私立恵比寿中学がYouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』に初登場し、メンバーが「私たちにとって大切な曲」という「なないろ」をピアノの伴奏のみで披露した。
本収録は、昨年10月から活動を休止していた安本彩花の記念すべき復帰の場であると同時に、今年5月に新メンバー3人が加わり9人組という新体制に移行したエビ中にとっては、6人での最後のパフォーマンスにもなっている。
安本の復帰と6人体制の終わりと新メンバーの加入。この夏に結成から12年目を迎えるエビ中にとってエポックを画する収録を終えた、真山りか、安本彩花、柏木ひなたの3人に『THE FIRST TAKE』の感想から6人体制の総括、今後の目標などをたっぷりと聞いた。
INTERVIEW & TEXT BY 永堀アツオ
■ターニングポイントとなった「なないろ」の披露
——まず、『THE FIRST TAKE』の収録を終えた感想から聞かせてください。
真山りか(以下、真山):普段からよく観ているチャンネルだったので、念願の『THE FIRST TAKE』に出られるんだとうれしかったんですけど、同時に、一発撮りなのですごい緊張しちゃって。ライブもその瞬間的なもので『THE FIRST TAKE』ではあるんですが、ライブとはまた違った緊張感がありました。この一発撮りの映像が作品としてずっと残るんだと思うと…繰り返しになってしまいますけど(笑)、すっごく緊張しました!
安本彩花(以下、安本):まさか出られるとは思っていなかったので、すごくうれしかったです。でも、収録現場が今までの音楽番組とは違っていて。初めての感覚というか…空気感がまったく違って新鮮でした。一発撮りを見せるっていう『THE FIRST TAKE』の新しさに挑戦できて、楽しかったです。
柏木ひなた(以下、柏木):エビ中は今は9人組の体制になっているんですけど、今回の『THE FIRST TAKE』で6人の最後を迎えられることがすごくうれしかったので、すごく緊張はしたけど、楽しんでできたんじゃないかと思います。
——数多い楽曲の中から『THE FIRST TAKE』で歌う曲として、「なないろ」を選んだのはどうしてですか。
柏木:いろんな方が観ているチャンネルなので、何を歌うのかは、みんなで結構悩みました。「なないろ」は私たちにとっても大事な曲ですし、エビ中ファミリー(ファンの総称)にとっても大切な楽曲になっていて。しかも、今回は彩花の復帰する最初のステージでもあったので、エビ中にとって大きなターニングポイントとなった楽曲を選ばせていただきました。
真山:4枚目のアルバム『エビクラシー』の収録曲で、2017年5月当時に「Mステ」(『ミュージックステーション』)でも歌わせていただいていて。エビ中の中でも大切な楽曲であることはもちろん、皆さんが私たちを知ってくださるきっかけになった曲でもあって。エビ中が9人体制になった今を、私の中では勝手に“第3章”に入ったと思っているのですが、その前、松野(莉奈)が亡くなってからの“第2章”を象徴する楽曲だったんじゃないかとも思っているんです。
安本:今回、久しぶりに歌わせていただいたことで、当時の自分たちが楽曲に感じていたことにプラスして、さらにいろんな気持ちや想いが詰まるようになったような気がして。この曲をパワーアップして伝えられることがうれしかったです。
——どんな想いが加わりましたか。
安本:あの頃は本当に悲しいことを初めて目の当たりにして。自分たちでもうまく理解ができない状態だったので、生ものの感情をそのままぶつけていたと思うんですけど、あれから4年という時間を経て…なんていうんだろうな…もしかしたらあの頃は松野に対しての想いだけが強くなりすぎていた部分があったんじゃないかと。もちろん個人的にはそれ以外のことを考えられなかったんですけど…今やっと、「なないろ」が持つ楽曲自体の良さみたいなものを感じられるようになって。心の整理がついてきたことで、この楽曲が持っている歌詞の素晴らしさや美しさを改めて表現できたんじゃないかと思っています。
真山:歌詞にも“キラキラ”とあるように、楽曲自体は明るい気持ちになれる曲なんですよね。今回、歌っているときに“懐かしいな”とか過去の思い出も甦ってきたんですけど、それ以上に、すごくいいメロディで明るさを増幅させてくれているなと感じて。私たちの歌声もあのときより少し大人になっているし、自分たちの人生経験が曲のアクセントとして重ねられていたらいいなと思います。
柏木:今までは正直、ひとつの世界しか見えていなかったんですよね。でも、何年かかかって、やっと歌詞の意味の深さを理解できるようになった。自分が見ていた世界だけじゃなくて、もっと広がりを感じるようになったというか。エビ中ファミリーも莉奈のことを思い出すという気持ちが強いと思うけど、楽曲の良さや歌詞のきれいさというものを改めて感じてもらえたらと思っています。
