ドライブに欠かせないのは、車内で聴く曲だろう。気分を上げるための盛り上がり曲はもちろん、しっとりとした気分に浸りたい時のムード作りに、ドライブソングがひと役かってくれるはず。
今回は新曲を含めた“新定番”としておすすめしたい、ドライブソング全30曲を紹介。何を聴こうか迷ったらぜひ参考にしてほしい。
■ノリノリで過ごしたい時に聴きたいドライブソング15選
「オトノケ」Creepy Nuts
「ケセラセラ」Mrs. GREEN APPLE
「Butter」BTS
「APT.」ROSÉ & Bruno Mars
「小さな恋のうた」MONGOL800
「きらり」藤井 風
「第ゼロ感」10-FEET
「紅蓮華」LiSA
「唱」Ado
「Mela!」緑黄色社会
「アイドル」YOASOBI
「ココロオドル」nobodyknows+
「こっから」SixTONES
「ちゅ、多様性。」ano
「晴る」ヨルシカ
「オトノケ」Creepy Nuts (クリーピー ナッツ)
2024年10月配信リリースの「オトノケ」は、TVアニメ『ダンダダン』第1期オープニングテーマ。配信からわずか1ヵ月で全世界6,000万回再生を突破し、世界的ヒットを記録した。
鋭いビートと疾走感のあるメロディで演出されたオカルティックな雰囲気が魅力だ。歌詞に他のジャンプ作品を連想させるフレーズが登場するのも面白い。いつものドライブに新しい風を吹かせてくれるかもしれない。
「ケセラセラ」Mrs. GREEN APPLE(ミセス グリーン アップル)
2023年4月配信リリースの「ケセラセラ」は、ABCテレビ系ドラマ『日曜の夜ぐらいは…』の主題歌。『第65回輝く!日本レコード大賞』の受賞曲でもある。
肯定も否定もせずなるようになると語りかける、ポジティブで温かい応援歌だ。リズミカルで爽やかなメロディと大森元貴の高らかな歌声に引き込まれる。憂鬱なときにも、この曲を歌いながらドライブすればきっと気分が晴れるだろう。
「Butter」BTS(ビーティーエス)
2021年にリリースされた同曲は、YouTubeで公開したMVは10億回再生を記録(2025年3月26日現在)。世界中から注目を集めるBTSの代表曲のひとつ。
イントロのベースラインで心を掴まれ、そのまま小気味の良いピッチに飲み込まれる。また、キャッチーなリズムに自然と体も揺れ動く。なんちゃって英語でも堂々と歌えば、気分はBTS! いちばんカッコ良い自分になりきって、クールにドライブするのも良いかもしれない。
「APT.」ROSÉ & Bruno Mars(ロゼ&ブルーノマーズ)
2024年10月にリリースされたROSÉのスタジオ・アルバム『rosie』のリード曲「APT.」。MVは公開から約4週間で3億1600万回再生を超え、SNSでは関連動画が続々と投稿された。
軽快な曲調で繰り返される“アパトゥ”のフレーズは、韓国で人気の飲み会ゲームに由来している。歌詞には恋心が燃え上がる様子が描かれており、ドライブ仲間との関係を深めてくれるだろう。
「小さな恋のうた」MONGOL800(モンゴルハッピャク)
2001年9月発売のアルバム『MESSAGE』の収録曲「小さな恋のうた」は、数多くのアーティストがカバーしてきたMONGOL800の代表曲だ。2019年には同曲をモチーフにした映画も公開された。
疾走感のあるメロディとストレートに愛を歌う歌詞には、自然と楽しく前向きな気持ちにしてくれる力がある。友達や恋人とドライブをしながら歌えば、盛り上がること間違いなしだ。
「きらり」藤井 風(フジイ カゼ)
2021年5月に配信された「きらり」は、Honda『All-New VEZEL e:HEV』のCMソングとして書き下ろされた曲であり、同年の『第72回紅白歌合戦』でも披露された、藤井 風の代表曲のひとつ。
車のCMソングらしく、その軽快さが最大の魅力。本人のコメントにもあったが、とても気持ちの良い曲でどこまでもドライブしたくなる。天気の良い日には窓を全開にして、風や街の空気を感じながら運転するのも楽しそうだ。
「第ゼロ感」10-FEET(テンフィート)
「第ゼロ感」は、映画『THE FIRST SLAM DUNK』のエンディングテーマとして2022年11月に配信リリースされ、世界で大きな注目を集めた。バンド結成26年目にして初登場の『第74回NHK紅白歌合戦』でも歌唱されている。
10-FEETらしいエネルギッシュなロックサウンドと熱いメッセージが、心を高揚させてくれる。世代を超えて盛り上がれるドライブソングになりそうだ。
「唱」Ado (アド)
「唱」は2023年9月に配信リリースされ、同年に初出場した『第74回NHK紅白歌合戦』でも披露された。2024年9月にはデジタル・アルバム『唱LP』もリリースしている。
エキゾチックなビートが印象的なEDMで、Adoの変幻自在な歌声と難解な言葉が音にぴったりとハマる様子は聴いていて気持ちがいい。
自然と体が揺れる軽快なリズムに乗って、ドライブのテンションを上げよう!
