■「ネタばらしの瞬間の映像、ちょー楽しみです」(ももクロ・佐々木彩夏)
今年3月、『木梨の貝。』でMV初お披露目となった楽曲「最高な毎日にするために 自分から グイッと動き 言葉に気をつけしかけは早め 全て面白がり 答えは追い追いやってくる」。ユニット“木梨とココリコ遠藤と結婚した狩野とホリケン”として、7月14日に放送される『2021FNS歌謡祭夏』(フジテレビ系)で出演が決まっていたが、急きょ、ももいろクローバーZが加わり、スペシャルユニット“ももクロちゃんと木梨とココリコ遠藤と結婚した狩野とホリケン”という形で出演されることが発表されたばかり。
一体この背景に何があったのか⁉
木梨から突如、「まだFNSに出られるって決まったわけじゃないよ? FNSには第一次審査があってそれに通過したモードになっているけど、まだこれからだから」と衝撃の一言が告げられた3人(遠藤、狩野、ホリケン)。
追い打ちをかけるように、木梨とももいろクローバーZ(以下、ももクロ)で撮影された、楽曲「最高な毎日にするために 自分から グイッと動き 言葉に気をつけしかけは早め 全て面白がり 答えは追い追いやってくる」MVが見せられた。映像の最後には、木梨とももクロから「みなさん! こんな素敵な楽曲を歌わせてもらってありがとうございましたー!」とにこやかにコメントする姿が収録されており…。そこから現在に至るまでのいきさつが明日7月10日配信の『木梨の貝。』で明らかになる。
また、FNS放送前日の7月13日には、『木梨の貝。特別編』を配信。FNSの収録リハーサルに密着した様子が見られるので、『2021FNS歌謡祭 夏』とあわせて見てほしい。
■メンバー インタビュー
――この楽曲ができたきっかけは?
木梨:特に事前にアイディアがあったわけじゃなくて。木梨サイクルにココリコ遠藤が来た時に、「そういえば遠藤のYouTubeで狩野と一緒に歌ってるな」というのを思い出して。「狩野に電話してみて」と遠藤に伝えて、木梨「何してるの?」狩野「寝てました」木梨「大至急きて」という流れで来てもらってね。
狩野は昔、祖師ヶ谷大蔵に住んでいたんだよね。その近くに所(ジョージ)さんの家があって。所さんに電話したら、たまたま家にいて。だからそこにいって、自転車とTシャツをもらって。その興奮もあって、かなりテンションが高い状態でスタジオに入ってね、そこから「収録しちゃおう」って。
そうしていたら、噂を聞きつけたホリケンが来て、ホリケンが(曲の)2番担当だっていって歌詞を書いて。今も解決していないけど、(1番と2番の曲のテイストの違いをめぐって)狩野とホリケンがぶつかりあって、強いアタックを(笑)。まぁそこは大人なんで喧嘩させないように。俺と遠藤が間に入ってね。遠藤:(木梨)憲武さんからの打診があり、狩野さんに電話をかけたらたまたまつながって、狩野さんが来てくれて。そこで憲武さんのアイディアで、所ジョージさんのところにいって、その時にたぶん憲武さんの中では歌を作る道筋ができていたんだと思うけど、そのままスタジオに行って、曲を作ろう!ということになって。所さんの世田谷ベースにも行って夢のような状況の中、よくわからないままレコーディングに入って。なんの予定調和もなく、その場のノリ、出会い、流れでできた曲なので本当に詩をみても、狙ってこんなこといってやろうかな…みたいなものもなく、その時の情景が詩になっていると思います。
狩野:曲作りってなんらか挫折や失恋、喜びとか僕が生きてきた人生で起こった壮大なエピソードを材料にすると思うんですけど、この曲は午前中にできたことを歌え! みたいな感じだったので、めちゃくちゃ材料少ないなって(笑)。
その日、僕は朝起きて、いきなり遠藤さんから電話がかかってきて「これる? これない?」からはじまって。僕、上京した時に木梨サイクルがあるから、木梨さんに会えるかな~と思って祖師谷大蔵に住んでいて。
当時のそういうことを想えば、今、木梨サイクルに行って木梨さんにお会いして、木梨さんと一 緒に行動してて。1秒1秒が驚きの連続で。だから歌詞にはいろいろ詰め込めましたね。ホリケン:その場で作るみたいな雰囲気だったので。その時に思ったことを書いただけです。一応、1番の歌詞に似たような形で書いたつもりだったけど、狩野が「迷惑だ!」みたいな感じになって、チームワークを乱したみたいにいわれるけど(笑)。韻を踏んだり、出だしの言葉のセリフを一緒にしたりしたんだけどね(笑)。何もわかってくれなかったのは、悲しいなぁ。
――(木梨さん)この演出を考えたきっかけは?
