■PELICAN FANCLUB、KANA-BOON・谷口鮪との楽曲制作を振り返る。「こういう発想があったか!って何回も感動を与えてくれた」(エンドウアンリ)
本日3月3日朝、音楽とエンタテインメントに特化したInterFMの情報番組『MUSIClock with THE FIRST TIMES』に、3月のGUEST MUSIC BROAD CASTER(マンスリーコーナーDJ)の木曜日担当として、PELICAN FANCLUBのエンドウアンリが初登場した。
2012年結成、2018年にミニアルバム『Boys just want to be culture』でメジャーデビュー。2019年にTVアニメ『Dr.STONE』第2クールのOPテーマ「三原色」をリリースし、その後も数多くのアニメタイアップを含む楽曲を発表。数々のロックフェスにも出演を果たしてきたPELICAN FANCLUB。MUSIC BROAD CASTERの山崎あみにバンド結成の経緯を聞かれると、「ベースのカミヤマくんと小学校からの幼馴染みで、中学の部活終わりに一緒に帰って、『いつかバンドを組みたいね』と話してて。最初はコミックバンドを組んでいたんですけど、それでは物足りず、『デビューして、アニメタイアップが出来るようなバンドをやろう』と、高校生の時に組みました」と説明したエンドウ。バンド名については、「高校生の頃に組んでいたバンドの楽曲に『ペリカン』という曲があって。地元の先輩が僕のことを“ペリカンエンドウ”って呼ぶようになったんですが、僕がバンドを辞めて、ソロで活動する時に“PELICAN FANCLUB”と名乗ってたら、それをバンド名と勘違いされて今日にいたります」と明かした。「ペリカンを名乗りながら、実は鳥類が苦手なので、申し訳ないです」と笑い、番組をスタートした。
PELICAN FANCLUBは、3月2日にメジャー1stアルバム『解放のヒント』をリリース。収録曲「新世解」のMVも公開した。この楽曲に寄せた「楽曲制作時の自分に憑依して演奏し、解放した」というコメントについて聞かれると、「この楽曲は10ヵ月くらい悩んで作ったんですが、まだ歌詞がない状態の時に夜の街に出て、歌詞の無い曲を聴きながら歩いている時に、『歌詞に悩んで、不安や葛藤を抱いてる自分を楽しんでるな』と思って。その時に『この様を歌詞にすればいいんじゃないか?』と思って歌詞を書いたんです」と話し、「それですごく解放された気分になったので、“新世界”の界が解放の“解”で、『新世解』なんです」と楽曲タイトルの意味を明かした。また、『解放のヒント』というアルバムタイトルについて、「身の回りに起こること、全てがヒントだと思って。解放するためには受け入れないと解き放つものがないなと思って、色んなものを受け入れていこうと思って作りました」と、タイトルに込めた想いを語った。
自身によるニュース読みでは、KANA-BOONが3月30日にリリースするニューアルバム
『Honey & Darling』から、新曲「いないいないばあ」を先行配信したことを紹介。KANA-BOONは同じレーベルの先輩で、メンバーの谷口鮪には、ニューアルバムの収録曲もプロデュースしてもらっているPELICAN FANCLUB。「プライベートも一緒に遊んだりする関係で、曲が出来たら鮪くんに送って感想を聞いたりしていて、その延長でプロデュースしてもらうことになりました。音楽以外の悩みも聞いてもらう、アニキみたいな存在です」と谷口との関係を話したエンドウは、「本当にたくさんの引き出しを与えてもらいました。曲を作っていく中で『こういう発想があったか!』って何回も感動を与えてくれて、僕らにとって良い経験になりました。すごく刺激的でした」とプロデュースを受けた感想を語り、「曲でリスナーに寄り添うということに、すごく徹底している。スッと心に入ってくるところがKANA-BOONのすごさ、偉大さだと思っていて。憧れの先輩です」とKANA-BOONへのリスペクトを送った。
PELICAN FANCLUBについて、さらに掘り下げた番組後半。「バンドがどんどんと大きくなっていく感覚は感じられていましたか?」という山崎の質問に、「それがあまりないんです。渦中にいると気付かないというか。アニメタイアップも夢見心地というか、夢が叶った瞬間って掴んでる実感があまりなくて、信じられないです」と返答。自身の音楽ルーツについて聞かれると、「コクトー・ツインズというバンドが一番好きで、ボーカルのエリザベス・フレイザーみたいになりたくて。YouTubeで映像を見ながら真似してたんですけど、出来ないんですよね。そこで彼女にはなれないということは気付いたので、自分は自分でやろうと思いました」と好きなバンドについて語り、「平沢進さんも大好きで、人生で初めてファンクラブに入りました。理解出来ない世界があって、追いかけなければいけないという使命感が自分の中にあって。SNSも常に見ておかないと置いてかれるんじゃないか? と思っています」と自然と影響を受けているという平沢進について熱く語った。
PELICAN FANCLUBは現在はワンマンツアーの真っ最中。最新アルバム『解放のヒント』について改めて聞かれると、「色々思いを言葉にしようと思ったりしてきたんですが、いざ発売日になると『聴いてくれ!』って気持ちが溢れかえって、言葉にならないのを実感しています。自分たちの過去を肯定するような作品で、2020年代に鳴らしたい音楽を自分たちなりに表現できたと思ってます。自分は90年代の音楽が好きで影響を受けてるんですが、90年代の人たちはその30年前の60年代の音楽に影響を受けて、オルタナティブロックが生まれたりしていて。その30年後の音楽を僕らが担ってやれたらなと思って、今回のアルバムを作りました。『聴いて欲しい!』の一言です」と熱いメッセージを送った。
InterFM『MUSIClock with THE FIRST TIMES』は、放送後から1週間、radikoで視聴可能。最新の音楽情報を提供するコーナーは、 あさ8時15分頃から放送されている。
番組情報
InterFM897『MUSIClock with THE FIRST TIMES』
毎週月曜~木曜 07:30~08:55
放送エリア:首都圏
DJ:平井麗奈
MUSIC BROAD CASTER:山崎あみ
3月GUEST MUSIC BROAD CASTER:
月:櫻坂46
火:シド
水:Co shu Nie(コシュニエ)
木:PELICAN FANCLUB
radiko ※3月3日(水)放送分
https://radiko.jp/#!/ts/INT/20220303073000
『MUSIClock with THE FIRST TIMES』番組サイト
https://www.interfm.co.jp/musiclock
PELICAN FANCLUB OFFICIAL SITE
https://pelicanfanclub.com