占い育成アプリ『タロット男子 ~22人の見習い占い師~』(以下、タロダン)とのコラボレーションインタビュー第3弾! 今回登場するのは、【正義】ジャスティス・ラメドを演じる、小越勇輝。
“自分を表す曲”として選曲した3曲はどれも個性が強いラインナップに。振り幅はあれど、小越勇輝の人生を豊かにする、その楽曲とは?
INTERVIEW & TEXT BY 吉田可奈
PHOTO BY 関 信行
[第1弾 梅原裕一郎]
[第2弾 千葉翔也]
■少しだけ親孝行できたのかなと思っています(笑)
──“占いで見たいのは、本来の自分の姿である”という前提のもと実施しているこのインタビュー。まずは“自分を表す曲”として、3曲選んでいただけますか?
小越勇輝:まずは、BOØWYさんの「MARIONETTE」です。
父親がBOØWYさんのことが大好きなこともあり、家でずっと流れていたんです。ライブ映像もよく流れていて、父と仲の良い友達が家に来て飲みながら観ていたんですよ。
その影響もあって、僕もよく聴いていたんですが、20歳の頃に出演させていただいた舞台『サイケデリック・ペイン』でバンドマンの役をした時に、脚本がBOØWYメンバーの楽曲の作詞をされていた森 雪之丞さんで、作曲が布袋寅泰さんだったんです。そこに深い縁を感じて、より好きになりました。
──お父様はかなり喜んでいたのではないでしょうか。
小越:とても喜んでいましたね。少しだけ親孝行できたのかなと思っています(笑)。あとは、ディズニー映画『アラジン』の曲、『フレンド・ライク・ミー』が大好きです。
アラジンが洞窟の中に閉じ込められてしまった時に出会ったジーニーが歌う曲なんですが、聴くとものすごくパワーをもらえる気がするんですよね。落ち込んでいても明るくなれる曲なので、今もポジティブになりたい時はよく聴いています。
──では最後の1曲も教えてください。
小越:BIGBANGさんの「FANTASTIC BABY」です。
このMVを観た時に、すごく素敵なファッションで踊っているのを見て衝撃を受けたんです。パフォーマンスはもちろん、洋服が好きだったこともあり、惹きつけられたんですよね。
元々クロムハーツが好きだったんですが、この曲でメンバーの皆さんがクロムハーツのアクセサリーを付けているのを見て、思い切ってネックレスを買っちゃいました。さらにGIVENCHYのスニーカーを履いている姿がカッコ良いなと思っていたら、お店で同じものを見つけたんです。僕のサイズよりもちょっと大きかったんですが…どうしても欲しくて、中敷きを入れて履くことにしました(笑)。
■キャリアを重ねていくからには怖さを乗り越えなくちゃいけない
──まったくタイプの異なる3曲で驚きました。ちなみに、『タロット男子 ~22人の見習い占い師~』にて声優に挑戦されていますが、占いは信じるタイプですか?
小越:ちょっとだけ、信じています。朝の情報番組で流れる血液型占いを見て、ラッキーカラーをチェックしたりしていますね。占いもしてもらったことはあるんですが、聞いたことによって、行動を少し変えてしまう自分がイヤで、あまり鵜呑みにしすぎないようにしています(笑)。
──今回の占いでは、シャムネコの皇帝と出ています。落ち込んだからと言って、物事を投げ出すことができないタイプとありますが、いかがですか?