木梨:同時進行で、マツコ・デラックスとミッツ・マングローブの3人組のユニット、翔やん(氣志團・綾小路翔)とのユニット、嶋大輔さん・浅香唯さん・宇梶剛士さんのユニットがあって。さらに、ももクロと俺の曲どうしよう? 他のユニットの曲もどうしようかな? と頭で考えていて。頭の中が音楽モードで、色々と考えていたら、素敵な狩野のメロディーがふと頭をかすめて、「あれ? これ女の人の方がいいんじゃないか?」と思って、その時にふとももクロのことが思い浮かんだんだよね。俺も所さんもももクロバージョンでの曲を聴いて、「(遠藤、狩野、ホリケンの)男子軍より1000倍いいね」って。そりゃミュージシャンのももクロが歌ったほうがいいよね!(笑)
そしたらね、ももクロの曲でもいいじゃないか! って頭の中で急に(その発想が)襲い掛かってきて。男子軍は忙しいのか、進みが悪いし、曲の1番がいいか2番がいいかでぶつかりあって揉めたりしているからさ(笑)。揉めないももクロの方がキレイにいくんじゃないかって。そんなことも含めて、この曲は“その日1日の楽しいことを探す曲、動くと楽しいことあるよ!”という曲だから。みんなが、ももクロも含めて楽しんでもらって、良い曲に仕上がると思って。 (男子バージョンもももクロバージョンも)2つあるからどっちも、男子軍も女子軍も混合で楽しんで、8人組としてやっていくのでいいんじゃないかって。どっちにしろ女子がいる方が、ももクロがいた方が楽しいに決まっているんだから。
狩野は結婚したばかりなのに、また手を出すのか…みたいな(笑)。まぁ、もっと楽しくなるために8人編成のグループができた感じだね。――どういうステージにしたい?
木梨:FNS本番がみんな全員、初めて集合する日なんでね。このギリギリ感が嫌いじゃないです! その中で楽しい良い1日の歌をミュージシャンとしてプロのパフォーマーとして整えていきたい。リハは3回ぐらいしかできないので。音合わせ、ランスルー、カメリハ、この工程を徐々 に仕上げて本番にもっていくつもり。歌のうまさでもなく、素敵な振り付けでもなくて、本当に楽しい8人組になるよっていうことだけ。いま本番前(インタビュー当時)ですが、毎日メンバーに連絡を入れて、「楽しむ気持ちだけは忘れずに!」と。その気持ちだけを強くもって、本番の日を迎えたいです。遠藤:憲武さんを中心に、ももクロちゃんと僕たち3人で、男女 4:4で8人でステージに立てたらいいな。ももクロちゃんと憲武さんを立てるのはもちろんなんですけど…ちょっとだけおっさん3人も立たせてもらえればいいな~みたいな。テレビの画面に映っていればいいな。みたいな(笑)。8人で歌ったんだよというのが最終的に視聴者のみなさんに伝わるような演出だったらいいなと思います。もしかしたら歌っていない可能性もありますし(笑)。
狩野:緊張とかは全然感じられなくて。立つステージが壮大過ぎて、自分が想像つかない。 例えば、お客さんが 100~200 人の前でお笑いネタをやれという方が想像したら緊張する。あとはやっぱり先輩たち(木梨、遠藤、ホリケン)がいるだけで心強いというか。そこは安心してステージに立てるなって。
