■「15年ぶりに人前で歌うという葛藤を超えてステージに立つクレイを、自分がアフレコの歌唱を終えたあとに観て感慨深かった」(稲葉浩志)
3月18日に公開された映画『SING/シング:ネクストステージ』より、稲葉浩志演じるクレイ・キャロウェイと長澤まさみ演じるアッシュの本編デュエットシーンの一部が解禁となった。
この日本語吹き替えバージョンは、日本盤サントラにも入っていないため、聴けるのも観られるのも現在は劇場だけ。
地元を飛び出したバスター(内村光良)らが、15年以上音楽から遠ざかっていたクレイを説得してエンターテインメントの聖地での一世一代のショーを成功させようとするというストーリーのなかで、このシーンはクレイがバスターやアッシュ、仲間たちに背中を押され、ついにステージに立つというクライマックス直前の重要な一場面。
そしてふたりが歌うのは、ロックバンドとしてグラミー賞最多受賞を誇るU2の「I Still Haven’t Found What I’m Looking For」(邦題:「終わりなき旅」)。1987年発表のアルバム『ヨシュア・トゥリー』からシングルカットされ、Billboard Hot 100の1位にもなったU2初期代表曲のひとつで、『SING/シング:ネクストステージ』オリジナル版の劇中では、U2のボノ(クレイ・キャロウェイ)とスカーレット・ヨハンソン(アッシュ)が歌っている。
本曲は約35年前にボノらによって書かれた名曲(※歌詞はボノ/音楽はU2メンバー)。日本語吹き替え版で稲葉と長澤が歌う“♪歩いてゆこう。ひとつになれたら、なれたら世界は変わる。心の奥に隠している傷あと見せて、風に希望はためいて。終わらない旅をいざゆこう。終わらない旅をいざゆこう~♪”という歌詞(日本語歌詞監修:いしわたり淳治)は、オリジナルの歌詞を尊重し本作のテーマ“一歩踏み出す勇気、さらなる挑戦”を表現している。
また、自らの殻を破り15年ぶりに歌うクレイはもちろん、地元での成功に甘んじることなく上を目指したバスターと仲間たちをも体現している。そして、この成功の先の未来にも“さらなる挑戦”があることを窺わせる、とても前向きな気持ちになれるワンシーンだ。
稲葉はこのシーンについて「発売された当時、よく聴いていた曲。まさか自分が日本語の歌詞で歌うことになるとは想像していなかった。15年ぶりに人前で歌うという葛藤を超えてステージに立つクレイを、自分がアフレコの歌唱を終えたあとに観て感慨深かった」とコメント。
長澤は稲葉がキャスティングされたこと、デュエットすることについて「稲葉さんがやってくれるんだ! と驚きがありました。(キャスティングを)聞いたときの印象はぴったりすぎて楽しみでしかなかったです。稲葉さんの声を聴きながら歌ったときは、しびれました。クレイを稲葉さんが演じてくださってよかったなと思いました」と語っている(※注:歌はそれぞれ別録り)。
個性豊かなキャラクターと豪華な日本語吹替版声優が揃う『SING/シング:ネクストステージ』。他のキャストたちも素晴らしい歌声を披露しているので、ぜひ劇場で確認しよう。
映画情報
『SING/シング:ネクストステージ』
大ヒット公開中
監督・脚本:ガース・ジェニングス
日本版キャスト:内村光良、MISIA、長澤まさみ、大橋卓弥(スキマスイッチ)、斎藤司(トレンディエンジェル)、アイナ・ジ・エンド、ジェシー(SixTONES)、大地真央、稲葉浩志、坂本真綾、田中真弓 他
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映画『SING/シング:ネクストステージ』作品サイト
http://sing-movie.jp
稲葉浩志 OFFICIAL SITE
https://en-zine.jp/pc/index.html