■「門出を祝う気持ちが、卒業やいろいろな場面で、聴いてくださる方の思いに編まれて、曲として成長させてもらったと思っています」(藤巻亮太)
藤巻亮太が、3月9日に東京・日比谷野外音楽堂で『Ryota Fujimaki 「THANK YOU LIVE 2024」』を開催した。
自身の代表曲であり、現在では卒業式や合唱コンクールの定番曲として親しまれるレミオロメンの「3月9日」のCDリリースは、2004年3月9日。ソロ活動でも、毎年「感謝を伝える日」として大事にしてきたという3月9日に、『THANK YOU LIVE』を毎年行ってきた藤巻だが、“3月9日”のCDリリースから20周年を迎えた今年は、ソロ活動としては初となる日比谷野外音楽堂での開催となった。
あたたかな光が差し込む春らしい晴天に恵まれたこの日。「3月9日」はもちろん、「粉雪」「Sakura」「雨上がり」から、2023年に発売したアルバム『Sunshine』収録の「Sunshine」「まほろば」、配信リリース曲「朝焼けの向こう」、そして新曲「桜の花が咲く頃」「ありのままの君へ」まで、バンドセットで全22曲を披露。アーティスト藤巻亮太のキャリアを総括するようなセットリストで、会場に集まった約2,500人を沸かせた。
終盤のMCでは、「リリース当時『3月9日』という曲を、一生懸命世に届けようとしてくれたスタッフの方々がいて、歌いながらいろいろな方に応援してもらって、この野音も多くのスタッフの方に協力してもらって、このステージがある。本当に心から感謝しています。そして何よりも、今日時間を作って集まってくれた皆さんに、感謝したいと思います。 ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えたあと、「3月9日」の制作当時を振り返り、「『3月9日』という曲は、もともと幼馴染の結婚式のために作った曲で、その友達と奥さんの幸せを願って作りました」とコメント。
「だから、こんなふうに何年も歌い継いでもらえる曲になるなんて、当時はまったく思っていなかった。 それでも、門出を祝う気持ちが、卒業やいろいろな場面で、聴いてくださる方の思いに編まれて、曲として成長させてもらったと思っています」と、楽曲への思いを語り、「今日ここで出会えた皆さんの健やかで素晴らしい日々を心から願って、祈って、僕としても20年分の感謝を込めてお届けしたいと思います」と、「3月9日」を披露。
アンコールの最後には、自身のアコースティックギターの演奏で、観客と一緒に「3月9日」を歌い上げ、CDリリースから20周年という門出を祝った。
なお、藤巻亮太は9月28日に、自身の地元・山梨県の山中湖交流プラザきららで、自らが主催する野外音楽フェス『Mt.FUJIMAKI 2024』を開催する。
PHOTO BY Ryo Higuchi
■『Ryota Fujimaki 「THANK YOU LIVE 2024」』
2024年3月9日(土)東京・日比谷野外音楽堂で
<セットリスト>
01. Sakura
02. 日日是好日
03. まほろば
04. Sunshine
05. シーズンドライブ
06. 太陽の下
07. 北極星
08. Wonderful & Beautiful
09. 粉雪
10. 茜空
11. 小さな幸せ
12. 電話
13. 東京
14. 大地の歌
15. 桜の花が咲く頃(新曲)
16. 南風
17. 雨上がり
18. スタンドバイミー
19. 3月9日
20. ありのままの君へ(新曲)
21. 朝焼けの向こう
22. 3月9日
藤巻亮太 OFFCIAL SITE
https://www.fujimakiryota.com/