僕が学生時代に歌番組を見ていて、時代を彩るアーティストが登場していて、そこの中でお笑い芸人の方が何人か登場してきて、何してくれるんだろう? という期待でドキドキ、きたーっみたいな感じにできたらいいなと思います。終わったあとで、印象に残ったのはやっぱりとんねるずさんですごいな~みたいな。そういう見終わった後に印象付けられるステージにしたいです。ホリケン:出演できたらなんでもいいです。はっぱ隊の恰好では出たくないな~、洋服は着て出たい!(笑)
――ももいろクローバーZ へのメッセージ
遠藤:おっさんがももクロちゃんと一緒に出るなんてことはそうそうない。光栄なことだと思うので、なるべく足を引っ張らないように頑張るので、ひとつ可愛がってもらえれば!狩野:ももクロちゃんが自分たちが作った曲を歌ってくれて嬉しいし、僕たちが歌うより、さらに歌がパワーアップしてるよ! みたいな気持ちは若干あります。こういう形にはなったものの、 最終的には引っ張っていってもらうと思うので、お手柔らかにお願いします(笑)
ホリケン:こういうパターン(自分たちが出演するよという発表があった後にももクロも参加することになった)かとも思ったけど、ももクロバージョンの方がいいって普通に思ってしまった。(苦笑) 所さんが僕たちのより1,000倍いいっていった気持ちもその通りだなと思った。できたら仲良くももクロと一緒に歌いたい。会えるか会えないかわからないけど、もし会えたら優しく接してください。
■ももいろクローバーZ コメント
――憲武さんとのコラボの話しを聞いたときいかがでした?
玉井詩織:えっと、去年年末に私達のライブでお世話になって、その時に来年はももクロとコラボしたいっておしゃってくださってたのが本当にこうやって実現すると思ってなかったし、しかも思ってたより早いタイミングだったのですごく嬉しかったですし、絶対に楽しいコラボレーションになること間違いないと思います。――木梨さん、ココリコ遠藤さん、狩野さん、ホリケンさんの再現のようにMV撮影をされていましたが、どうでしたか?
高城れに:本当にこんなに1日を充実させた日があるかってぐらい充実した日を過ごしたのと、 やっぱり本当に木梨さんと一緒にいると、新しい発見が多すぎて、なんか規格外な事が多すぎて「あれっ? これなんの撮影だっけ?」ってちょいちょい忘れちゃうくらい。撮影しているっていうよりは、本当に楽しんでいました。――この一連のネタバラシ楽しみですね
佐々木彩夏:ネタバラシの瞬間は、私達は…見られなくて残念!! ネタばらしの瞬間の映像、ちょー楽しみです。一緒に当日コラボさせていただくのもすごい楽しみです!百田夏菜子:最初は(ネタばらしの罪悪感が)すごいあったんですよ。みなさんのそういう色んな流れとか聞きましたし、こんな感じで仕掛けてるんだよって聞いていて。ノリさんがまた隙が無いんですよ。急に私達が入って大丈夫かな? とか最初はそういう気持ちになったんですけど、 今は全くそうは思わないです! むしろちょっと楽しんじゃってます。最後8人で歌えるってことなので当日は、すごくそれも楽しみです!
番組情報
『木梨の貝。』
毎週土曜 7:00更新で「GYAO!」にて無料配信中
出演者 :木梨憲武 ほか
※『木梨の貝。緊急特別配信(仮)』は7月13日(火)21:00より配信開始予定
『木梨の貝。』視聴ページ
https://yahoo.jp/hEeyk8