■彩花の歌声を感じられる喜び。6人体制最後の空間を共有できる喜び
——安本さんはこの曲で復帰されました。『THE FIRST TAKE』の収録でも一番最後に入ってきましたよね。
安本:皆さんと再会する場、復帰戦の最初が『THE FIRST TAKE』っていうのが何よりもめちゃくちゃ緊張して。
真山&柏木:あはは。たしかに(笑)。
安本:二度と経験できない場で、しかも、やり直しもできないじゃないですか。「なないろ」は大事なときの締めに歌う曲で、連発してやるような楽曲ではなかったのもあって、余計に緊張したんですよね。でも、6人体制最後に歌う場所でこの曲で復帰できることはとっても光栄でした。みんながツアー『Concept Live〜MOVE〜』で最後を噛み締めているのを私はLINEで見ながら、その現場にいれないことを悔しく思っていたので、やっとみんなと、6人で一緒に最後を噛み締めることができて…寂しくもあるんですけど、その空間を共有できてうれしかったです。
——おふたりはどんな気持ちで迎え入れましたか。
真山:“よくぞ戻ってきてくれた!”という気持ちが一番でしたね。ただ、5人で活動する期間が長くなってしまっていたので、彩花との波長がどういう感覚だったのかを忘れかけているかもと心配な部分があったんですけど、本番前の練習で彩花の歌声を聴いた瞬間に“あぁ、コレだ!”ってパッと甦ってきて、久しぶりという感じがしなかったんですよ。そういう意味で、私たち6人はソウルメイト…っていうと言いすぎかもしれないけど(笑)、苦楽を共にしてきた仲間なので、揃えて心地よかったです。
柏木:エビ中のお客さんも「早く彩花の歌声を聴きたいよ」って思っていたと思うんですけど、それは、私たちがいちばん思っていたんですよ(笑)。『THE FIRST TAKE』は彩花の歌声を感じられるっていう喜びもあったし、とにかく“おかえりなさい!”っていう気持ちが強かったですね。6人で歌える最後の場を作っていただけたこともありがたかったです。
——歌い終わったあと、爆笑されていましたね? 柏木さんはメンバーと手を繋いでいました。
柏木:終わってホッとしたのもあったんですけど、最後、シーンとした間があったあとに、彩花が「あ〜緊張した」って言ったんですよ。みんなも同じことを思ってはいたけど、カットの声がかかるまでは言葉を発しちゃいけない空気が流れていたのに、ですよ(笑)。そのひと言で“彩花だなぁ”ってうれしく感じたし、“帰ってきたんだな”って実感しました。だから、面白くて笑ったというよりは、うれしさの爆笑という感じでしたね。
■この3年間があったから大人になれた。エビ中プライドが強固になった
——(笑)。6人体制の期間を振り返って、エビ中の長い歴史の中でどんな時代だったと感じていますか。
真山:今となっては“ボーナスステージ”のような感覚に近いかなと思います。この6人の期間があったからこそ、うまく大人になれたというか。もしもこの期間がなかったら、“アイドルとして生きる”ことがどういうことかをわからなかったかもと感じています。それに、この6人はいい意味でも悪い意味でも、お互いのすべてを知り尽くしてる。そんな仲間に人生のうちに出会えることはそうそうないなって思うんです。自分にとって本当に大事な人たちだし、これからの人生も一緒に過ごせたらいいなって思う。だから、6人時代は、アイドルとして、人間として、熟させてもらった、特に成長させてもらえたなって思うような日々でしたね。
——6人体制は2018年1月の日本武道館公演で幕を開けました。安本さんはそのステージ上で「これがエビ中プライド、だ!」と声を上げていましたね。
安本:そうですね。あそこで“エビ中プライド”を掲げたからには、っていう想いはありました。エビ中のことが心から好きだからこそ、6人でやっていることに自信が持てたし、プライドを持てたというのが、それまでとは少し違う感覚だったと思います。まさに、エビ中に対してのプライドが強くなった期間だったのかなと。
——柏木さんは当時、新メンバーを入れずに、6人でやることにこだわっていました。
柏木:約3年間、6人で活動をさせていただいたんですけど、6人になってからファンになったという声もたくさんいただくので、「6人でやりたい」と言って良かったなと思っています。6人での活動はそんなに多くなかったんですけど、それでも私たちは6人のエビ中としてやってきたし、応援してくださる皆さんもすごく愛してくださっていたので、感謝の3年間だなって思います。
——歌とダンス、ライブのパフォーマンスと真摯に向き合ってきた3年間でしたよね。特に思い出深い出来事をひとりずつ挙げていただけますか。
真山:はい! 私は初の主催フェス『MUSiCフェス~私立恵比寿中学開校10周年記念 in 赤レンガ倉庫~』(2019年6月)ですね、やっぱり。
