ドライブに欠かせないのは、車内で聴く曲だろう。気分を上げるための盛り上がり曲はもちろん、しっとりとした気分に浸りたい時のムード作りに、ドライブソングがひと役かってくれるはず。
今回は新曲を含めた“新定番”としておすすめしたい、ドライブソング全30曲を紹介。何を聴こうか迷ったらぜひ参考にしてほしい。
■ノリノリで過ごしたい時に聴きたいドライブソング15選
「新時代」Ado
「キュン」日向坂46
「フィクション」sumika
「Butter」BTS
「君に届け」flumpool
「ミックスナッツ」Official髭男dism
「青と夏」Mrs. GREEN APPLE
「きらり」藤井 風
「エジソン」水曜日のカンパネラ
「The Feels」TWICE
「紅蓮華」LiSA
「Mela!」緑黄色社会
「ココロオドル」nobodyknows+
「イケナイ太陽」ORANGE RANGE
「アイデア」星野 源
「新時代」Ado(アド)
2022年8月6日に公開された映画『ONE PIECE FILM RED』の主題歌「新時代」。劇中に登場する歌姫ウタの歌声をAdoが担当しており、各音楽チャートで軒並み1位を獲得。今勢いに乗る一曲だ。
冒頭、Adoの伸びやかな歌声に引き込まれ、そこから一気に急加速するエレクトロニックなサウンドに聴き惚れる。“幕開け”にはうってつけな曲なので、ドキドキ・ワクワクのドライブを始める一発目に聴いて気分を高めてほしい。
「キュン」日向坂46(ヒナタザカフォーティーシックス)
2019年3月にリリースされた日向坂46のデビュー曲。曲、メッセージ、歌、ダンス…どこをとっても王道アイドルソングと言いたくなる愛らしさが印象的で、ドライブを明るく彩る。
仲間同士での楽しいドライブであれば、みんなで一緒に歌ったり、TikTokで人気を集めたかわいい“キュンキュンダンス”を踊りながら、ノリノリで楽しむことができそうだ。
「フィクション」sumika(スミカ)
2018年4月にリリースされた「フィクション」は、アニメ『ヲタクに恋は難しい』のオープニングテーマとして書き下ろされた楽曲。内容とリンクする楽曲が人気を押し上げた理由のひとつだ。
自然と体が動き出すポップなリズムが気持ちよく、ドライブの楽しさとマッチする。“さあ 今日も始めましょうか”と歌詞にあるように、ドライブの始まりに流すと、ワクワクした気持ちが増すはずだ。
「Butter」BTS(ビーティーエス)
2021年にリリースされた同曲は、YouTubeで公開したMVは8億回再生を記録(2022年9月20日現在)。世界中から注目を集めるBTSの代表曲のひとつ。
イントロのベースラインで心を掴まれ、そのまま小気味の良いピッチに飲み込まれる。また、キャッチーなリズムに自然と体も揺れ動く。なんちゃって英語でも堂々と歌えば、気分はBTS! いちばんカッコ良い自分になりきって、クールにドライブするのも良いかもしれない。
「君に届け」flumpool(フランプール)
2010年9月にリリースされた「君に届け」は、原作:椎名軽穂の同名漫画を実写化した映画の主題歌として書き下ろされた王道ラブソング。
一気に景色が広がるサビ、山村隆太の透き通った歌声がとにかく爽やか! “好き”という気持ちをストレートに表現した歌詞、それをバンドで見事にポップスへと昇華できるのはflumpoolならではだろう。好きな相手とのドライブデートでときめき度を高めたい。
「ミックスナッツ」Official髭男dism(オフィシャルヒゲダンディズム)
アニメ『スパイファミリー』の主題歌として2022年6月にリリースされた「ミックスナッツ」。同年7月6日の時点でOfficial髭男dism史上最速でストリーミング再生累計1億回を突破した。
アクセントの効いたサウンドアレンジが印象的なナンバーで、転調が多く聴いているだけでワクワクが止まらない。ドライブの中盤に流すと、緩急がついて気分転換になるはず。
