■中島健人、春にあらたな門出をする人にエール!「とにかく笑顔を絶やさず第一印象を明るくいてほしい」
宇山佳佑の同名ベストセラー小説を実写化したNetflix映画『桜のような僕の恋人』のプレミアイベントが3月23日にザ・リッツ・カールトン東京で行われた。
桜の花びらが舞い散る特別ステージに、主演の中島健人と松本穂香、本作のメガホンをとった深川栄洋監督が華やかに登壇。はじめに中島は「この春の季節、桜の舞う時間となりましたけれども、今日は満開の桜のような笑顔がたくさん咲く時間を皆さんにお楽しみいただければと思います」と桜になぞらえた挨拶をし、松本は「今日は深川監督と中島さんとここに立てたことが幸せでたまりません」と喜びの挨拶をした。監督は「本作は配信で観られる作品です。この作品を全世界の人たちに観ていただけることが感無量です」と挨拶した。
MCから明日配信となる気持ちを聞かれると中島は「感慨深いです。この1年間、自分の強い自信になっていましたし、心の支えにもなっていました。撮影から今日まで強く僕を支えてくれた作品でもあるので、明日から世界中に桜の微笑みを届けられることが本当にうれしい」と語った。
さらに中島はもともと原作の大ファンと公言していたことを聞かれると「不思議な感覚です! 自分たちが表現者としてこの作品の話ができるということは、何よりも幸せだなと感じました。役者冥利につきます」とコメントした。
松本は「撮影からもう1年たったのか! という気持ちと、今も思い出して温かい気持ちになる素敵な現場だったので、その空気や温度がたくさんの人に届けばいいなという気持ちでいっぱいです」とコメント。
監督は「明日から皆さんに見ていただいて映画は完成すると思っています。日本だけでなく世界中の方に愛することを知っている方には響く作品になっていると思いますし、日本映画らしい恋愛映画になっていると思いますのでそれを全世界に共鳴したい」と日本を超えて映画が完成する喜びを語った。
次に本作の感想を聞かれると、中島は「本当に涙が止まりませんでした。人に対しての思いやりがたくさん込められている作品ですし、一つひとつのシーンが本当に美しくて、観ている人を魅了する映画というか、自分自身も深川監督の演出で世界に溶け込めていました。いざ映画をみて思ったことは、本当に美しい映画になったと感じました」、 松本は「観ていて最後のほうはずっと泣いていました。それはやっぱり温かい現場でしたし、その温かさは真ん中に立っている中島さんがもつ温かさからきたものでもあると感じました」と語った。
さらに中島は「最高傑作になりました! ただ、僕自身の感想だから、最終的には見ていただく世界中の方に最高傑作にしていただきたい」とコメントし会場は拍手に包まれた。
続いて、役作りについて聞かれると、中島は「人間らしいどこにでもいる青年なんですけど、小さいころの記憶を思い出したり、監督がお勧めする楽曲をひいてみたり、自然体の自分に近づけるような時間の使い方をしていました。撮影期間中、あるルーティーンをやめたんですけど、香水をつけるのをやめました」と話し、役作りしている1年はやめていた香水は今も続いているか聞かれると「Everyday!」とNetflixを観る全世界に向けたお茶目な回答で答えた。
演じて苦労したところについて松本は、「中身が25歳で身体だけ老いて言うことが聞かないというのは、考えていても想像が追い付かないことがあったんですけど、動きとかは監督と相談しながら挑みました」と自身の難しい役どころについて語った。
お気に入りのシーンとして挙げられた渋谷で走るシーンについて中島は「穂香さんと渋谷を2人占めできたことが、これまで経験なかったので、この時間がずっと続けばいいなって思っていました。監督が“朝の4~5時が東京がもっとも美しい時間”とおっしゃってたので、「Beautiful Tokyo time」というのを存分に味わえましたね」とまた英語でコメントした。
Mr.Childrenの書き下ろし楽曲「永遠」について聞かれると中島は「声入れのタイミングで聴かせてもらって音楽を聴いた瞬間に、また涙が出てしまいました。Mr.Childrenさんの楽曲は昔から聴いていましたし、大ファンだったので、自分の出演してる映像にミスチルさんの音楽が彩ることに、もうこれ以上の贅沢はないと感じました」と当時の喜びを改めて語った。
松本は「エンドロールの時点で泣いていて、曲が流れてまた泣いて、この歌に“永遠”と名前をつける桜井さんは本当に素晴らしい人なんだなって感じました」と素敵な歌詞に感謝の気持ちがいっぱいの様子だった。
春にあらたな門出をする方に向けたエールを求められた中島は「あらたな人生を始めるうえでいちばん大切なのは、第一印象なので、花のような笑顔をたくさんの人に振りまいてほしい。そうすれば明日からもっと素晴らしい人生になると思いますので、とにかく笑顔を絶やさず第一印象を明るくいてほしい」とエールを送った。
そして、スクリーンに登壇者にはサプライズで感想メッセージが桜の花びらとともに映し出されると中島は「“今この瞬間を大切にしようと思いました”というメッセージは誰かの人生を前向きにできるているということを教えてくれた気がして、この温かい気持ちを大切にしながら表現を続けていきたいと思いました」と語り、感動した松本は「すごく嬉しい感想が多くて、“この作品に出会えて本当によかった”という感想は、私自身がそれをすごく感じていることです。しんどいことや辛いことがあっても、この作品を観た時だけそっと楽になれる作品になってほしいですし、それ観てくれた方の言葉がまた私自身を救ってくれる奇跡のようなことだなとヒシヒシと感じました」と語った。
最後に監督は「映画らしい映画に仕上がったと思います。できたらヘッドフォンをして没入感を感じながら観ていただけると、より良さが胸に刻めると思います」とコメントし、松本は「この作品は、私のなかでも宝物のような作品になっています。現場の方一人ひとりが私たちの味方でいてくれて、写っていないスタッフの温かい想いも詰まった作品になっています。たくさんの方に私たちの想いが届けばいいなと思います」とコメント。
中島は「僕が思ったことは、穂香さん、監督多くの支えがあって最後まで走りきれたと思っています。お芝居で気絶しかけたこともあったし、そこをスタッフの皆さんにケアしてもらって救っていただいたこともあったし、衝撃的なこともこの映画で、お芝居で表現することができました。この作品はいろんな方が少し忘れかけてしまっている、人を愛する気持ちだったり、思いやりがたくさん込められている作品なので、その込められたものが精一杯世界中に届くようになっています。どうかこの作品を愛してください」と語り、イベントを締めくくった。
儚くも美しい、忘れられない恋を描くNetflix映画『桜のような僕の恋人』は、3月24日からNetflixにて全世界独占配信。
映画情報
Netflix映画『桜のような僕の恋人』
3月24日(木)Netflixにて全世界同時配信
原作:宇山佳佑『桜のような僕の恋人』(集英社文庫刊)
監督:深川栄洋
脚本:吉田智子
主題歌:Mr.Children「永遠」(TOY’S FACTORY)
出演:中島健人 松本穂香
永山絢斗 桜井ユキ 柳俊太郎(柳は旧漢字が正式表記) 若月佑美
要潤 眞島秀和 モロ師岡 /及川光博
音楽:伊藤ゴロー
劇中音楽:くじら
企画・制作:Netflix
『桜のような僕の恋人』公式サイト
https://www.netflix.com/桜のような僕の恋人