOOD』をリリースし、発売日当日にミリオンを達成。初動132万枚で自己最高記録を更新。
▼「Bite Me」
また、7月12日にはポケモンの音楽プロジェクト「Pokémon Music Collective」の新曲「One and Only」を発表。これまで楽曲に合わせたクールかつコンセプチュアルなMVが多かった彼らだが、キュートなポケモンたちと共演した本MVでは笑顔多くポップな姿を見せ、ファンの心を掴むことに。
▼「One and Only」
8月には『SUMMER SONIC 2023』にも初出演し、9月には日本3rdシングル「結 -YOU-」をリリース。2回目のワールドツアー『ENHYPEN WORLD TOUR ‘FATE’』では、K-POPボーイグループの中でデビューから史上最速での東京ドームのステージに立った。
続くアメリカツアーでは、ロサンゼルスのディグニティ・ヘルス・スポーツ・パークで初のスタジアム公演も成功させ、日本、そして世界中から熱視線が注がれているグローバルグループと言えるだろう。
そんな彼らのグローバルな人気、卓越したビジュアルとスタイルに、ファッション業界も注目。2023年6月には、グループで『PRADA(プラダ)』のブランドアンバサダーに就任。
他にも、ENHYPENがコラボした、WebtoonとWebノベルで連載中のHYBEオリジナルストーリー『黒の月: 月の祭壇』が今年8月に1.5億ビューを突破するなど、多方面に活躍の場を広げている。
■成長著しいENHYPEN!その魅力とは?
◎物語を忠実に再現するパフォーマンス力。ステージにかける熱い想い
現在進行形で成長を続けるENHYPENだが、そんな彼らの魅力をいちばんに感じられるのはやはりステージだろう。
自身二度目のワールドツアー『ENHYPEN WORLD TOUR ‘FATE’』。270度の突出ステージを活用し、より客席に近い場所でステージを披露。そこで見せたパフォーマンスはまさに感動を呼ぶものだった。
中でもメンバーたちの夢だった東京ドーム公演では、「Drunk-Dazed [Japanese Ver.]」や「Bite Me [Japanese Ver.]」といったタイトル曲での力強く一糸乱れぬ群舞、複雑なフォーメーションが生み出す視覚的美しさ。楽曲に入り込んだ巧みな表情は、観客を自分たちの世界に引き込んでいく。
「TFW (That Feeling When)」「Just A Little Bit」といった曲ではユニットでメンバーのピアノ演奏やギター演奏にのせて甘い歌声を優しく響かせ、「Polaroid Love」では会場中を歌いながら歩き回り、ファンと目を合わせて直接コミュニケーションをとる姿も。全26曲のセットリストをつねに全力でパフォーマンスする姿も印象深い。
ENHYPENはデビューしてから世界的パンデミックの影響でファンの前に立つことが長らく叶わなかった時期がある。その歯痒さを経験したことで、元々の彼らの真面目な性格もあわさって、いちステージにかける想いがより高まったのだろう。一曲一曲、ENGENEと過ごす時間を大切にしながら懸命にメッセージを届ける姿はとても美しい。
韓国・ソウル公演では「もっと素敵なアーティストになるので、最後まで見守って応援してほしい」と呼びかけ、日本・東京ドーム公演でも「僕たちを結んでくれたこの運命が永遠になれるように、いつも努力を重ねていきたいと思います」と力強く宣言。また、アメリカ・ロサンゼルスのスタジアム公演では「皆さんは僕たちがここにいられる理由だ。 今どんなに幸せなのか言葉では言い表せない。皆さんは僕が生きていることを感じさせてくれる」という言葉を残している。
それらの想いが込められた彼らのパフォーマンスだから、余計に見る人の心を揺さぶるのだろう。
◎感情や想いを“物語”として描く、コンセプチュアルな作品群
彼らを語るうえで、外せないポイントはやはりコンセプチュアルなアルバムと作品群だろう。