安本&柏木:ああ〜。
真山:アイドルが主催する音楽フェスってそれまではなかったなと思っていて。私たちエビ中はいろんなアーティストの方々に楽曲提供をしていただいていますが、「エビ中の魅力はなんですか?」って聞かれたら、楽曲の豊富さだと思うんですよ。そんな曲たちをプライドを持って歌い続けてきたことが、エビ中主催の音楽フェスという形で叶えられたことはとってもうれしかったです。実は私、エビ中で過ごしているなかで何も成し遂げられていないかもしれないと思うことが多かったんですよ。でも、「MUSiCフェス」をやったことは自分の自信にもすごく繋がって。自分だけの力じゃなくて、周りのおかげなんですけど、みんなに支えてもらえる自分でいるっていうことがとても自信になったので、「MUSiCフェス」は印象深いです。
安本:同じ時期ではあるんですけど、5thアルバム『MUSiC』(2019年3月)を出した頃に、6人のエビ中の色がはっきりしたんですね。アルバムの曲のセレクトもそうなんですけど、私たちが6人としてこれから表現していきたいこと……それまではあぃあぃ(廣田あいか)の声のイメージが強かったり、わりと突拍子もないことをするサブカルアイドルみたいに見られていたと思うんですけど、この6人にしかできない色が『MUSiC』で出せたと思っていて。このアルバムは、私の中ではひとつの転機になったかなって思います。
柏木:どれも思い出深いんですけど、6人体制になって初めてのツアー『SHAKARIKI SPRING TOUR 2018~New, Gakugeeeekai of Learning~(新・学芸会のすヽめ)』(2018年4〜7月)はすごく思い出に残っています。千秋楽で椎名林檎さんのカバー「自由へ道連れ」を踊らずに披露して。
真山:うん、フリーでやったね。振り入れ前だったから。
柏木:「自由へ道連れ」をカバーさせていただいたことは、すごく大きくて。エビ中にとっていいことしかなかったというか。カバーさせていただけたこと自体もうれしかったことだけど、あの楽曲のおかげで、アイドルを好きじゃない人にも広がって、いろんな方がエビ中に興味を持ってくれるようになった。それに、6人体制になって初めてのツアーは、それこそ廣田が抜けていろいろ言われていた部分もあったなかで(苦笑)、“やってやるぞ!”っていう気持ちで挑んでいたので、すごく思い出に残っていますね。
■新メンバー3人は、予想どおりの“エビ中っぽい、変わった子たち”
——そして、今年の5月に新メンバー3人が加わり、新体制がスタートしました。今はどんな雰囲気になっていますか。
真山:私立恵比寿中学のガイダンスがあって、入学式があって、クラス分けがあって。同じ小学校だった子もいれば、違う学校から入ってきた子もいる、という感じですね(笑)。まだ友達じゃないけど、これからきっと友達になる。そんな感覚が私の中にはあります。私は特に新メンバー(13〜15歳)とは一番年上の子でも9歳離れているので、どういうふうに接したらいいかまだ掴めていないのですが(笑)、「ファミえん」を終えたら彼女たちと急激に仲良くなるような気がします。
——柏木さんはパフォーマンスにおける教育係を務めていますね。
柏木:正直、まだ全然ではあるんですけど、毎回、違う楽曲の振り入れをして、次の日にはフォーメーションを入れてなので、頭パンパンだと思います。私たちはもう何年もやっているからできるけど、初めての子には難しいことだなと思うし、どう教えるのがいいかっていう難しさも感じているところです。それでも、飲み込みは早いし、予習もちゃんとしてきてくれる。みんな今、「ファミえん」に向けて一生懸命にいいステージを作ろうって頑張ってくれています。まだ9人全員で歌って踊ってはやっていないので、早くやりたいなっていう気持ちでいます。
——安本さんは新メンバーには会いましたか。
安本:はい! 私も個人的に体力を戻すことを兼ねてレッスンに参加させてもらっているので、みんなと会いました。オーディションの現場には行けなかったので、最初はどんな子なのかドキドキしていたんですけど、予想どおり、“エビ中っぽいな、変わった子たちだな”って(笑)。
柏木:あはは。
安本:でも、それがエビ中メンバーの良さだと思っているので、逆に安心したというか(笑)。これから、アイドルをやることやエビ中にいるうえでの気持ちの持ち方とかを私なりに伝えていけたらいいなとも思っていて。どんなふうに伝えたらいいかなって考えながら、今は一緒にレッスンを受けていますね。
——新体制になってどう変化していくでしょうか。
安本:私たち的には変わらないでいたいなって思ってます。これまでの10年間でやってきたこと、たくさん模索して、探し当てて、積み重ねてきた私たちの道はブレずにいたい。でも、3人が加わってくれることによってフレッシュになるのかな?
