■「今できることの限界までやり切ったとしても、それは『氣志團万博』の形を成していない」(氣志團・綾小路翔)
4月に開催発表が行われ、準備が進められていた『氣志團万博2021』だが、残念ながら今年の開催が断念されることがわかった。
開催断念に伴い、氣志團 團長・綾小路 翔がコメントを発表。
また、明日7月23日、ニッポン放送にて生放送される『氣志團 綾小路セロニアス翔のオールナイトニッポンGOLD』にて、開催断念の報告と、このたびの経緯や想いなど現在の胸中を語る。
■氣志團・綾小路 翔コメント
ご報告です。このたび、氣志團万博2021の中止を決断致しました。
ヤバい。
今言葉にしたら、文字にしたら、急に膝が震え出した。応援してくれたみんな、本当にすまねー。
俺ら、開催に向けて全力で駆けずり回った。
死ぬ気で、って堂々と言えるほどに。
けれど、けれど力及ばずだったよ。どうしてもやりたかったんだ。
どんなことがあっても諦めるつもりはなかった。
だって音楽は絶対に不要不急なんかじゃないから。
だけど、一進一退、二転三転、七転八倒を繰り返す中で、ついに気づいてしまった。“今できることの限界までやり切ったとしても、
それは『氣志團万博』の形を成していない”という事実に。
それがいちばんの理由です。
房総の屋外でGIGをやれば氣志團万博なわけじゃない。
一見承認欲求強めのアホみたいなタイトルのフェスだけど、
そこにだけはこだわりと誇りを持ってやって来た自負がある。
これまで”悩んだら進む”を信条に生きて来たけれど、
これは悩むべきところではないと判断できました。だけど、これが終わりじゃない。
音楽を止めるつもりなんて毛頭ない。
続いて行くために、繋いで行くために選んだ道です。
意義ある撤退であったことを証明するために、今この瞬間から来年に向かって動き出します。今回出演を快諾してくれたアーティストの皆さん、スタッフの皆さん、関係者の皆さん、そして何より開催を楽しみにしていてくれた、氣志團万博を愛してくださるすべての皆さんに心からのお詫びを申し上げます。
今回は、今回だけは貸しイチで頼むよ。
そんかわりに来年。
出演者のみんな。
来場者のみんな。
開催地である俺らの故郷のみんな。
誰もが幸せになれる氣志團万博を開催してみせるから。このコロナ禍において、勝利者はいたとしても、
敗者なんて絶対にいない。俺たちの名は氣志團。
世界一頭と往生際の悪いロックバンド。
人呼んで、房総リベンジャーズ。
諦めるなんて死ぬまでないから。2022年。
澄んだ青空が秋を感じさせる頃。
我らが織りなす史上最強の大逆転劇、どうかご期待ください。氣志團万博総責任者
綾小路 翔
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