デビュー時から今までのアルバムには「境界を越えた少年が多面的な世界に向き合った後、自分らしい答えを探し、同世代にそれを宣言するとともに、血で繋がった運命共同体である“君”のための犠牲を覚悟する」という物語が根底にある。
置き換えるならば、“境界を越えた少年”はENHYPENというグループのことであり、ENHYPENがデビューし、様々な経験をするなかで、各メンバーがそれぞれの想いを育み、“君=ENGENE”のために成長し続ける…という、彼ら自身の成長過程を物語に喩えて描かれていくというわけだ。
これまでに「BORDER」「DIMENSION」「MANIFESTO」「BLOOD」というシリーズで続いてきたその物語は、彼ら自身の物語でもある。ENHYPENとしてデビューすることで、これまで生きてきた世界の“境界”を越えアーティストとして世界の前に立った彼ら。デビュー後に向き合った、変わった世の中に対する率直な感情とファンに対する大切さと感謝の気持ちを楽曲で表現した。
そうしたコンセプトに基づく作品群を、彼らは“多面的”に表現する。
ストーリー性のある歌詞と曲。見て伝わるメッセージ性の高い振付。映画のようなスケール感のあるコンセプトトレーラーに、MV。さらに、ENHYPENがコラボレーションしたHYBEオリジナルストーリー『黒の月: 月の祭壇』(Webtoon・Webノベルで展開、日本ではLINE漫画で読むことができる)ともリンク。
あらゆる方向からアプローチする手段を用意していることで、異なった文化背景を持つ世界中のファンも、彼らが描こうとする“物語”により近づき没入することができる。その仕かけもグローバルアーティストとして支持を集める要因のひとつだろう。
どの作品も、ファンタジー色の強いコンセプトではあるものの、それを違和感なく“リアルなもの”として受け止めることができるのは、少年から青年への“境界”を今まさに越えつつあるメンバーたちの存在そのものが、このコンセプチュアルな楽曲群を美しく築くからであり、今後どういった物語が展開されるのか、“この先”が気になる。
■ENHYPENメンバー詳細プロフィール
◎JUNGWON(ジョンウォン)
・生年月日:2004年2月9日
・絵文字:猫
年齢はグループで下から2番目だが、その真面目さと責任感の強さでリーダーをつとめるJUNGWON。個性溢れるメンバーをまとめ、グループを引っ張るしっかり者だ。どんなにハードなスケジュールでもSNSをほぼ毎日更新していることもファンの間では有名だ。
▼ワールドツアー中に自身の想いを語る、JUNGWON
テコンドーの選手だったという彼の強い体幹、そこから生み出されるキレの良い癖のない端正なダンスはENHYPENの激しいフォーメーションダンスに安定感を与えている。その清涼感と強さを併せ持つ歌声も魅力だ。
そんな彼の苦手なことはウィンク。また、普段はメンバーのモノマネをしたり、小動物のようなキュルンとした愛らしい表情を見せたりと年下らしい姿も。メンバーからの信頼はもちろん、かわいい弟としても愛されるリーダーだ。
◎HEESEUNG(ヒスン)
・生年月日:2001年10月15日
・絵文字:ハムスター
グループの最年長で、歌・ダンス・ビジュアルと三拍子揃ったENHYPENの“万能エース“と名高いHEESEUNG。
ジャスティン・ビーバーの「Off My Face」カバー動画では、透明感のある美しい裏声で甘く歌い上げ、話題に。
▼ジャスティン・ビーバー「Off My Face」をカバーする、HEESEUNG
絶対音感を持っているため、歌唱面でメンバーをサポートする機会が多く、音楽面でENHYPENを支え、もうワンステージ上へと引き上げる存在だ。ダンスの実力も兼ね備えた彼は、センターポジションを任されることも。
優しく、面倒見も良いことから「人間性も完璧!」と言われるHEESEUNG。いっぽうで、かなり“天然”な一面を持っており、そのギャップある愛らしさもファンを惹きつけている。