真山:そうだね。私たちの中では変わらないけど、きっと外から見たらだいぶ違うだろうな、っていうのが私たちの理想形かもしれないね。
柏木:オーラで言ったら、すごく黄色が増えたみたいな?
真山:ああ、わかるわかる。
柏木:なんか、元気っていうか(笑)。エビ中の今までのわちゃわちゃ感に、さらにわちゃわちゃ感をプラスしたような感じです。明るさが増えたなって、「ファミえん」で感じてもらえるんじゃないかな。
■新しく生まれ変わったエビ中を一緒に楽しんでほしい
——新メンバーにとっては初のライブとなる『みらいに響け、みなとのPLAYGROUND こと ファミえん2021 in 赤レンガ倉庫』はどんなステージになりそうですか。発表されていた8月21日(土)に加えて、22日(日)の追加公演も決定しました。
柏木:「ファミえん」の追加公演なんて聞いたことがなかったので、自分たちもびっくりしたんですけど、ファンの方からの期待を感じました。今、私たちは「ファミえん」に向けて絶賛レッスン中だし、新しいエビ中をどう見せようかなっていうのは模索中ではあるんですけど、夏だし、遠足だし、いつもの「ファミえん」の中でも、新しく生まれ変わったエビ中を2日間、楽しんで見てもらえればいいなと思ってます。
真山:去年は延期になってしまったので、まずは恒例行事ができるんだっていうことがうれしいですね。結成して12年やってきているんですけど、9人体制でメジャーデビューしたときの感覚に近いのかな…自分自身もフレッシュな気持ちでライブに挑めそうだなと思っています。というのは、6人体制ではパフォーマンスを煮詰めて煮詰めて、煮詰めまくってきたライブをしていたんですけど、新しい3人が煮詰めた緊張の糸をふわっとゆるめてくれたというか。いい味をエビ中のライブに追加できたらいいなと思っています!
——「ファミえん」のテーマソングを集めたベストアルバム『FAMIEN’21 L.P.』のリリースも予定されていますね。
安本:今まで応援してくれていたファンの皆さんはもちろん楽しめると思うんですけど、今年の「ファミえん」のテーマソングになる新曲が、今の時代にぴったりな楽曲、みんなの背中を押せるような曲になっているので。コロナ禍でどうにもできないもどかしさや苦しさがあると思うんですけど、だからこそ、みんなで背中を押し合って、助け合っていきたいって想いが込められています。日本に限らず、全世界の人にも聴いてほしいと思うくらい自信のある楽曲になりました。本当に早く聴いてほしいです!
真山:6人体制になってから収録したものは、私たちの過去の歌声に新メンバーの3人の歌声が加わっていて。ちょっと古い楽曲は私たちも歌い直したので、過去から現在に至る私たちの歌声と3人の歌声の融合を楽しんでいただけたらなって思います。
柏木:今、絶賛レコーディング中ですが、6人だけのユニゾンじゃなく、若い3人が加わったことで明るめのトーンになったらいいなと思いますし、私も完成を楽しみにしています。
——夏の恒例行事となった野外ライブ「ファミえん」は2013年7月からスタートしています。例年テーマソングが制作されていますが、特に思い入れの強い曲は?
安本:「誘惑したいや」(2013年)かな。
真山:ああ! あの頃はまだ「ファミえん」のテーマソングって言ってなかったよね?