【小越勇輝のパーソナルタイプ:シャム猫の皇帝】
大きな野心を持ち、お金の重要性をよく理解している人です。知識を武器にしながら体を張って進む、強い力があります。
好き嫌いが明確で、尊敬できる人・利用価値のある人に時間を割く現実主義者です。
基本的に成功を収めたいタイプなので、才能のない人に時間を使うことはありませんし、人為的なミスで完璧にできなかった場合はストレスを感じるタイプでしょう。
しかし少々気高いだけで、冷酷な人というわけではありません。好きな人や仲間の事は無条件で守り敵が来れば戦い、頼られると張り切って応えようとする、アネゴ肌な面もあります。
恋愛では独占欲が強く出ます。完璧な関係を求め、友人知人・世間から認められる人を好きになる傾向があります。
小越:そうですね。僕も投げだしはしないですね。基本的にネガティブですし、人の目も気になるタイプなんです。でも、できないからこそ、やってやろうという気持ちになるので、責任があればあるほど頑張れるタイプなんです。
──悔しさが原動力になるタイプなんですね。
小越:そうですね。だからこそ、努力もできるのかなと思っています。このお仕事を始めて時間が経ちましたが、そのスタンスは一生変わらないと思いますし、年齢を重ねるにつれて、できないのは仕方ない…といった責任から逃れるような“甘え”がきかなくなるからこそ、怖さも感じるんです。
自分で“結果を残さなきゃ”と思うタイプなので、その怖さを乗り越えなくちゃいけないなと思っています。
──まさにシャムネコの皇帝は、自分に課せられたミッションの重さを感じられることが、生きる意味があることだと思うところがあり、どんな感情が湧きおころうとも、結局進むしかないという結果に落ち着くタイプとあります。今言っていたこと、その通りですね(笑)。
小越:本当だ…! めちゃくちゃ合っていますね⁉ この性格はずっと変わらないとは思うんですが、以前よりも自分が思ったことを少しだけ伝えられるようになったんです。
完璧主義ではないですが、失敗したくないタイプではあるので、まずは理解してから物事に取り組みたいタイプなんです。もっとラクに生きたいなって思うんですけどね(苦笑)。
──プライベートもマジメに考えすぎてしまうタイプですか?
小越:そうですね。まずは体重管理で、食事のグラム数、摂取カロリーと消費カロリーを計算して、手帳に書いているんです。2年程続いているんですが、思いっきり食べたい時、お酒を飲みたい時のために、辻褄を合わせるためにはすごく良いのかなと思っています。
■自分がやらせていただける意味を見つけたいと思っていた
──では、『タロット男子』についても聞かせてください。小越さんが演じたジャスティス・ラメドは“正義”の意味を持つんですね。
小越:はい。まず、このお話をいただいた時に、すごく良いところを突いた作品だなって思いました。もちろん、上から目線なわけではなく、みんなが興味を持ちやすいものをうまく題材にしているなって意味で。
タロット自体への興味もそうですし、カードがキャラクター化されていたら、好きなキャラクターを見つけることでより愛着も出てくると思うんです。そのなかで僕が演じたのは“正義”というカードなんですが、すごく素敵なキャラクターだなと思いました。
──小越さんにピッタリですよね。
小越:似ていますか? でも真っ直ぐさは似ているところがあるのかなって思ったんです。ビジュアルもすんなりと入ってきた感じがしますね。
僕は普段、お芝居をやらせていただいていますが、声優さんとしてのお仕事はそんなにしたことがないんです。なので、どうしても難しさも感じましたし、声優さんのすごさを感じながら挑戦させていただきました。
その中で、自分がやらせていただける意味を見つけたいと思っていたので、キャラクターを見て感じた、“こういう声なのかな”“こういう感じなのかな”と想像を膨らませ、現場でキャラクターを作っていきました。
──このキャラクターは、みんなの保護者的存在の好青年とありますが、どんなものをイメージしましたか?
小越:嫌味のある感じでは絶対にないですし、受け入れやすい声が良いんだろうなと思ったんです。なので、真摯に、ナチュラルに発せられたらいいなと。
──セリフで印象的だった言葉はありましたか?
小越:ゲームになったらどんなふうに聞いてもらえるんだろうと想像していたんですが、ひとつだけ英語のフレーズがあったんです。それが流暢に言うべきか、カタカナ英語が良いのか迷ったんですが、結果的にカタカナ英語が採用されたみたいです。
──どんな英語だったんですか?
小越:おまじないなんですよ。“君の白き正義を秘めておくといい”というような英語なんですが、ぜひプレイして聞いてもらいたいですね。
──他に気になったキャラクターはいましたか?