「紅蓮華」LiSA(リサ)
2019年7月にリリースされた「紅蓮華」は、ご存じアニメ『鬼滅の刃』のオープニングテーマとして広く知られる曲だ。数々の賞を受賞するなど、長く注目を集めている。
世界を舞台に活躍するKSUKEアレンジの「紅蓮華」がトヨタ自動車のコンパクトカー『アクア」CMソングにも採用されたように、アニメだけでなく車との相性も良い。力強い歌声、口ックな重低音に身を委ね、車内で熱唱するのも盛り上がるだろう。ちょっと疲れを感じた時、ギアをチェンジしたい時におすすめしたい。
「Mela!」緑黄色社会(リョクオウショクシャカイ)
2020年4月に配信リリースされた「Mela!」は、CMやダンスプロジェクトの課題曲として起用されたことで、若い年代からの人気が高まった一曲だ。自身初のストリーミング総再生数が2億回突破(2022年7月19日時点)したことでも話題に。
透明感のある高音の歌声と、独特のファルセットの使い方がクセになる。クラップパートで手を叩いたり、歌ったりと、リョクシャカと一緒になって楽しんでみては?
「アイドル」YOASOBI(ヨアソビ)
TVアニメ『【推しの子】』第1期オープニングテーマとして、2023年5月に配信リリースされた「アイドル」。オリコン週間ストリーミングランキングでは史上最速で累計1億回再生を突破し、世界を席巻した。
多ジャンルの音楽の要素が次々と展開し、どの音楽ファンにも刺さる構造になっている。
アイドルソングらしく合いの手が入れられるため、友人同士のドライブがもっと盛り上がるはずだ。
「ココロオドル」nobodyknows+(ノーバディーノウズ)
ヒップホップグループ・nobodyknows+の代表曲。2004年5月にリリース当時もクラブを飛び越え、パーティーソングとして世に広まり愛された曲だが、18年経った2022年6月に『THE FIRST TAKE』でのパフォーマンスをきっかけに当時を知らないZ世代からも再注目されるように。
韻の踏み方も秀逸で、歌詞重視派も曲重視派も、両者ともにノれる曲だ。友人同士でのドライブ旅、さらに最高の旅にすべく、目的地到着目前で流せば“心躍る”こと間違いなし!
「ちゅ、多様性。」ano(アノ)
「ちゅ、多様性。」は、TVアニメ『チェンソーマン』第7話のエンディングテーマとして2022年11月に配信リリースされた楽曲。初出場の『第74回NHK紅白歌合戦』での歌唱も注目を集めた。
キュートさとダークさが共存するカオスな世界観がたまらない。衝撃の“げろチュー”回を“Get on chu”のフレーズで表現した、遊び心満載の歌詞も特徴的。ドライブ中に口ずさみたくなる一曲だ。
「晴る」ヨルシカ
TVアニメ『葬送のフリーレン』第2期オープニングテーマとして、2024年1月に配信リリースされた「晴る」。MVは公開から1日で100万回再生を突破し、リスナーに感動を与えた。
晴れを願う切なさと希望が表現された歌詞と、心躍るような明るく親しみやすいサウンドが爽やか。歌われる空の情景は人生とも重なり、前向きな見方を教えてくれる。花々が芽吹く“春”のドライブにぴったりだ。
■どっぷり世界に浸りたい。夜景映えするドライブソング15選
「晩餐歌」tuki.