安本:そうそう。でも、今となっては「ファミえん」を象徴する楽曲になっていて。
柏木:私は「summer dejavu」(2016年)かな。あのエビ中の時代にああいうちょっと大人っぽい曲があまりなくて。それが「ファミえん」曲だっていうのも意外だし、好きな方も多い人気曲なんですよね。
真山:いい曲だよね、オールユニゾンだし。私は「HOT UP!!!」(2017年)ですね。「ファミえん」の曲は夏フェスで歌うことも多いんですけど、この曲はフェスでめちゃめちゃ歌ってきた曲で。(メロコアバンドの)TOTALFATさんに作っていただいたんですけど、レコーディング風景をMVにしていて、そのときも楽しかった記憶があるし、3人が入ったら勢いが出て面白いんじゃないかなと楽しみでもありますね。
——「HOT UP!!!」は2声のハモリが特徴的な曲ですよね。
柏木:気になるよね。どうなるんだろう。
安本:「イート・ザ・大目玉」(2018年)も変わるよね。
真山:どうなるのかはお楽しみに、って感じですね。進化している曲があるかもしれない。
——メンバーの名前が歌詞に盛り込まれている「Family Complex」も変わります?
真山:“スーパーファミコン”になるっていう噂が出てますね(笑)。岡崎体育さんが前向きに検討してくださっているので、私たちも前向きに待ちたいと思います。
■エビ中の目標をここで発表。神宮球場でライブをします!!
——楽しみにしています。最後にエビ中としての今後の目標を聞かせてください。
安本:今までやってきたことを大切にしたいなと思っています。6人体制になって、いろんなアーティストさんに楽曲を提供していただくことが色として出たと思うんですね。それを続けて、いつか、たくさんのアーティストさんから「エビ中にぜひ歌ってほしい」って言われるようになりたい。「もう無理ですよ〜」っていうくらい(笑)、楽曲を提供したいって思われる魅力的なアイドルになれるように、私たちも頑張りたいなって思います!
真山:まずはグループとして、もっとより良いライブをお届けしたいと思っています。今はコロナ禍ですけど、全国、全世界にお届けしたいですね。あと、6人時代にみんなで「エビ中は目標がないね。目標を作ろうよ」っていう話をしたことがあって。「エビ中の目標はなんだろう」って考えたときに「神宮球場良くない?」っていう話になりまして。どこで発表していいかわからなくて戸惑っていたのですが、ここで発表させていただきます。私たちは神宮球場に行きたい! 神宮球場でライブをすることがエビ中の目標です!
——おお! 神宮球場でのライブというのは、柏木さんが熱烈なヤクルトファンだからというのが理由ではなく?
柏木:いえいえ、私だけの意見ではないですよ。みんなの意見です! でも、ヤクルトファンではあるので、私がいちばん楽しみにしています(笑)。目標としては、例えば、ドームとかもいいかもしれないんですけど、私たちは「MUSiCフェス」や「ファミえん」で野外ライブの楽しさを知っているので、野外球場でやるのが私たちらしいんじゃないかって。ただ、2022年は日本中を回ることを目標にしています。そして、再来年の2023年に神宮球場に行けたらいいなと。新メンバーと一緒に大きな目標に向かっていけたらいいなと思います。
プロフィール
私立恵比寿中学
シリツエビスチュウガク/2009年に結成。「永遠に中学生」を掲げた9人組アイドルグループ。通称「エビ中」。2012年5月5日にシングル「仮契約のシンデレラ」でメジャーデビュー。2013年には日本人アーティストのメジャーデビュー以降最速となる、さいたまスーパーアリーナでのワンマンコンサートを実現。アリーナコンサート、主催フェス、ドラマや舞台など、縦横無尽に活躍中。
2019年には結成10周年イヤーを迎え、リリースした6thアルバム『playlist』がビルボード週間アルバムチャートで1位を獲得。2021年5月5日に新メンバーが加入し、現体制に。8月に「FAMIEN’21 iN 横浜赤レンガ倉庫」を開催する。
メンバーは、出席番号3番・真山りか、出席番号5番・安本彩花、出席番号7番・星名美怜、出席番号10番・柏木ひなた、出席番号11番・小林歌穂、出席番号12番・中山莉子、出席番号13番・桜木心菜、出席番号14番・小久保柚乃、出席番号15番・風見和香。
リリース情報
2021.08.18 ON SALE
ALBUM『FAMIEN’21 L.P.』
ライブ情報
FAMIEN’21 iN 横浜赤レンガ倉庫
みらいに響け、みなとのPLAYGROUND こと ファミえん2021 in 赤レンガ倉庫
08/21(土)・22(日)横浜赤レンガパーク特設会場
YouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』
https://www.youtube.com/channel/UC9zY_E8mcAo_Oq772LEZq8Q
私立恵比寿中学 OFFICIAL SITE
https://www.shiritsuebichu.jp/official/pc/
私立恵比寿中学 OFFICIAL Twitter
https://twitter.com/ebichu_staff
THE FIRST TAKE OFFICIAL SITE
https://www.thefirsttake.jp/