◎JAY(ジェイ)
・生年月日:2002年4月20日
・絵文字:黒猫
幼少期にアメリカに住んでいたことで英語が堪能なJAY。小さな頃から日本のアニメをよく観ていたこともあり、独学で学んだという日本語も、MCやライブ配信でたびたび披露している。
自ら所属レーベルに働きかけ、日本のシンガーソングライター・優里とのコラボレーションカバー企画を実現するなど、音楽に対する熱い気持ちと実現に向けて努力を惜しまない行動力を持つ。彼の力強い視線と抜群のスタイルを活かしたダンスはENHYPENのステージに迫力を生み出している。
▼JAYと優里で歌った「ドライフラワー」(原曲:優里)
▼JAYと優里で歌った「Always」(原曲:ENHYPEN日本オリジナル曲)
そのいっぽうで、感受性豊かな彼は、メンバーイチの愛されキャラ。愛嬌ある表情やポーズを自らとることが苦手で、求められるとひどく照れてしまうシャイな一面もある。
◎JAKE(ジェイク)
・生年月日:2002年11月15日
・絵文字:犬
大きなリアクションと明るい笑い声でグループを明るく照らす、ENHYPENのムードメーカー、JAKE。
ENHYPENの英語詞のクールさは、幼少期をオーストラリアで過ごした彼の自然な英語の歌唱による部分が大きい。温かみと独特の質感ある声で楽曲全体を包み込む。練習生になるまでダンス経験がなかったとは思えない、キレのあるダンスでも魅せる。
メンバーを大切にする愛情深い性格で、なかなか日本にいる家族に会いに帰れないメンバー・NI-KIのため、釣り旅行を企画し一緒に出かけたことも。大型犬のようなかわいさと優しい雰囲気が、彼の愛犬・レイラに似ていると言われている。
▼JAKEが愛犬と過ごした1日のVlog
◎SUNGHOON(ソンフン)
・生年月日:2002年12月8日
・絵文字:ペンギン
王子様のような端正なルックスのSUNGHOON。元フィギュアスケート選手として培った体幹と動きと指先まで意識の行き届いた品のあるダンスが特長で、耽美かつ優雅なパフォーマンスによって、各楽曲の物語性に深みを持たせている。
2021年10月から2022年9月まで、IVEのウォニョンとともに韓国の音楽番組『Music Bank(ミュージックバンク)』のMCを経験。
筋トレにも熱心で、タンパク質を熱心に摂る姿からメンバーに「プロテイン(タンパク質)モンスター」と呼ばれていた時期も。時に繰り出す“親父ギャグ”や謎の行動もその魅力を奥深いものにしている。
最近はカメラにハマっており、ワールドツアー中も各地域の様々な写真をSNSで公開し、ファンを喜ばせている。
▼フィルムカメラとともに過ごした1日のVlog
◎SUNOO(ソヌ)
・生年月日:2003年6月24日
・絵文字:キツネ
笑顔がトレードマークで、愛嬌溢れるSUNOO。あざとかわいいポーズも完璧にやり遂げる、抜群のアイドル気質を持つ。『ORANGE BLOOD』のコンセプトトレーラーでは、多彩な演技力を発揮。
▼『ORANGE BLOOD』コンセプトトレーラー
いつもニコニコとして柔らかい印象だが、パフォーマンス時は魅惑的な冷たい視線もお手のもの。楽曲に合わせた完璧な表情管理で、観る人をENHYPENのコンセプチュアルな世界に一気に引き込む。息遣いひとつとっても繊細さを感じる歌声も特筆すべき点だろう。表情、歌、ダンスと、その多彩な表現力を遺憾なく発揮している。
食いしん坊でも知られ、来日時のライブ配信では、食べたお菓子や食べ物をうれしそうに報告する姿はまさに愛嬌溢れるSUNOOならでは。プリンは毎回食べるほど、お気に入りだそうだ。
◎NI-KI(ニキ)
・生年月日:2005年12月9日
・絵文字:ひよこ
日本でキッズダンサーとして活躍した経歴のある、グループの末っ子・NI-KI。マイケル・ジャクソンに憧れ、3歳でダンスを始めた彼は、SHINee(シャイニー)の東京ドームコンサートに出演したことでK-POPアーティストへの夢を抱いた。
