■ゲストのRIP SLYMEとの念願のコラボに「泣きそうだった」と山下健二郎が目を潤ませる場面も
ニッポン放送『三代目 J SOUL BROTHERS 山下健二郎のZERO BASE』 の5回目となるイベント『山フェス2024~SOUND COLLOSEUM~』が、2月12日に横浜アリーナで開催された。
オーガナイザーの山下健二郎と、同じく三代目 J SOUL BROTHERSのELLY/CrazyBoy、岩田剛典をはじめ、同じ事務所の岩谷翔吾(THE RAMPAGE)、澤本夏輝(FANTASTICS)、BALLISTIK BOYZ、PSYCHIC FEVER、同フェスお馴染みのDJ DARUMA(PKCZ(R))、 さらに山下が学生時代から愛聴している憧れのアーティストであるPUFFYとRIP SLYMEをゲストに招き、一夜限り“唯一無二”のエンターテイメントショーを繰り広げ、来場した1万人のリスナーが歓喜した。
【ライブレポート】
タイトルが「SOUND COLOSSEUM」ということで、まるで総合格闘技イベント『PRIDE』のようなオープニング映像で幕開け。声優・立木文彦のナレーションに乗せて、2020年以来の横浜アリーナ凱旋公演へ挑む山下の「音楽は戦い」という熱い思いが観客に届けられる。
そして「山下健二郎選手の入場です!」というアナウンスと共に、覆面マスクを付けた4人の山下がステージに登場。どれが本物の山下かを当てるため、ランニングマンのダンスやバス釣りのマイムをしてもらい、青のマスクを付けたマスクマンが本物の山下と判明。本物の山下がマスクを脱いで力強くタイトルコールをし、イベントがスタートした。
さらに山下は、元プロレスラー・高田延彦の代名詞「出て来いや!」を叫び、番組パートナーのTHE RAMPAGE岩谷翔吾、FANTASTICS澤本夏輝、BALLISTIK BOYZ松井利樹を呼び込み。3人から豪華ゲスト出演に関するイベント説明があると、リスナーから期待の歓声が上がった。
開始早々、熱気に包まれる会場。そんな空間をもっと熱くするために登場したのが、この日のトップバッターを務めるゲストDJ DARUMA。DJ DARUMAは三代目 J SOUL BROTHERSの楽曲でDJパフォーマンスを披露し、会場を大いに盛り上げた。
そんなDJ DARUMAの「まだまだ山フェス2024は続きますので、引き続きお楽しみください!」という掛け声で、2組目のゲスト、PSYCHIC FEVERが登場。PSYCHIC FEVERは、2024年1月にデジタルEP『99.9 Psychic Radio』をリリースしたばかり。ステージでは「Up and Down」「HABANERO」の他、EPのリード曲「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」も披露。さらに「Choose One」「FIRE feat. SPRITE」を加えた全5曲を歌唱したほか、渡邉廉のBEAT BOXのパフォーマンスも挟むなど、見ごたえ・聴きごたえ抜群のステージで観客を魅了した。
続くBALLISTIK BOYZは、EXILE TRIBE初のメンバー全員がマイクを持ち、ダンス、ボーカル、ラップをこなす実力派。MCでの自己紹介で、最年長の日高竜太(「高」は、はしごだかが正式表記)が「みんなのアイドル、日高竜太です!」とアドリブで挨拶すると、他のメンバーがすかさず「そんなの初めて聞いたよ!」とツッコむなど、トークもキレキレだ。
そんなBALLISTIK BOYZは、「Ding Ding Dong」「We Never Die」「All About U」「Animal」「SUMMER HYPE」「Drop Dead(feat. TRINITY)」というタイプの違う6曲を披露。しっとりと聴かせたり、観客にクラップを求めて一緒に楽しんだりと、彼らにしか表現できないステージを繰り広げた。
さらに2組は、三代目 J SOUL BROTHERSの楽曲で山下とコラボレーション。PSYCHIC FEVERは「Go my way」を一緒にパフォーマンス。BALLISTIK BOYZは「FIGHTERS」を一緒に歌ったが、山下が途中で後輩のパートを奪ってラップを披露する場面も。歌い終わったあとのMCでは、山下は「気持ちよかった~!」と感想を語った。
PSYCHIC FEVERとBALLISTIK BOYZはタイを拠点に活動していたことがあり、そこでバドミントンに「めちゃめちゃハマっていた」とのこと。そこで今回、バドミントン対決をすることに。ここでも山フェスならではの演出が加わり、「山下健二郎の素敵なところ」を言いながらラリーに挑戦。山下の「(自分が)かっこいいことは知っているので、かっこいいはなしで」というムチャ振りルールも追加され両チームの代表者が対決、BALLISTIK BOYZが勝利を掴んだ。
白熱した対決の後は、再びライブコーナーへ。山下が「すごく楽しみにしていました!」と心待ちにしていたRIP SLYMEが登場。「楽園ベイベー (Remix)」で一気に会場を常夏に変え、おかもとえみをゲストに迎えて「サヨナラSunset」「JUMP」と立て続けに披露。さらに、山下と「JOINT」でコラボレーション。一緒にタオルを振ったり、観客にジャンプするよう求めたり、さらに「熱帯夜」も歌い、会場を夏のように熱くした。
