■「(ニューアルバムには)僕らが少年から大人になる過程で感じる“痛み”もさり気なく忍ばせている」(なにわ男子・大橋和也)
なにわ男子の大橋和也が、エンタメ専門誌『日経エンタテインメント!』2024年10月号(9月4日発売)の特装版表紙にソロで初登場。
デビュー3周年を11月に控え、過熱するボーイズグループ市場での自分たちの立ち位置や課題を率直に語っている。
6月にリリースした3rdアルバム『+Alpha』を引っ提げ、目下全国ツアー中のなにわ男子。デビュー曲『初心LOVE』(うぶらぶ)から3年、アルバムやライブでは、キラキラの彼らが大人になっていく表現が多く見受けられることから、インタビューはそんな変化についての質問でスタート。すると「僕らが少年から大人になる過程で感じる“痛み”もさり気なく忍ばせている」と大橋。その“痛み”がアルバムの裏コンセプトだったと言い、「キラキラだけじゃない」というコントラストを見せようとしているのが、今のなにわ男子だ。
個々に活躍するメンバーも増え、グループとしては順調に成長…と言いたいところだが、今年の春にグループにとって初めての出来事があったと言う。「これからのなにわ男子」についてメンバーだけで話し合いの場を何度か持ったことだ。この1年で所属事務所が新会社に変わるなど、取り巻く環境も激変した。
「昨年からの目に見えない不安の中で、今後についてみんなフワフワ、ソワソワしてたんやと思います。話し合おうという雰囲気に自然となった」(大橋)。そこでは「なにわ男子のあるべき姿」から個人の方向性まで、それぞれがプレゼンして率直な感想を伝え合ったという。それは大橋が先輩から聞いていた、「3年に1回のグループの転換期」でもあったと明かしている。
ゴリゴリ・バキバキタイプのボーイズグループが軒を連ねるなか、アイドル王道のキラキラと、関西人らしいコテコテの融合にこだわる姿勢についても語っている。また、新会社になって活動範囲が広がっていることや、同時に個人の責任も大きくなっていることにも言及。そしてインタビュー終盤では、「なにわ男子に足りないものは?」という質問も。自問自答しながら出したその回答とは。
アジア3都市を回る初のアジアツアーも発表されたが、一度に4〜5万人が動員されるドーム公演については、「僕たちにはまだ無理」と神妙な面持ちでその理由を語った。グループのリーダーでもある大橋。ニコニコで元気いっぱいの彼とはちょっと違う、まじめな近況報告になっている。
プライベートトークでは、「最近よく飲むお酒は?」「オムライスの卵はハード派? ふわトロ派?」など10問を掲載。サービス精神旺盛な大橋は、どの質問にも熱い回答を連発。細かすぎるご飯の炊き方や、朝晩で使い分けているというクレンジングやシャンプーの種類など、こだわりのプライベートが垣間見えるのも楽しい。8月に開催された、なにわ男子の横浜アリーナライブレポートも含む充実の12ページが掲載される。
巻頭特集は、小室哲哉がリーダーを務め、ボーカル宇都宮隆、ギター&キーボード木根尚登によるユニット、TM NETWORK。デビュー40周年の彼らが自身の「これまで」と「次」について存分に語った座談会とソロインタビューが10ページ以上。また、「Get Wild」「BE TOGETHER」「BEYOND THE TIME(メビウスの宇宙を越えて)」など、TM NETWORKの歌詞を多数手掛けたシンガーソングライターの小室みつ子や、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の主題歌で小室と初タッグを組んだ西川貴教のインタビューなどを、21ページの大ボリュームで掲載。
第1特集は「音楽業界の新常識」。10年連続で配信売り上げが増加し、SNSなどのプロモーションで世界が見えてきた音楽シーンの最新動向を様々な形で検証。この他、ロングインタビューではFRUITS ZIPPERが登場。さらに、ドラマ『虎に翼』の最終話直前研究、んぽちゃむやハギーワギーなど“コワかわ”キャラの最新事情などもレポートしている。
書籍情報
2024.09.04 ON SALE
『日経エンタテインメント!』2024年10月号 特装版
なにわ男子 OFFICIAL SITE
https://starto.jp/s/p/artist/56