「青と夏」Mrs. GREEN APPLE(ミセスグリーンアップル)
2018年8月にリリースされた「青と夏」は、映画『青夏 きみに恋した30日』の主題歌として書き下ろされた曲。Mrs. GREEN APPLE フェーズ1において特に人気の高い曲で、あらたな“夏ソング”の定番として挙げられることも多い。
映画の要素がそのまま凝縮された、夏を感じる一曲で、イントロから夏のキラキラした青空を彷彿とさせ、ドラマチックなサウンドメイクからは青春を感じずにはいられない。大切な場所や思い出の場所へ向かう時に流すと、胸が熱くなる。
「きらり」藤井 風(フジイ カゼ)
2021年5月に配信された「きらり」は、Honda『All-New VEZEL e:HEV』のCMソングとして書き下ろされた曲であり、同年の『第72回紅白歌合戦』でも披露された、藤井 風の代表曲のひとつ。
車のCMソングらしく、その軽快さが最大の魅力。本人のコメントにもあったが、とても気持ちの良い曲でどこまでもドライブしたくなる。天気の良い日には窓を全開にして、風や街の空気を感じながら運転するのも楽しそうだ。
「エジソン」水曜日のカンパネラ(スイヨウビノカンパネラ)
2022年2月にリリースされた「エジソン」は、キャッチーな振り付け動画の楽曲としてTikTokで火がついた。曲中に繰り返される“発明して”やサビの“エジソン、自尊心”といった言葉遊びもインパクト大で、一度聴いただけでも耳に残る。
個性的な歌詞をダンサンブルに仕上げるビートやベースラインで、自然と体が動き出すのも特筆すべき点だろう。聴けば耳に残るので、運転しながらの鼻歌が気づけば「エジソン」になっているに違いない。
「The Feels」TWICE(トゥワイス)
「The Feels」は2021年10月にリリースされた、TWICE初の全編英語詞のナンバー。高s気YouTubeで公開されたMVは3億回再生(2022年9月20日現在)を突破するなど、日本はもちろん世界中で注目を集めている。
恋した時の日常が色鮮やかになる“ウキウキする感じ”を歌っており、心が躍るポップなダンスナンバーに仕上がっている。曲全体がエネルギーに満ちているので、テンションも上がるはず。ドライブの楽しさも倍増しそうだ。
「紅蓮華」LiSA(リサ)
2019年7月にリリースされた「紅蓮華」は、ご存じアニメ『鬼滅の刃』のオープニングテーマとして広く知られる曲だ。数々の賞を受賞するなど、長く注目を集めている。
世界を舞台に活躍するKSUKEアレンジの「紅蓮華」がトヨタ自動車のコンパクトカー『アクア』CMソングにも採用されたように、アニメだけでなく車との相性も良い。力強い歌声、ロックな重低音に身を委ね、車内で熱唱するのも盛り上がるだろう。ちょっと疲れを感じた時、ギアをチェンジしたい時におすすめしたい。
「Mela!」緑黄色社会(リョクオウショクシャカイ)
2020年4月に配信リリースされた「Mela!」は、CMやダンスプロジェクトの課題曲として起用されたことで、若い年代からの人気が高まった一曲だ。自身初のストリーミング総再生数が2億回突破(2022年7月19日時点)したことでも話題に。
透明感のある高音の歌声と、独特のファルセットの使い方がクセになる。クラップパートで手を叩いたり、歌ったりと、リョクシャカと一緒になって楽しんでみては?
「ココロオドル」nobodyknows+(ノーバディーノウズ)
ヒップホップグループ・nobodyknows+の代表曲。2004年5月にリリース当時もクラブを飛び越え、パーティーソングとして世に広まり愛された曲だが、18年経った2022年6月に『THE FIRST TAKE』でのパフォーマンスをきっかけに当時を知らないZ世代からも再注目されるように。
韻の踏み方も秀逸で、歌詞重視派も曲重視派も、両者ともにノれる曲だ。友人同士でのドライブ旅、さらに最高の旅にすべく、目的地到着目前で流せば“心躍る”こと間違いなし!