「残響散歌」Aimer
「幾億光年」Omoinotake
「怪獣の花唄」Vaundy
「STAY」The Kid LAROI, Justin Bieber
「毎日-Every Day」米津玄師
「夢幻」MY FIRST STORY×HYDE
「虹」菅田将暉
「新宝島」サカナクション
「シンデレラボーイ」Saucy Dog
「マリーゴールド」あいみょん
「ビビデバ」星街すいせい
「ドライフラワー」優里
「Overdose」なとり
「Subtitle」Official髭男dism
「晩餐歌」tuki. (ツキ)
2023年9月配信リリースの「晩餐歌」。TikTokから急速に広まり、ソロ最年少でBillboard JAPANチャートのストリーミング累計2億回再生を突破したtuki.のデビュー曲だ。
アコースティックギターの優しい音色と力強くも儚い歌声が、心地よく胸に響く。複雑な愛と人間模様を表現した歌詞には共感を覚えるだろう。一人きりの夜のドライブを自分と向き合う時間にしてくれそうだ。
「残響散歌」Aimer(エメ)
2022年1月12日にリリースされた「残響散歌」は、2021年12月から放送されたTVアニメ『鬼滅の刃』遊郭編オープニングテーマ。
アニメに寄り添うように遊郭の華やかさをダイナミックなサウンドで表現し、そこへ凛としたAimerのボーカルが乗ることでひと際存在感を放っている。息つく間のない構成やキレの良い曲の締め方など、この疾走感はぜひ夜のドライブで体感してもらいたい。
「幾億光年」Omoinotake(オモイノタケ)
ピアノトリオ編成が特徴のOmoinotakeが2024年2月にリリースした「幾億光年」は、TBS系ドラマ『Eye Love You』の主題歌。
明るい曲調のラブソングだが、歌詞には切ない感情が綴られている。距離や時間をも飛び越える愛しい人への不変の想いがまっすぐに伝わり、涙と温かい愛が溢れ出す。
カップルで見る車窓の夜景を、きっとさらに美しく見せてくれるに違いない。
「怪獣の花唄」Vaundy(バウンディ)
2020年5月にリリースされた1stアルバムに収録されている「怪獣の花唄」。クセになるテンポ感とサビのアレンジが中毒性の高い曲。サビ前で瞬間的に音が絞られ、そこから一気に広がっていく箇所がカッコ良い。
夜景の煌びやかさと軽快な曲調がマッチし、夜のドライブに華を添えてくれそうだ。
「STAY」The Kid LAROI, Justin Bieber(ザ・キッド・ラロイ,ジャスティン・ビーバー)
2021年7月にリリースされた「STAY」は、オーストラリア出身のアーティスト、ザ・キッド・ラロイがジャスティン・ビーバーとコラボした楽曲。公開されたMVは初日に44万回以上再生された。
ノリの良い曲でありつつ、どこかもの悲しさを感じさせる。シンセ音が疾走感ともの悲しさを感じさせ、夜の街に溶け込みそうだ。真っ暗な景色のなか、そこだけが明るく幻想的な雰囲気を持った工場地帯へ向かうドライブで聴くのはいかがだろうか。
「毎日-Every Day」米津玄師(ヨネヅ ケンシ)
2024年5月配信リリースの「毎日-Every Day」は、ジョージア(日本コカ・コーラ)のCMソングとして書き下ろされた。思わず踊り出したくなる軽快なリズムのポップソングだ。
いっぽう、同じことの繰り返しの毎日にやるせなさを感じながらも開き直って受け入れようとする歌詞には、人のリアルが詰まっている。
疲れを感じる夜に車を走らせながらこの曲を聴き、明日を頑張る力にしてほしい。
「夢幻」MY FIRST STORY×HYDE(マイ ファースト ストーリー×ハイド)
TVアニメ『鬼滅の刃』柱稽古編の主題歌として、2024年6月にリリースされたコラボ楽曲「夢幻」。産屋敷耀哉と鬼舞辻無残の意思が、ツインボーカルで表現されている。
エネルギッシュなラウドロックでありつつ、人生や人との絆を綴った歌詞が心の繊細な部分に響く。“夢幻”のような夜景の中を走りながら、HiroとHYDEの美しいハーモニーを楽しんでみてはいかがだろうか。
「虹」菅田将暉(スダマサキ)
