■「まさに、野田(洋次郎)さんに導いてもらいながらこの作品は完成しました」(藤井道人監督)
RADWIMPSが劇伴と主題歌を手掛けた映画『余命10年』のサウンドトラックが、映画の劇場公開日の3月4日に発売されることが決定した。
『余命10年 〜Original Soundtrack〜』には、RADWIMPSがこの映画のために書き下ろした劇伴29曲と主題歌「うるうびと」を収録した全30曲を収録。藤井道人監督とは、野田洋次郎が初主演を務めたドラマ『100万円の女たち』での出会いから始まり、このたび、念願の音楽でのタッグが実現した。
なお、RADWIMPSが実写映画の音楽を担当するのは、今回が初となる(全編にわたって映画音楽を手掛けるのはアニメーション映画『君の名は。』『天気の子』に続き3作目)。
楽曲を手掛けた野田洋次郎は、撮影前に脚本を読んで主題歌「うるうびと」と劇伴の一部を作り、キャストとスタッフはその音源を聴いて同じイメージを共有しながら撮影に臨んだとのこと。
藤井監督は、「野田さんは、音楽が出しゃばることで茉莉と和人の人生を台無しにしてしまうのが、いちばん怖いとおっしゃっていて。レコーディングではセリフが音楽とぶつからないように、フルオーケストラで録っているにもかかわらず何回もトライして、ふたりに寄り添う音楽にしてくださいました」とコメント。10年にわたるふたりの物語に、RADWIMPSが音で寄り添う。
映画『余命10年』は、2017年の発売以来、ただの恋愛小説にとどまらない、切なすぎる小説としてSNS等で反響が広がり続け、現在すでに60万部を突破している『余命10年』(小坂流加著/文芸社文庫NEO刊)が原作。第6回静岡書店大賞の「映像化したい文庫部門」の大賞を受賞するなど、書店員からも映像化を希望する声が多く上がっていた本作を、『ヤクザと家族 The Family』などの藤井道人監督がメガホンを取った。脚本は『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(2017年公開)『雪の華』(2019年公開)など等身大の若者のラブストーリーを描き、多くの大ヒット感動作を世に放ってきた岡田惠和、渡邉真子が担当。
キャストには、数万人に一人という不治の病で、余命が10年であることを知り、もう恋はしないと誓いながらも和人に惹かれていく主人公・茉莉(まつり)役に小松菜奈。その茉莉と恋に落ち、茉莉を変えていくきっかけを作る若者・和人(かずと)役に坂口健太郎。W主演で初共演を果たしている。
■野田洋次郎(RADWIMPS)コメント
はじめて実写映画での劇伴作業は新鮮で挑戦に満ちたものでした。シーンを観ながら、茉莉や和人やその周りでたしかに生きる登場人物たちにどんな音で寄り添うべきなのか、背中を押すべきなのか、幾度もの苦悩もありました。
総合計時間にするとおそらくすでにこの映画を100回近く観ていることになります。ですが、編曲もすべて終わり最終のオーケストラの本番レコーディングでやはり、画面を観ながら涙がポロポロと出てきました。
この映画には、茉莉の人生には、きっとご覧になるあなたが明日からも生きていく意味が詰まっていると思います。■藤井道人監督 コメント
『余命10年』の脚本を読んだとき、茉莉と和人のイメージと、そこに寄り添う野田さんの音楽が自然と流れて来ました。
野田さんは、脚本を読んだインスピレーションでクランクイン前に音楽を作ってくれて、その音楽を聴きながら撮影は進んでいきました。まさに、野田さんに導いてもらいながらこの作品は完成しました。至福の時間でした。ぜひ劇場で体感して欲しいです。
リリース情報
2022.03.04 ON SALE
RADWIMPS
ALBUM『余命10年 〜Original Soundtrack〜』
映画情報
『余命10年』
3月4日(金)ROADSHOW
(C)2022映画「余命10年」製作委員会
映画『余命10年』作品サイト
https://wwws.warnerbros.co.jp/yomei10-movie/
RADWIMPS OFFICIAL SITE
http://radwimps.jp/