■「吐夢の、“動物園とか水族館に行くのが好きでよく行っている”のに、“一人で行くのが恥ずかしい”というのは若干矛盾を感じました」(恋愛コンサル・渡辺さん)
2月23日に全国公開となる、新感覚サスペンススリラー『マッチング』。このたび、主人公・輪花(土屋太鳳)、そして輪花とアプリでマッチングする“狂気のストーカー”吐夢(Snow Man佐久間大介)の、劇中に登場するプロフィール画像が解禁、さらに、専門家によるふたりのプロフィール分析結果が公開となった。
現代の出会いのツールとしてごく一般的なものになった“マッチングアプリ”。『マッチング』でも主人公の輪花(土屋)と吐夢(佐久間)はマッチングアプリによって出会う。劇中では、職場の同僚・尚美(片山萌美)の後押しでWillWillというマッチングアプリに渋々登録し、勇気を出してデートに臨んだ輪花だったが、実際に会った吐夢はプロフィールとは別人のように暗い男で、輪花は戸惑いを隠せない…というシーンが描かれる。
このような、実際に会ってみたらプロフィールと違った、というマッチングアプリ“あるある”を回避するのにはどうしたら良いのか? 多くの人の疑問に答えるため、恋活・婚活の悩みを解決する恋愛コーチングサービス「NOVIO(ノービオ)」協力の元、恋愛コンサルの渡辺ゆいかさんが、輪花と吐夢をケーススタディとしてプロフィール分析を行った。
第一印象がすべてなマッチングアプリにおいて、いちばん大切なのが自己紹介文とプロフィール写真。輪花のプロフィール写真は1枚のみ、それも“渋々”が出てしまっているような表情の写真。紹介文も「初めまして、よろしくお願いします。」と、かなりシンプル。渡辺コーチはこのプロフィールに「ありがちなプロフィールですが、体目的の男性に引っかかりそうな感じで少し心配になりました。“自分の魅力は相手が引き出してくれる”というような受け身な意識を感じます。笑顔の写真が載せられるといいですね」と、少々辛口。
続いて吐夢のプロフィールは、「初めまして。自己紹介見て頂きありがとうございます! 現在は東京に住んでおり、環境系の仕事をしています。動物園とか水族館に行くのが好きで、休日はよく動物を見に行っています。ただ1人で行くのが少し恥ずかしくて、、、一緒に行けるような人と出会えると嬉しいです!!」と、動物や生き物好きをアピールしたもの。それに対しコーチは「動物園とか水族館に行くのが好きでよく行っているのに、“一人で行くのが恥ずかしい”というのは若干矛盾を感じました。(どちらかに少しニセモノの感情を感じます)」と鋭く指摘する。
また、「今のプロフィールだと動物好きな人としかマッチングが難しそうなので、他の趣味も書けると良いと思いました。『環境系の仕事』もよくわからないので、もう少し具体性があると良いと思います」と、吐夢の怪しさを見抜く。ふたりがさらにいい出会いをつかむにはどうしたら良かったのか? 「相手が会話を広げやすいように“こんな話題もOKだよ”ということをたくさん書いておくと良いですね。“こんな印象をもってほしい”ということを先に決めて、そこに当てはまる内容だけを書くようにすると魅力的な文章を書きやすいです」と指摘した。
さらに、吐夢との出会いから様々なトラブルに巻き込まれていく輪花へはこんなアドバイスも。
「どんなに魅力的な人でも、インターネットを介した出会いは気を付けるに越したことはありません。個人情報は送らない、デートにクレジットカードやキャッシュカードを持っていかない、3回会うまでドライブデートはしない、など自衛していきましょう。新しい出会いを楽しめる人はうまくいく傾向があります。活動が長期化するとネガティブな気持ちも生まれやすいですが、日々自分の成長が感じられると前向きな気持ちになれます」と、輪花をはじめ、マッチングアプリに悩める多くの人へエールを送った。
マッチングアプリに躓(つまず)いている人や、自分だけだとなかなか上手くいかない人は、自分の成長を見つけてくれる渡辺さんのようなアドバイザーをつけるのもいいかもしれない。
現代社会にも広く普及したマッチングアプリによる“出会い”から始まる恐怖、ジェットコースターのようなノンストップの展開。今の時代だからこそ引き込まれる設定とストーリーの映画『マッチング』に期待しよう。
映画情報
『マッチング』
02/23(金・祝)全国公開
出演:土屋太鳳
佐久間大介 金子ノブアキ
真飛聖 後藤剛範 片山萌美 片岡礼子
杉本哲太 斉藤由貴
監督・脚本:内田英治
原作:内田英治『マッチング』(角川ホラー文庫刊)
主題歌:Aimer「800」
制作・配給:KADOKAWA
(C)2024『マッチング』製作委員会
映画『マッチング』作品サイト
https://movies.kadokawa.co.jp/matching/