「イケナイ太陽」ORANGE RANGE(オレンジレンジ)
2007年7月にリリースの「イケナイ太陽」は、堀北真希、小栗 旬、生田斗真、岡田将生など今をときめくスターが出演したフジテレビ系ドラマ『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス』のオープニング曲。
レトロなダンスポップで、エモい夏ソングといえばこれ!と太鼓判を押したくなる、海に向かうドライブに最適な一曲だ。ボーカルのかけ合い、重低音の響きに気分が上がる、パワーソングだ。
「アイデア」星野 源(ホシノ ゲン)
2018年8月にリリースされた「アイデア」は、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』の主題歌。出だしのマリンバの軽やかな音色から心を掴まれる。“おはよう”と始まるので、朝のドライブにもいいだろう。
1曲に3曲の要素を詰め込んだというエピソードがあるように、一曲のなかで様々な表情を見せる「アイデア」の展開の多さも気分を高めてくれる。
■どっぷり世界に浸りたい。夜景映えするドライブソング15選
「残響散歌」Aimer
「カメレオン」King Gnu
「群青」YOASOBI
「水平線」back number
「怪獣の花唄」Vaundy
「STAY」The Kid LAROI, Justin Bieber
「花に亡霊」ヨルシカ
「Lemon」米津玄師
「虹」菅田将暉
「のびしろ」Creepy Nuts
「シンデレラボーイ」Saucy Dog
「マリーゴールド」あいみょん
「恋音と雨空」AAA
「W/X/Y」Tani Yuuki
「ドライフラワー」優里
「残響散歌」Aimer(エメ)
2022年1月12日にリリースされた「残響散歌」は、2021年12月から放送されたTVアニメ『鬼滅の刃』遊郭編オープニングテーマ。
アニメに寄り添うように遊郭の華やかさをダイナミックなサウンドで表現し、そこへ凛としたAimerのボーカルが乗ることでひと際存在感を放っている。息つく間のない構成やキレの良い曲の締め方など、この疾走感はぜひ夜のドライブで体感してもらいたい。
「カメレオン」King Gnu(キングヌー)
2022年3月発売の「カメレオン」は、月9ドラマ『ミステリと言う勿れ』の主題歌として書き下ろされた。評価の高い本ドラマの重要シーンで流れる「カメレオン」は、作品に奥行きをもたせ、なくてはならないドラマの一部に。
ボーカルの美しい歌声で紡がれる、終始穏やかな曲。優しい、でもそれだけじゃない何かを感じさせる。それが一体何なのか、自分の時間を大切にするための夜ドライブに聴き込んでみては?
「群青」YOASOBI(ヨアソビ)
2020年9月にリリースされた「群青」は、漫画『ブルーピリオド』にインスパイアされて作った曲(YOASOBIは小説をもとに楽曲を生み出すので、漫画原作で楽曲を作るのは珍しい)。ブルボン『アルフォートミニチョコレート』CMソングに起用されたことに加え、全国高校生ダンス部応援企画『ダンス ONE プロジェクト’21』のテーマ曲にもなった。
青春を彷彿とさせる爽やかさのある曲で、夕方から夜に変わる時間帯のドライブにマッチする。
「水平線」back number(バックナンバー)
2021年8月に配信リリースされた「水平線」は、新型コロナウイルス感染症の影響で開催中止となったインターハイを目指す高校生たちへ向けて書き下ろされた一曲。
楽曲が誕生するまでの経緯含め、美しいメロディラインと歌詞にグッとくる。言葉がダイレクトに入ってくるサビには、切なくなってしまう。歌詞をかみしめながら聴きたい、とても温かい曲。優しい気持ちになりたい時、遊び疲れた帰り道に聴きながらドライブするのもいいだろう。
「怪獣の花唄」Vaundy(バウンディ)
2020年5月にリリースされた1stアルバムに収録されている「怪獣の花唄」。クセになるテンポ感とサビのアレンジが中毒性の高い曲。サビ前で瞬間的に音が絞られ、そこから一気に広がっていく箇所がカッコ良い。
夜景の煌びやかさと軽快な曲調がマッチし、夜のドライブに華を添えてくれそうだ。
「STAY」The Kid LAROI, Justin Bieber(ザ・キッド・ラロイ,ジャスティン・ビーバー)
2021年7月にリリースされた「STAY」は、オーストラリア出身のアーティスト、ザ・キッド・ラロイがジャスティン・ビーバーとコラボした楽曲。公開されたMVは初日に44万回以上再生された。
ノリの良い曲でありつつ、どこかもの悲しさを感じさせる。シンセ音が疾走感ともの悲しさを感じさせ、夜の街に溶け込みそうだ。真っ暗な景色のなか、そこだけが明るく幻想的な雰囲気を持った工場地帯へ向かうドライブで聴くのはいかがだろうか。
「花に亡霊」ヨルシカ
