TEXT BY 菜本かな
リズムの要として鉄壁のベースプレイをするOKAMOTO’Sのハマ・オカモト。
音楽や映画等への造詣の深さ、自身の意見を持ちしっかり言葉にできるその落ち着いた語り口など、これまでの言動から筆者は彼のことをクールなのだと思っていた。
しかし、YouTube雑談コンテンツ『RING³』(リン・リン・リン)で見えてきたのは、人間味溢れるハマ・オカモトの素顔だった。
■オンステージがふたりの居場所。戦友・ベッキーとの電話
1st Callの相手は、音楽番組『FULL CHORUS ~音楽は、フルコーラス~』にて4年半共にMCとして共演したベッキー。
ベッキーはハマ・オカモトの魅力について「謙虚なところ」だと言う。
音楽活動はもちろんのこと、近年はCM出演やMCをする機会が増え、活動の場を広げるハマに「“俺、売れてるな!”って思ってる?」と彼女が投げかけると、「うーん。俺みたいな人でも、そういうチャンスがあるんだなって思います」と返答。
どんな環境下でもおごることなく、謙虚なままのハマに対し、「相変わらず謙虚。私、そこが好き」となんだかうれしそうなベッキー。つられてハマも笑みがこぼれていた。
その後も軽快なトークは進むのだが…実はこのふたり、直接の連絡先は知らず、やりとりは決まってInstagramのDMで番組出演当時も収録前後(楽屋等の裏)で話すことはなかったという。
そのかわり、ひとたびオンステージ(番組収録)になれば全力を注ぎ、最高のコンビネーションで番組を作ってきた“戦友”なのだ。
ハマいわく、“オンステージで最大限を発揮でき、適度な距離感で心地よくいられる”この関係性は現在のOKAMOTO’Sとも似ているらしい。
■掃除ロッカーに隠れるなど、いたずら好きな学生時代のハマ・オカモト
そんなOKAMOTO’Sの学生時代を知る、高校時代の恩師・アコウ先生が続く2nd Callに登場。
現在の落ち着いたクールな印象のあるハマ・オカモトからは想像もつかない、いたずら好きな高校時代のエピソードがアコウ先生の暴露(!?)によって発覚すると、あの頃に戻ったような無邪気な表情をのぞかせる。
ただ、先生から高校時代と今、バンドとして何か変化はあったのかを尋ねられると、表情を引き締め「まったく違う」と回答。
同じぐらいの熱量を持った、音楽が好きな同級生で結成したバンドがOKAMOTO’S。仲の良さで良いチームワークではあったものの、悪く言えば学生ノリが抜けなかった。
キャリアを重ねていくなかで、プロのアーティストとしてそれではダメだと気づき、自然な流れで今の“オンステージで最大限を発揮でき、適度な距離感で心地よくいられる”関係性へ変化したのだと語る、ハマ・オカモト。
つねに音楽に対して誠実であろうとする、彼ららしい時の流れだと強く感じたと同時に、ヤンチャな学生時代を知るアコウ先生からすれば、あの頃と変わらない部分もありながら成熟した姿を感じられグッとくるものがあったのではないだろうかと察する。
音楽が大好きで、学校に大量のCDを持ってきていた生徒が「本職だという意識を持ってやっている」と胸を張れるベーシストに成長したこともそうだが、時間を見つけては、母校のブラスバンド部の合宿に潜入したり、在校生たちへプレイリストを作成し手紙を添えるなど、音楽のため、恩師のために当たり前のように力を貸す姿も頼もしく、そして誇らしいのではないだろうか。
情に厚く、音楽に誠実で、かわいさもあるハマ・オカモトの素顔の数々、“愛され力”をぜひ『RING³』でたしかめてみてほしい。
OKAMOTO’S OFFICIAL SITE
https://www.okamotos.net/
『RING³』
https://youtube.com/playlist?list=PLi1F8vriz0_X0gR9JNsf-kWa5Gm64nlFS
『THE FIRST TIMES』OFFICIAL YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCmm95wqa5BDKdpiXHUL1W6Q