2020年11月にリリースされた「虹」は、映画『STAND BY ME ドラえもん 2』の主題歌として作られた楽曲。YouTubeに公開されたミュージックビデオが2022年1月30日に1億回再生を突破した。
終始穏やかな曲調と優しい歌声に、とにかく癒される曲。ドライブ中夜の空気を感じつつ、ウェディングソングである同曲のメッセージを噛みしめながらじっくり聴き入るのもいいだろう。
「新宝島」サカナクション
2015年9月リリースの「新宝島」は、映画『バクマン。』の主題歌として制作された。ダンスミュージックの要素を取り入れたレトロ調サウンドが印象的だ。
“丁寧に描くよ”というフレーズは、漫画家や音楽家の作品を作る苦しみが共鳴して生まれた。これには夢や大切な人との向き合い方にも通じるものがある。この曲を聴きながら目的地を目指せば、見えてくる景色に力づけられるだろう。
「シンデレラボーイ」Saucy Dog(サウシードッグ)
2021年8月に発売されたミニアルバム『レイジーサンデー』に収録された「シンデレラボーイ」。MVがじわじわと注目されたことをきっかけに、TikTokへの登場頻度も高くなった。
イントロの優しい入りから始まり、サビで感情が爆発する感じがたまらない。ポップなメロディと重たい歌詞が夜の風景に似合い、ドライブしながらリピートしたくなる。
「マリーゴールド」あいみょん
2018年8月にリリースされた、あいみょん5thシングルで彼女の地位を確立させた楽曲でもある。数々の記録を打ち立て、世代を超えて現在でも愛される一曲。
穏やかで心地良いリズムでゆったりできる。シンプルな曲だからこそ、歌詞と深みのある歌声がストレートに刺さる。気になる相手との夜ドライブに、過ぎ去る景色とふたりだけの時間を噛み締めながら聴いてみるのはいかがだろうか。
「ビビデバ」星街すいせい(ほしまち すいせい)
2024年3月に配信リリースされ、8月には全国流通CDが発売された「ビビデバ」。実写と3Dアニメーションを融合したMVは、Vtuber史上最速で1,000万回再生を達成した。
ディスコファンクを基礎としたダンスミュージックに乗せて、夢を叶えるために自ら行動する強さを持つ女性像が描かれている。自分の殻を破って煌めく世界に飛び出すための勇気を与えてくれるはずだ。
「ドライフラワー」優里(ユウリ)
別れた恋人へ思いを馳せる「かくれんぼ」のアフターストーリーとして、女性目線で綴られた「ドライフラワー」は、SNSで若い世代を中心にじわじわと支持を広げ、『THE FIRST TAKE』への出演をきっかけに一気に拡散。
男女のすれ違う心情を見事に描き、優しくもパンチのあるハスキーなウィスパーボイスにエモさを感じるバラードだ。ずっと心に残る愛した日々が美しすぎて、別れを選んでもなお完全に憎みきれない…そんな繊細な感情の機微が胸に刺さる。静かな街並みをあてもなくひとり走るドライブ、ふと過去の恋を思い出す日があってもいいかもしれない。
「Overdose」なとり
2022年9月に配信リリースされた「Overdose」は、Billboard JAPANの2023年度年間9位にチャートインした注目曲。TikTokでバズることを意識して制作されたなとりの代表曲だ。
ダンサブルなトラックの心地よいグルーヴ感と独特なウィスパーボイスは、夜のドライブにぴったり。許されない恋にのめり込んでいく主人公のように、この曲の中毒性にハマるだろう。
「Subtitle」Official髭男dism (オフィシャルヒゲダンディズム)
「Subtitle」は、フジテレビ系ドラマ『silent』の主題歌として2022年10月に配信リリースされた楽曲。チャートインから11週で、ストリーミング累計再生回数2億回を突破した。
この曲では、強い愛情を抱きながらもうまく伝えられないもどかしさを実直に歌っている。心情の移り変わりを表現するドラマティックなメロディラインも魅力だ。愛する人と冬のドライブでぜひ聴いてほしい。
■初デートも怖くない(!?)2時間耐久プレイリスト
初デートなどまだ相手の曲の好みがわからない場合でも、これらをプレイリストに入れておけば間違いないだろう。シーンに合わせたドライブソングをセレクトして、楽しい時間に華を添えてみてはいかが?
TEXT BY THE FIRST TIMES編集部