■大泉洋、なにわ男子・長尾謙杜らが“無頼”たちの知られざる命がけの戦いを熱演!
大泉 洋主演、なにわ男子・長尾謙杜が出演する映画『室町無頼』の本予告映像と本ポスタービジュアルが解禁された。
時は室町、“応仁の乱”前夜の京(みやこ)。大飢饉と疫病の連鎖、路上に重なる無数の死骸。そんな混沌の世の中に風の如く現れ、巨大な権力に戦いを挑んだ者たちがいた…。蓮田兵衛(はすだ・ひょうえ)、日本史上、初めて武士階級として一揆を起こし、歴史にただ一度だけその名を留める男。彼の元に結集した「アウトロー=無頼」たちの知られざる闘いをドラマチックに描いた『室町無頼』が1月17日に公開となる。
己の腕と才覚だけで混沌の世を泳ぎ、密かに倒幕と世直しの野望を抱く無頼漢で剣の達人、「歴史書にただ一度名を残す男」主人公・蓮田兵衛(はすだ ひょうえ)を演じるのは、今や国民的スターとなった大泉 洋。周囲を惹きつける吸引力を持つキャラクターは、まさに彼のハマり役。さらに剣の達人役として本格的な殺陣・アクションに初挑戦するなど、50歳を迎えた大泉が兵衛というキャラクターにエネルギッシュに命を吹き込み、“大泉史上最高にカッコいい男”を演じきっている。
兵衛に拾われ、身も心も成長する才蔵役に抜擢されたのは、なにわ男子の長尾謙杜。その才蔵に棒術を教え込む老師に柄本明、民を虐げ、贅沢にふける有力大名・名和好臣には北村一輝、高級遊女にして、男たちの間を漂う絶世の美女・芳王子(ほおうじ)役に松本若菜がそれぞれ演じている。
そして300人もの荒くれ者を抱え、幕府から今日の治安維持と取り締まりを任される悪党一味の首領・骨皮道賢(ほねかわどうけん)に扮するのは堤 真一。兵衛とは悪友であり、宿敵ともなっていく複雑な関係性を見事に表現している。
原作は2023年、『極楽征夷大将軍』で直木賞を受賞した垣根涼介の『室町無頼』(新潮文庫刊)。監督を務めるのは『22年目の告白―私が殺人犯ですー』や『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』『あんのこと』など、濃密な人間ドラマをエンタメに昇華させてきた入江悠。憧れだったという京都で撮影に飛び込み、伝統ある京都撮影所の職人たちと共に、新時代の本格アクション時代劇を完成させた。
■立ち上る炎と砂塵から動乱の世の熱気が漂う、迫力の本予告映像が解禁!
解禁された本予告映像は、混沌の時代を風のように生きている蓮田兵衛(大泉 洋)が、未曾有の飢饉と疫病に襲われていた京の都で、多くの民を見殺しにし、私利私欲のため勝手し放題の権力者たちがのさばる世を変えるという強い想いをもち、仲間と共に国家権力である室町幕府に立ち向かう姿が描かれる。
兵衛とともに戦う才蔵(長尾謙杜)や、空前の一揆の様子、そしてかつての友でありつつも、幕府軍として兵衛の前に立ちはだかる道賢(堤真一)との一騎打ちが迫力満点に映し出される。立ち上る炎と砂塵の中で刀を手に戦いに身を投じる群衆たちの様子は、動乱の時代を生きた人々の熱気を高密度に映し出し、高いクオリティの映像や手に汗握る殺陣のアクションに、映画本編への期待がさらに高まるものとなっている。
■まさに本格アクション時代劇!それぞれの信念を感じさせる本ポスタービジュアルも解禁!
鬼気迫る表情を見せ、刀を構える兵衛をはじめ、それと対峙するようににらみつける道賢、そして特徴的な武器である「六尺棒」を構える才蔵など、キャラクターそれぞれが抱える様々な信念を感じさせ、彼らが臨む激しい戦いを想起させるビジュアルとなっている。「世界を変えるのは人の力」というコピーが表すように、人の想いが日本を動かしていったことがキャラクター一人ひとりの様子からうかがえる。また、下部に描かれた一揆勢の様子からもわかるように、この戦いがいかに大規模であったか、壮大なスケールも想起させる。
兵衛は問う。「この世に銭よりもっと動くもの。それは何だ」。今を生きる我々も知るべきこの答えは『室町無頼』から紐解かれるはずだ。
映画情報
『室町無頼』
2025年1月17日(金)公開
監督・脚本:入江悠
原作:垣根涼介『室町無頼』(新潮文庫刊)
出演:
大泉 洋
長尾謙杜 松本若菜
遠藤雄弥 前野朋哉 阿見 201 般若 武田梨奈
水澤紳吾 岩永丞威 吉本実憂 ドンペイ 川床明日香 稲荷卓央 芹澤興人
中村 蒼 矢島健一 三宅弘城
柄本 明 北村一輝
堤 真一
配給:東映
(c)2025『室町無頼』製作委員会
■ストーリー
1461年、応仁の乱前夜の京(みやこ)。大飢饉と疫病がこの国を襲った。賀茂川ベリにはたった二ヵ月で八万を超える死体が積まれ、人身売買、奴隷労働が横行する。しかし、時の権力者は無能で享楽の日々を過ごすばかり。貨幣経済が進み、富める者はより一層富み、かつてない格差社会となっていた。
蓮田兵衛は、己の腕と才覚だけで混沌の世を泳ぐ自由人。各地を放浪する彼の眼差しは、ひとり遠く、暗黒時代の夜明けを見つめていた。一方、才蔵はすさまじい武術の才能を秘めた若者。天涯孤独で餓死寸前を生き延びたが、絶望の中にいた。しかし、兵衛に見出され、鍛えられ、才蔵は兵法者としての道を歩み始める。才蔵の武器となるのは、“六尺棒”。地獄の修行を終えた時、超人的な棒術を身につけた才蔵の前に敵は無い。
時は来た。才蔵だけでなく、抜刀術の達人、槍使い、金棒の怪力男、洋弓の朝鮮娘ら、個性たっぷりのアウトローたちを束ねる兵衛。ついに巨大な権力に向けて、京の市中を舞台に空前絶後の都市暴動を仕掛ける。行く手を阻むのは、洛中警護役を担う骨皮道賢。兵衛と道賢はかつて志を同じくした悪友ながら、道を違えた間柄。かつては道賢、いまは兵衛の想い人である高級遊女の芳王子がふたりの突き進む運命を静かに見届ける中、“髑髏の刀”を手に一党を動かす道賢に立ち向かい、兵衛は命を賭けた戦いに挑む。この世の地獄をぶち壊せ! 京を覆う紅蓮の炎の中から明日をつかめ!
映画『室町無頼』作品サイト
https://muromachi-outsiders.jp/