■「まったく新しい経験に、胸が高鳴っています」（宮部みゆき）
YOASOBIが、2022年2月より、島本理生、辻村深月、宮部みゆき、森絵都という4名の直木賞作家とのコラボレーション企画を始動することを発表した。
このコラボレーションでは、各作家が「はじめて〇〇したときに読む物語」をテーマに小説を書き下ろし、これらの小説を原作とした楽曲をYOASOBIが順次発表していく。
原作となる小説は、「はじめて人を好きになったとき」をテーマにした島本理生の『私だけの所有者』、「はじめて家出したとき」をテーマにした辻村深月の『ユーレイ』、「はじめて容疑者になったとき」をテーマにした宮部みゆきの『色違いのトランプ』、「はじめて告白したとき」をテーマにした森絵都の『ヒカリノタネ』の4作。
2022年2月16日には、この4作をまとめた書籍『はじめての』が、水鈴社より刊行されることも決定。
“小説を音楽にするユニット”として2年間活動してきたYOASOBIが、当代きっての人気作家4名とタッグを組んで送る、満を持しての壮大なプロジェクト。作家ファン、小説ファンはもちろん、これまで小説に触れる機会のなかった人も、この作品から様々な“はじめて“を体感しよう。
YOASOBI コメント
■Ayase
こんなにも豪華な作家陣の皆さまに、原作を書きおろしていただけたことが素直にうれしいです。皆さまがそれぞれ小説に込めてくださった想いを溢すことなく汲み取って、YOASOBIというフィルターを通し、自分たちがいちばんカッコいいと思える音楽という形で、楽しんでアウトプットすることができたらと思っています。■ikura
私が小説を読むきっかけをくださった作家さんや、高校時代にたくさん親しんできた作家さんたちと、こうして一緒に作品を作ることができて、うれしい気持ちでいっぱいです。素敵な4つの物語と、それらを原作としてAyaseさんが紡いだ曲に一生懸命向き合って、私なりの歌を乗せていきたいと思います。作家 コメント
■島本理生
初めての挑戦をたくさん詰め込んだら、むしろ自分の原点とも言うべき、好きな人との物語になりました。恋よりも強い絆で結ばれた「私だけの所有者」にこの短編で出会ってください。■辻村深月
人は誰でも、その出会いの前と後で人生が変わってしまうような、一生モノの出会いの経験があると思います。その一夜を通じて、前の自分にはもう戻れなくなるような、そんなはじめての家出を書きました。この小説もまた、読む前と読んだあとで誰かの何かが変わると信じて、送り出します。■宮部みゆき
いつも物語をつくる時は、そのイメージに合った音楽を探すようにしています。ぴったりな音楽が見つかれば、その音楽が私を正しい方向に導いてくれるからです。今回はまず物語が先にあり、そこから音楽が誕生するという企画で、私にはまったく新しい経験に、胸が高鳴っています。■森絵都
「はじめての」というお題をいただき、私もはじめての設定にトライしてみました。時空を超える片思い――この物語が、読者の皆さんの過去に灯る大事な瞬間とつながってくれますように。
書籍情報
『はじめての』
発売日：2022年2月16日（水）
本体価格：1,650円（税込）
頁数：224頁
体裁：四六判上製
出版社：水鈴社
＜収録作＞
島本理生「『私だけの所有者』――はじめて人を好きになったときに読む物語」
辻村深月「『ユーレイ』――はじめて家出したときに読む物語」
宮部みゆき「『色違いのトランプ』――はじめて容疑者になったときに読む物語」
森絵都「『ヒカリノタネ』――はじめて告白したときに読む物語」
リリース情報
2021.12.01 ON SALE
ALBUM『THE BOOK 2』
『はじめての』特設サイト
https://yoasobi-music.jp/hajimeteno
YOASOBI OFFICIAL SITE
https://www.yoasobi-music.jp/