パフォーマンス後のトークでは、RIP SLYMEとの念願のコラボに「泣きそうだった」と目を潤ませた山下。そんなRIP SLYMEは、新幹線でEXILEと一緒になった際のエピソードを話し出す。後ろの席にEXILE一行が座っていたそうで、「少しだけEXILEになった気分だった」とのこと。しかし、ILMARIの後ろの席にはHIROが座っており「背もたれは1ミリも動かしませんでした」と明かして、観客の笑いを誘っていた。
ここからは、山下とELLYと岩田が対決を行う「スーパードリームタッグマッチ炎の3番勝負」のコーナーへ。山下&岩谷、ELLY&澤本、岩田&松井がペアとなって、3つのゲームで勝負する。岩田は『山フェス』初参加となるのだが、「今日は何でもやります!」と気合い充分。しかし、1つ目の勝負「モノマネタイムアタック」で山下が「サザエさん」のタラちゃんのモノマネに苦戦している様子を見て頭を抱える。ELLYも「志村けん」というお題に別の芸人のネタを披露するなど、全チームがてこずる事態に。
2つ目の「チェックポイントリレー」は、ペアでステージ外周を周り、チェックポイントに用意されたバルーン割り、黒ひげ危機一髪、缶積みをクリアしてゴールするまでのタイムを競う。ここで岩田&松井がトップへ躍り出る結果に。
最後の戦いは、キャプテン同士で「ファミコン対決」。ボンバーマンで戦い、最後まで残った人が勝利となる。「岩田にはボンバーマンでは勝ちたいんだ!」と勝利を誓っていた山下だが、フラグを回収するかのように岩田に敗北。「ボンバーマンくらい勝たせてくれよ~」と嘆きながらも、「来年はまた違うゲームで戦おうな!」とリベンジを誓っていた。
再びライブパートへと戻り、続いてはPUFFYが登場。山下がどうしても出演してほしくて熱烈なオファーをしたところ、快くOKしてくれたという。しかしMCでは「とても不思議なラインナップで、我々がいちばん驚いています」とオファーされた驚きを語る場面も。
そんなPUFFYは、「これが私の生きる道」「誰かが」「愛のしるし」「渚にまつわるエトセトラ」「アジアの純真」という誰もが知る名曲ばかりを披露。「私たちも踊れるってところを見せてあげます」「あの人たち(山下ら)は絶対踊れないから」と「愛のしるし」のゆる~いダンスを踊るなど、PUFFYらしいパフォーマンスで観客を楽しませた。
山下とのトークは、やはりダンスについて。「なかなかこれ(愛のしるしの振付)はできないですね」と山下が言うと、PUFFYのふたりは「でしょ? 唯一無二なんです(笑)」と自信満々の表情を見せる。さらに、大貫亜美が釣り好きということで、「いつか一緒に行きましょう!」と約束していた。
続いて登場したのはELLY/CrazyBoy。「横浜の皆さん、ブチ上がっていきましょう!」と会場を鼓舞し、「Chi-Ki-Chi-Ki-Haa」「LIKE THAT」「PINK DIAMOND」「LOCO (DT ver.) 」「Ex-GIRLFRIEND / Lovers Again」「GET IT ON」「it’s you」「NEO TOKYO」の8曲を披露した。外周を周ってファンとの交流を笑顔で楽しんだと思えば、椅子を使ったパフォーマンスでクールな表情を見せたりと、様々な姿で観客を魅了。「また皆さんと会える日を楽しみにしています。愛してるよ、Love You!」と語り、自身のステージを締めくくった。
イベントのラストを飾るのは、岩田剛典のライブ。「まだまだ元気は残っているか!?」と、ELLYが盛り上げたステージのボルテージをさらに上げる。そんな岩田は、「Ready?」「Can‘t Get Enough」「Rain Drop」「Only One For Me」の他、3月にリリース予定の2ndアルバム『ARTLESS』から、1月に先行配信開始した「Just You and Me」を「本当は自分のソロツアーで初披露するつもりだったのですが…」と特別にこの『山フェス』で初披露。アップテンポで爽快なダンスナンバーとなっており、軽快なダンスと歌声で観客を魅了した。
そして最後の楽曲「BREAK THE LAW」では、ラップにELLY、パフォーマーに山下、岩谷、澤本、松井が加わるという、スペシャルなコラボレーションも。『山フェス』でしか見られない特別なステージに、会場からは大きな歓声があがった。
ここで、イベントはエンディングに。岩田のステージの際に明かされた「登坂広臣が会場に観に来ている」ということについて、「なんで来てるのに(ステージに)出ないの?」「来年呼んでやろうぜ!」と山下が提案し、観客が「呼んでー!」と期待の声を上げる場面も。
そして、この日の出演者全員がステージに集い、それぞれが感想と観客への感謝の言葉を述べた。山下は「また来年も『山フェス』を絶対やるので、皆さんまた来てください!」と来年も開催することを約束し、「本日はありがとうございました!」と観客にお礼を伝え、大盛況のイベントは幕を下ろした。
イベント公式サイト
https://event.1242.com/events/yamafes2024/
『三代目 J SOUL BROTHERS 山下健二郎のZERO BASE』番組公式X(Twitter)
https://twitter.com/3jsbykzb
三代目 J SOUL BROTHERS OFFICIAL SITE
https://jsoulb.jp/