■「無償の愛というものは存在すると、改めて感じた作品です」(北村匠海)
幾度途切れても必ず繋がっていく親子の絆を描いた、重松 清による不朽の名作小説『とんび』の初映画化が実現。
主人公の、破天荒ながら愛すべき父・ヤス役には、『テルマエ・ロマエ』『下町ロケット』などの大ヒット作で、圧巻の表現力と存在感を放つ阿部 寛。ヤスの息子・アキラ役には、若手実力派の中でも突出した才能を発揮する『君の膵臓をたべたい』『東京リベンジャーズ』の北村匠海がそれぞれ演じている。
そしてこのたび、アキラを演じた北村匠海が本作の魅力をナビゲートする『公開記念特番』映像が解禁された。
「親と子というものは絶対に切り離せなくて、無償の愛というものは存在すると改めて感じた作品ですね」。本作で阿部寛演じる主人公・ヤスの息子・アキラを演じた北村匠海は、そう語る。
昭和37年。亡き妻への悲しみに暮れる暇もなく、不器用だが懸命に、男手ひとつで息子を育てる父・ヤス。母の死の真相を知りたがる息子・アキラに、ヤスはたった一度の“大きな嘘”をついてしまう……「お母さんは、お父さんを助けて死んだんじゃ。」
本作のオファーを受けた北村は、「人は誰しもが自分を産んでくれた親という存在がいて、自分もまた親になって……そうやってバトンが渡されていく尊さを感じました。作品のメッセージと登場人物の生き方がリンクしている作品に、僕は初めて出会いました」と語る。
自身が演じたアキラについて、「とてもピュアで真っ直ぐな役柄だったので、難しいことを考えずに演じました。とにかく(父親役の)阿部さんの懐に、アキラと同じように飛び込んでぶつかっていく。そういう所を意識していました」と、皆がその成長を見守りたくなる、愛すべき息子・アキラが生まれた秘話を明かした。
さらに初共演となる阿部寛について、「子どもの頃からいろいろな作品を観てきましたが、実際にお会いするととてもチャーミングな方でした。芝居の中での言葉一つひとつが重く、父親としての阿部さんの思いを、肌で感じることができました」と、阿部と北村は役を超えた親子の強い絆で結ばれ、撮影に望んだという。
そして、「なかなか人に会えず、いろいろなことに縛られている今の時代ですが、この作品の持つあたたかい愛情が、縮こまった心をほぐしてくれると思います」と、本作に込めた熱くあたたかな思いを語った。
また、本映像の解禁に合わせて、阿部と北村演じる親子が生きた足跡を想像させられる場面写真が6点解禁となった。昭和から平成、そして令和を不器用ながらも懸命に生きた父と息子の姿を、特番映像とともに感じよう。
映画情報
『とんび』
4月8日(金)全国公開
出演:阿部 寛
北村匠海 杏 安田 顕 大島優子
濱田 岳 宇梶剛士 尾美としのり 吉岡睦雄 宇野祥平 木竜麻生
田中哲司 豊原功補 嶋田久作 村上 淳
麿 赤兒 麻生久美子 / 薬師丸ひろ子
原作:重松 清『とんび』(角川文庫刊)
監督:瀬々敬久
脚本:港 岳彦
配給:KADOKAWA イオンエンターテイメント
(C)2022『とんび』 製作委員会
映画『とんび』作品サイト
https://movies.kadokawa.co.jp/tonbi/