小越:本当にキャラクターが多いからこそ、個性がたくさんありますよね。なかでも死神はすごく気になりました。どんな表現なのか、僕も楽しみですね。
僕もタロット占いをしたことがあるんですが、その時に”タワー”が出たんです。どうやら大きな変化がある時にでるカードらしいので、ドキッとしましたね。
ただ、その後大きな変化はなかったので、それを聞いて気をつけていたことが良かったのかなってポジティブに捉えています(笑)。
■リスペクトをしながら自分も何か個性を見つけたい
──今回は声優への挑戦となりましたが、改めていろんなことを挑戦することで、より大事にしていきたいなと思うのはどんなところでしょうか。
小越:役を演じる、お芝居をするということは、声優、俳優どちらも共通していると思うんですが、技術や表現の仕方が全然違うんですよね。
そこで本当にすごいなと尊敬しますし、自分がやらせていただくことで、周りの方からアドバイスを聞く機会が増え、今まで以上に声優のお仕事の素晴らしさを感じました。
何をするにも声で表現するからこそ、楽器のようだなって思ったんです。
──アニメの見方も変わりましたか?
小越:変わりました。聞いていて、同じセリフを真似してみたりしちゃいますし…(笑)。
今までになかったこと、深く見ていなかったものをやらせてもらう機会があるからこそ、自分の個性はどう表現できるんだろうということを考えながら演じていきたいなと思っています。
──アニメを内側から知ったことで、原作ものの舞台を演じることにまた変化が起きそうですね。
小越:そうですね。マンガを見て、自分の脳の中で再生されて、このキャラクターってこういう声なのかなって思うじゃないですか。それが実際にアニメになって、声優さんが決まり、声を聞いて、“こんな表現があったのか”って感じられるんです。
この人だからこそできる表現や声って、本当に素敵だと思うので、リスペクトをしながら自分も何か個性を見つけられたらいいなと思っています。
──すごく良い経験になったんですね。
小越:はい。本当にいい経験となりました。今後も機会があれば、挑戦していきたいですね。
■どんなことがあっても走っている感じがすごい
──そんな小越さんのように、完璧への執念深さを持っている人にオススメなのが、BTSの『RUN』だそうです。
シャムネコの皇帝タイプさんは、落ち込んだからといって、物事を投げ出すことができない人が多いです。自分に課せられたミッションの重さを感じられることが、生きる意味があることだと思う所があり、どんな感情がわき起ころうとも、結局進むしかないんだ、という結果に落ち着くタイプですから、落ち込むな! もっと進め! と自分を鼓舞するのが、立ち直るのに良い方法のようです。
特に小越さんは「完璧への執念深さ」も持っていると出ていますので、下記のような歌詞の含まれる、BTS「RUN」をおすすめします。
ラッキーソング診断:ace
小越:この曲は、真っ直ぐさを感じますよね。どんなことがあっても走っている感じがすごいなって思うんです。“止まれなくて”という歌詞も、すごく共感ができます。
──自分にあった曲を紹介されるってすごく新鮮ではないですか?
小越:新鮮ですね。ただ、思い当たる節があり過ぎて、ちょっと怖いです(笑)。
イベント情報
3/27(日)13:00~13:30
「タロット男子 ~22人の見習い占い師~」AnimeJapan 2022スペシャルステージ
出演:
千葉翔也(フール・ザ・フライハイト役)
鳥海浩輔(レイア・イザナミ役)
小林裕介(サーティーン・グリムリーパー役)
プロフィール
■小越勇輝
オゴエユウキ/1994年4月8日、東京都出身。3才より芸能活動を開始。ミュージカル「テニスの王子様」で主演回数最多。「弱虫ペダル」では舞台、実写ドラマ共に主演を務め、占い育成アプリ『タロット男子 ~22人の見習い占い師~』では【正義】ジャスティス・ラメドを演じている。また、2022年4月8日よりダンスエンターテインメント集団「梅棒」による、梅棒 14th WONDER『おどんろ』にも出演。
小越勇輝 OFFICIAL PROFILE
https://tachipro.jp/members/#m218
アプリ情報
2021.12.07 Release
『タロット男子 ~22人の見習い占い師~』
ジャンル:占い&育成
種類:ネイティブアプリ(Android/iPhone対応)
価格:完全無料
ダウンロード(AppStore)
https://apps.apple.com/jp/app/id1584795050
ダウンロード(GooglePlay)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.aniplex.tarodan
『タロット男子 ~22人の見習い占い師~』OFFICIAL SITE
https://tarodan.com/