■「誰にでもある後悔の記憶に引っかかってくれたら幸いです」(水槽)
水槽が、6月5日に自身初のフィジカルリリースとなるEP『ランタノイド』をリリース。あわせて収録曲「文学講義 feat. 相沢」のMVがプレミア公開された。
本EPは、アニメ『龍族 -The Blazing Dawn-』エンディングテーマ「ランタノイド」を含む4曲を収録。初回仕様限定盤はCDに数量限定で「ランタノイドステッカー」が封入され、期間生産限定盤はCDに加えて収録楽曲のMVとアニメ『龍族 -The Blazing Dawn-』ノンクレジットエンディング映像を収録したBlu-rayが付属、ミニポスターが封入のデジパック仕様になっている。
1曲目に収録の「ランタノイド」は、アニメ『龍族 -The Blazing Dawn-』のために水槽が書き下ろした楽曲となり、主人公のルー・ミンフェイに語りかけるような口調で紡がれる、日記のような歌詞になっている。サウンド面は優しさを感じられるギターが曲全体を包み込み、メリハリのあるビートと流麗なメロディが際立つ現代的かつ懐かしさのある楽曲だ。2曲目の「再放送」は、水槽の高速のラップとドラムンベースのストイックなトラックが複雑に絡み合う、表題「ランタノイド」とは対を成す楽曲。
3曲目の「文学講義 feat. 相沢」は、夏の始まりを感じるアコースティックで爽やかな音像にのせた、フィーチャリングボーカル・相沢との軽快な掛け合いとリズミカルに対話するようになぞるボーカルが特徴的。文学作品からの引用が散りばめられた、切なく読後感のある歌詞を引き立てるギターが印象的な正統派デュエット楽曲。4曲目の「NAVY」は、PAS TASTAの一員であり、独自のサウンドメイクが特徴的なyuigotがビートメイクとMIX、プロデュースで参加した楽曲。複雑かつ淡麗で無機的なトラックに、ライミングとアイコニックなフロウが光る水槽のラップとエモーショナルな歌唱が合わさり余韻の残る楽曲になっている。
そして公開された「文学講義 feat. 相沢」MVは、楽曲の歌詞から連想されるあの嫌な空気と無関心を装った執着が伝わってくるようなアートワークになっており、原稿用紙とイメージ小説をモチーフにしたリリックビデオに仕上がっている。
■水槽 コメント
幻滅する瞬間は本当にしんどいけど、見えてなかっただけでずっと相手はそんなやつで、こちらが期待したかっただけ。
誰にでもある後悔の記憶に引っかかってくれたら幸いです。
リリース情報
2024.06.05 ON SALE
EP『ランタノイド』
アニメ『龍族 -The Blazing Dawn-』番組サイト
https://ryuzoku-anime.com
水槽 OFFICIAL SITE
https://www.suisoh.com/