■松本は長男の花火師、永山は次男の物理学者、長澤は三男(!)の聖職者という役どころ。日本3都市に続き、ロンドン公演も予定!
松本 潤、長澤まさみ、永山瑛太が舞台初競演する、野田秀樹新作舞台『正三角関係』の上演が決定した。
その圧倒的な戯曲と演出、キャストで唯一無二の演劇体験を観客に届け続けるNODA・MAPが2024年夏、またも衝撃の新作公演を世に放つ。
松本 潤は野田が20年前に出会ってから、数多くのワークショップに参加。まさに満を持してのNODA・MAP初登場となる。そして、『THE BEE』(2021年)で暴力に屈していくさまを儚くも美しく演じ観客を魅了した長澤まさみ。さらに、『MIWA』(2013年)『逆鱗』(2016年)で清冽で鮮烈なインパクトを残し、近年も表現するたびに新鮮で目覚ましい活躍を見せる永山瑛太。野田が「この作品のために生まれてきた3人」 と賞する座組だ。いったい、この3人を中心に野田はどんな物語を描くのか…?
物語の発射台は、『カラマーゾフの兄弟』。19世紀ロシア文学を代表するドストエフスキーの最高傑作を入口に、野田は「日本のとある場所のとある時代の花火師の家族」、つまり 「唐松族の兄弟」の新しい物語を創り上げた。
その「唐松族の兄弟」を演じるのが、松本・長澤・永山の3人。松本が長男の花火師を、永山が次男の物理学者を、長澤が三男(!)の聖職者を演じ、この三兄弟の父親を竹中直人が演じる。
いつものごとく、観客の観劇当日の新鮮さのために、NODA・MAPの新作公演は幕が開くまで物語の全貌が明かされない。とはいえ、「松本は心が荒廃した花火師、長澤は性格的にも真反対の“男役”と“女役”の二役を演じ分け、永山は神をも恐れぬ不敵なインテリと、3人いずれも新鮮な役どころである」という断片的なインフォメーションが明かされている。
さらに、村岡希美、池谷のぶえ、小松和重といういずれも近年のNODA・MAP作品で圧倒的な存在感を放ってきた役者が勢揃い。毎回、何役を演じるのか注目が集まる野田秀樹も舞台に立つ。ここにNODA・MAPを語る上で欠かせない変幻自在な17名の精鋭アンサンブルキャストが合流。総勢25名のキャストがめくるめく野田ワールドを展開する。
■日本3都市、そしてロンドンへ!
本作は、7月11日より東京芸術劇場プレイハウスにて上演。さらに北九州、大阪、ロンドンでも上演される。
英語タイトルは 『Love in Action』。従来、日本から海外へ舞台作品を持っていく場合は「再演」のもの、すでに出来上がった作品を持っていくのが通例だ。しかし、今回は「新作」をロンドンへ持っていくという、さらに「挑戦的な海外公演」となる。
満を持しての豪華キャスト。そして野田秀樹が新作で挑むロンドン公演。人気実力ともに第一線の俳優による“生の舞台”でしか味わうことのできない“必見”の劇体験が、この夏、届けられる。
メイン写真:NODA・MAP第27回公演『正三角関係』メインビジュアル
作品情報
NODA・MAP第27回公演『正三角関係』
07/11(木)〜08/25(日)東京・東京芸術劇場プレイハウス
09/05(木)〜09/11(日)福岡・J:COM北九州芸術劇場大ホール
09/19(木)〜10/10(木)大阪・SkyシアターMBS
作・演出:野田秀樹
出演:
松本 潤 長澤まさみ 永山瑛太
村岡希美 池谷のぶえ 小松和重
野田秀樹 竹中直人
秋山遊楽 石川詩織 兼光ほのか
菊沢将憲 久保田武人 後東ようこ
近藤彩香 白倉裕二 代田正彦
八条院蔵人 引間文佳 間瀬奈都美
的場祐太 水口早香 森田真和
吉田朋弘 李そじん
NODA・MAP第27回公演『正三角関係』公式サイト
https://www.nodamap.com/seisankaku/