■「ライブを観ていて、神サイさんと神サイさんのファンの皆さんの愛で溢れているなと思いました」(アユニ・D)
メジャー1stフルアルバム『事象の地平線』が、オリコンウィークリーROCKアルバムランキング1位(3月14日付)、タワーレコード全店邦楽ウィークリーチャート3位(3月7日付)を記録し、勢いをさらに増している、神はサイコロを振らない。
そんな彼らが、桜の開花も始まった3月20日、自身初となる日比谷野外大音楽堂でのワンマンライブ『東阪野音Live 2022「最下層からの観測」』を開催した。
オープニングから観客の拍手喝采に包まれながら登場し、いきなりアルバム『事象の地平線』収録曲を中心にパフォーマンスを繰り広げ、場内をヒートアップさせる。冒頭の柳田周作(Vo)のMCでは、バンドを結成してから7年間は苦悩が大半を占めていたこと、そして7年目にしてようやくフルアルバムをリリースし、今野音のステージに立っていることの喜びを語り、今もバンドを継続できているのは「応援してくれている皆さんの存在だ」という感謝の気持ちを、心を込めて伝えた。
ライブ中盤のヘソとなるポイントでは、メジャー1stフルアルバムをたくさんのミュージシャンと共に作り上げることができた感謝を述べ、神はサイコロを振らない×アユニ・D(BiSH/PEDRO)×n-buna from ヨルシカ「初恋」や、神はサイコロを振らない×キタニタツヤ「愛のけだもの」などの楽曲では、バンドではない土俵での音楽制作が非常に刺激的なものとなったことを報告。
そして、「なんと! コラボレーションした方の中からおひと方が駆けつけてくれました! 姫!」という柳田の呼び込みで、アユニ・D(BiSH/PEDRO)がサプライズで登場。アユニ・Dは「緊張していましたが、ここまでライブを観ていて、神サイさんと神サイさんのファンの皆さんの愛で溢れているなと思いました」と語り、東京で「初恋」を初披露。初恋の感情を綴ったノスタルジックなラブソングが、ふたりの折り重なる歌声とともに夜空に響きわたった。
さらに終盤では、テレビ朝日系金曜ナイトドラマ『愛しい嘘~優しい闇~』の主題歌・劇中歌となった「イリーガル・ゲーム」「あなただけ」を初披露。「イリーガル・ゲーム」では、大量のスモークの中からトーチの炎が心の奥底にある情念のように揺らめくステージ演出も加わり、大都会の野外公演の中で際立つバンドの存在感と持ち前のグルーヴを解き放っていた。
アルバムタイトル、そして全国ツアータイトルにもなっている『事象の地平線』を“まだ誰も踏み入れたことのない領域”と位置付け、そこへ向かう前に東阪野音の会場を“最下層”と見立てて命名したタイトルが、本ライブタイトル『最下層からの観測』だったが、そこから眺めた景⾊はメンバーの目や集まったオーディエンスにはどう映っていたのか。それは全国ツアー『事象の地平線』で明らかにされるであろう。
彼らの道のりは、4月10日の野音ライブ最終日となる大阪城音楽堂公演に向かい、その後全国ツアー『事象の地平線』へと続いていく。
PHOTO BY Viola Kam (V’z Twinkle)
リリース情報
2022.03.02 ON SALE
ALBUM『事象の地平線』
神はサイコロを振らない OFFICIAL SITE
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