■松平健は「西畑さんは最初から最後までずっと礼儀正しくさわやかな青年でした」と“息子”西畑大吾(なにわ男子)を絶賛
2025年1月4日に17年ぶりに松平健主演の『暴れん坊将軍』が、テレビ朝日系『新・暴れん坊将軍』として復活し、徳川八代将軍・吉宗役の松平健と、その嫡男・家重を演じた西畑大吾(なにわ男子)が、新年の放送を前に“囲み取材会”に出席。お互いの印象や撮影秘話を語った。
『新・暴れん坊将軍』は、監督・三池崇史×脚本・大森美香というクリエイター陣により、“将軍”ドラマの原点にして頂点ともいえる名作が令和に蘇る。
そして豪華キャストが揃った迫力満点のメインビジュアルも公開。新春ドラマにふさわしく、背景には泰然とそびえる霊峰・富士の姿も。また、吉宗の決めゼリフのひとつであるキャッチコピー「余の顔を見忘れたか!」には、17年ぶりに将軍・吉宗として帰還し、視聴者に“お目見え”できる松平の万感の思いも込められている。
さらに囲み会見の最後には、松平と西畑が2024年を振り返り“今年の漢字”を披露。松平は“喜”、西畑は“初”という字を色紙にしたためた。
■松平健×西畑大吾囲み会見 コメント
――オファーを受けたときのお気持ちを教えてください。松平:前々から熱望していた『暴れん坊将軍』の復活が17年ぶりに現実となり、本当にうれしい限りでした。
西畑:歴史ある作品なのでとても光栄なことだなと思いましたし、何より、上様の嫡男役とは思ってもいなかったので驚きましたが、すごくうれしかったです。脚本を読んでドキドキワクワクしていました。
――お互いに最初の印象はいかがでしたか?撮影中にお話しされたことも教えてください。
松平:第一印象は…初対面でいきなり「“マツケンサンバⅡ”、歌ってます」と言ってくれて…(笑)。
西畑:ファンなのでとにかく「好きです」という気持ちを伝えようと思って…「マツケンサンバⅡが大好きです。よく歌わせていただいています」という挨拶から入りました!
松平:そのおかげで最初から打ち解けた気がします(笑)。『暴れん坊将軍』に息子が登場するのは初めてなので、西畑さんの参戦はとても新鮮でしたね。今回は、息子たちの存在や史実に沿った内容が盛り込まれるなど、今までとはちょっと違う、新しい『暴れん坊将軍』になったなと考えています。
西畑:僕自身、時代劇の経験は多いわけでもなく殺陣も初めてだったので、撮影、松平さんは本当にたくさんアドバイスしてくださいました。刀の角度によってガラッと迫力が変わるので、丁寧に教えてくださって助かりました。
――西畑さんは“難役”に挑まれましたが、その感想を教えてください。松平さんはそんな西畑さんの“時代劇俳優”っぷりをご覧になっていかがでしたか?
西畑:家重は顔や右手に麻痺を抱えている役柄で、基本的に左手しか使えない状態で殺陣を行うのは、とても大変でした。でも松平さんにたくさんアドバイスをいただいたことで、左手しか使えないことが逆に家重の個性につながり、難しかったけど演じていて楽しかったです。べらんめえ口調は使ったことがなかったのでイントネーションが難しく、監督にアドバイスいただきながら臨みました。
松平:西畑さん演じる家重も、私が将軍と新之助を演じるのと同じように、城の中だけでなく、ひそかに町に出ているんです。陰と陽というか、その使い分けがハッキリしていて素晴らしかったと思います。立ち回りも俊敏でキレがよかったですね。
――そのほか、松平さんは西畑さんにどんなアドバイスをされたか詳しく教えてください。
松平:主に、“型”や“所作”でしょうか。着物をまとっての立ち回りは現代劇みたいに足を開くわけにはいかないですし、右で振ったら右足が出て、左に下ろしたら左足が出るという感じで、ダンスなどとは手足の動きが違うんです。
西畑:家重が持つ洋剣では“みねうち(=刃ではなく、反対側の“峰”で相手を打ち付けることで殺さずに倒す手段”ができないので、敵を殴ることが多かったのですが、“殴った感”の迫力が出る角度も教えていただきました。
――三池崇史監督との撮影はいかがでしたか?
西畑:三池監督は撮り方も独特で、すごく早いんですよ。バンバンバンバン撮っていくのでビックリしました。でもあらゆる角度から撮るのではなく、一瞬一瞬を収めるという形だったので、そこはすごく新鮮で勉強になりました。
松平:やはり以前のシリーズとは、タッチが違いますね。立ち回りにしても、手元などたくさん細かいカットを撮っていました。それがどう繋がるのかすごく楽しみですね。バイオレンスの巨匠・三池監督には“残虐”なイメージがあったのですが(笑)、この『新・暴れん坊将軍』ではこれまでの世界観を尊重してくださって、斬新でありながらシリーズのイメージも踏襲して撮ってくださったと感じています。
――お互い、こんな父や息子がいたらいかがでしょう。共演してみて感じたことは?
松平:家重は最初、父である吉宗に反発していて、心の距離はだいぶ離れています。それが事件を経てお互い打ち解けていくのですが、西畑さんは最初から最後までずっと礼儀正しく、さわやかな青年でしたよ。
西畑:もし松平さんが父親だったらめちゃめちゃ自慢しまくると思います。すごくびっくりしたのが、殺陣と、それを覚えるスピード。20以上も手(=動作)がある長めの殺陣で、2~3回、流れを見て確認したら即、本番なんです。どうやって覚えてるの!?って驚きました。しかもひとつひとつの所作も美しくて…自慢の父ですね。
――若い世代に向けてアピールしたい『新・暴れん坊将軍』の魅力を教えてください。
西畑:跡継ぎ問題はもちろん、現代で起きている社会問題をも盛り込んだ風刺的なストーリーになっているので若い世代が見ても楽しんでいただける内容だと思います。あとは、なんと言っても上様がカッコイイ! 近くで見ていたからわかるのですが、迫力は段違い。おめでたい新年にピッタリの作品だと思うので、家族全員で楽しんでいただけたら…。
松平:そうですね、お子さんからご年配の方まで、誰が見ても楽しめる作品になってると思います。
――最後に、2024年をふりかえって今年の漢字を発表してください!
松平:今年は“喜”ですね。今年は忙しかったのですが、みなさんにたくさん喜んでいただいた、笑顔になっていただいたイメージがあります。
西畑:僕は“初”です。髷姿も殺陣も、この『新・暴れん坊将軍』で初めて経験させていただきましたし、グループとしては初めてアジアツアーに挑戦でき、初めてのことが多かった1年でした。
番組情報
テレビ朝日 ドラマプレミアム『新・暴れん坊将軍』
2025年
01/04(土)21:00~
出演:松平健 西畑大吾(なにわ男子) 他
脚本:大森美香
監督:三池崇史
制作:テレビ朝日 東映
『新・暴れん坊将軍』番組サイト
https://www.tv-asahi.co.jp/abarenbo-shogun/
なにわ男子 OFFICIAL SITE
https://starto.jp/s/p/artist/56
https://www.storm-labels.co.jp/s/js/artist/J0011