そんなNI-KIにとって、今年9月の『ENHYPEN WORLD TOUR ‘FATE’』東京ドーム公演は、憧れを抱くきっかけとなった場所に自身が立つという感慨深いステージだったに違いない。
楽曲に込められた想いを表現する、彼のダンスは唯一無二。その表情には10代と思えないオーラが漂う。JUNGWONと踊った「Bleeding Darkness」は、芸術にまで高められたパフォーマンスと注目を集めた。
▼「Bleeding Darkness」
デビュー時に175.5cm だった身長が183cmになるなど、文字通り成長中。大人っぽい見た目に反して、メンバーに甘えたり、ちょっとしたいたずらをするのが大好きだというギャップも魅力のひとつである。
■前作のビハインドストーリーに位置づく『ORANGE BLOOD』
ここからはENHYPENが描いてきた物語にあらたに刻まれる、ニューアルバム『ORANGE BLOOD』について触れていきたい。
『ORANGE BLOOD』は、2023年11月17日に韓国で発売される5作目のミニアルバムだ(※日本での発売は11月21日)。
前作『DARK BLOOD』では、強力な力を自らの傲慢さによって“運命の相手を忘れてしまう”という罰を受けた少年が、首に刻まれた運命の証を発見。再び血で繋がった運命共同体である“君”のための犠牲を覚悟するという、ダークファンタジーを展開した。
今作『ORANGE BLOOD』はそのビハインドストーリー。“君”に再び出会った少年が感じる、ときめき。それは永遠ではないと悟った彼が、今この瞬間すべてをかけて“君”を愛そうとする。その誓いを最も暖かい色であるオレンジ色で描く作品だ。そこに重なるのは、ファンに会えるようになり、その大切な思いを多く受け取るようになったENHYPENがあらたに抱いた想いである。
タイトル曲の「Sweet Venom」は、ヒット曲メーカーのプロデューサーであるSlow Rabbitとの初コラボレーション。
原曲の韓国語バージョンをはじめ、英語バージョン、米国の人気歌手ベラ・ポーチ(Bella Poarch)と一緒に歌ったバージョンの3パターンを収録。英語バージョンは翻訳ではなく、あらたな歌詞がつけられているので、その意味の違いも楽しみたい。
さらに、「Sweet Venom」の作詞にメンバーのJAYが参加。最近の彼らは作品に自分たちの息遣いを乗せることに積極的だ。「SHOUT OUT」ではJAKEが作詞に、「Bite Me」ではNI-KIが振付制作、HEESEUNGがレコーディングディレクションに参加している。
HEESEUNGはディレクションについて「(楽曲に)多様な方法でのアプローチが必要」だと思い、自分たちだけでレコーディングに挑戦しようと思ったと語るなど、制作に携わることで、グループのコンセプトである“成長”を、率先して行っていることがわかる。
▼「Bite Me」レコーディング風景ビハインド
今作『ORANGE BLOOD』は、色彩を増す彼らの魅力に合わせるように、多彩なジャンルの楽曲を収録。これまでのダークで強いイメージを抜け出し、ほのかなセクシーさと感受性を感じさせるというパフォーマンスと合わせて、存分に楽しみたい。
■物語の先にあるものは?ENHYPENの今後
5thミニアルバム『ORANGE BLOOD』でさらなる成長を予感させるENHYPEN。
ドーム公演にワールドツアーの成功と、アーティストとしてのステップを今まさに駆け上がっている彼らが、これからどんな“物語”の続きを見せてくれるのか。
随時更新される最新情報をチェックしながら、彼らが彩り続けるこの物語をともに楽しんでいきたい。
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TEXT BY 真野 彩