2020年4月配信の「花に亡霊」は、映画『泣きたい私は猫をかぶる』の終盤からエンドロールに流れる楽曲。映画のために書き下ろされ、物語に深みを加えている。
透明感という言葉が似合う歌声と、抑揚のあるメロディで、夏の情景が目の前に浮かんできそう。だんだん陽が落ち始めて、夜との境が曖昧になる夕暮れ時のドライブにぴったりかもしれない。
「Lemon」米津玄師(ヨネヅケンシ)
2018年3月にリリースされた「Lemon」は、TBS金曜ドラマ『アンナチュラル』主題歌として書き下ろされた。ドラマとのマッチ度も高く、米津玄師を代表する一曲となり多くのリスナーから支持される曲だ。
ひとりドライブ時は、自分のために自由に使える空間・時間が魅力のひとつ。そんな時に自分にとって大切なものは何か、ずっと愛したい人は誰なのか、同曲を聴いて気づかせれた“失ってからでは遅いこと”に目を向け、真剣に考えてみるのはどうだろうか。
「虹」菅田将暉(スダマサキ)
2020年11月にリリースされた「虹」は、映画『STAND BY ME ドラえもん 2』の主題歌として作られた楽曲。YouTubeに公開されたミュージックビデオが2022年1月30日に1億回再生を突破した。
終始穏やかな曲調と優しい歌声に、とにかく癒される曲。ドライブ中夜の空気を感じつつ、ウェディングソングである同曲のメッセージを噛みしめながらじっくり聴き入るのもいいだろう。
「のびしろ」Creepy Nuts(クリーピーナッツ)
2021年9月にリリースされたアルバム「Case」に収録された「のびしろ」は、TikTokで3億回再生を超えるなど、ロングヒットを続ける楽曲。
小気味好いリズム、自虐を落ち混ぜながらもポジティブに“のびしろしかない!”と言い切るたくましさに前向きになれる。ストレス発散で出かける、夜のドライブにて、大声で歌いながら走行するのもアリでは?
「シンデレラボーイ」Saucy Dog(サウシードッグ)
2021年8月に発売されたミニアルバム『レイジーサンデー』に収録された「シンデレラボーイ」。MVがじわじわと注目されたことをきっかけに、TikTokへの登場頻度も高くなった。
イントロの優しい入りから始まり、サビで感情が爆発する感じがたまらない。ポップなメロディと重たい歌詞が夜の風景に似合い、ドライブしながらリピートしたくなる。
「マリーゴールド」あいみょん
2018年8月にリリースされた、あいみょん5thシングルで彼女の地位を確立させた楽曲でもある。数々の記録を打ち立て、世代を超えて現在でも愛される一曲。
穏やかで心地良いリズムでゆったりできる。シンプルな曲だからこそ、歌詞と深みのある歌声がストレートに刺さる。気になる相手との夜ドライブに、過ぎ去る景色とふたりだけの時間を噛み締めながら聴いてみるのはいかがだろうか。
「恋音と雨空」AAA(トリプルエー)
2013年9月にリリースされた、AAAの38thシングル。紅白歌合戦出場時にも披露され、AAAを代表する一曲。西島隆弘のハリのある歌声が響く始まりからグッと掴まれる、雨の日に無性に聴きたくなる曲。
切なく叙情的な歌詞やメロディに、メンバーたちの歌唱力が際立つ。ストレートな恋心が描かれているが、男女ボーカルでかけ合うとまた違った解釈もできるので吟味してみるのも良いだろう。恋する気持ちが高まる曲なので、ドライブデートにも◎
「W/X/Y」Tani Yuuki(タニユウキ)
「Myra」に続く、Tani Yuukiのヒット曲「W/X/Y」。2021年5月のリリース以降、TikTokを中心に着実に上昇。2022年8月にはストリーミング再生が累計2億回を突破するなど、ロングヒット中である。
ゆったりとしたグルーヴとTaniのマイルドな歌声に癒される。愛し合うふたりの日々を綴った内容でもあるので、夜景ドライブデートに良いだろう。一緒に聴いているだけで、お互いに優しい気持ちになれそうだ。
「ドライフラワー」優里(ユウリ)
別れた恋人へ思いを馳せる「かくれんぼ」のアフターストーリーとして、女性目線で綴られた「ドライフラワー」は、SNSで若い世代を中心にじわじわと支持を広げ、『THE FIRST TAKE』への出演をきっかけに一気に拡散。
男女のすれ違う心情を見事に描き、優しくもパンチのあるハスキーなウィスパーボイスにエモさを感じるバラードだ。ずっと心に残る愛した日々が美しすぎて、別れを選んでもなお完全に憎みきれない…そんな繊細な感情の機微が胸に刺さる。静かな街並みをあてもなくひとり走るドライブ、ふと過去の恋を思い出す日があってもいいかもしれない。
■初デートも怖くない(!?)2時間耐久プレイリスト
初デートなどまだ相手の曲の好みがわからない場合でも、これらをプレイリストに入れておけば間違いないだろう。シーンに合わせたドライブソングをセレクトして、楽しい時間に華を添えてみてはいかが?
TEXT BY peekaboo