■58歳大人代表のミュージシャンとして出演する奥田民生。妻夫木聡との再共演に「相変わらずいい男だなと」
奥田民生が、“サッポロ生ビール黒ラベル”のTVCM「大人エレベーター」シリーズ第43弾に、11年ぶりに再登場することが明らかになった。同CMは2024年1月6日から全国放映される。
今回、58歳大人代表のミュージシャンとして再登場することになった奥田民生。妻夫木聡からの質問に対して、時折11年前の自身の回答も振り返りユーモアを織り交ぜながら、今の自身の人生観を語っている。
今回のシリーズでは『過去と現在』篇(30秒)、『AIの曲』篇(30秒)、『曲の力』篇(15秒)、『生きるとは』篇(15秒)の4本が放映される予定だ。
なお、サッポロビールのサイトでは2024年1月2日からCM本編公開される。
■エピソード
階数表示が“58”を指し、エレベーターの扉が開く。妻夫木が足を進めた先には、大きな野球のスタジアムが広がっていた。視線の先のグラウンドの真ん中には黒ラベルの「星」をあしらったステージと、その上でギターを持って座る奥田民生。着ているツナギの胸元には「2013」「2024」と、大人エレベーターのCMに出演した年が星のデザインの中に刻まれている。
大人エレベーターで以前共演したということもあり、序盤からお互いリラックスした形で、ふたりの会話は始まった。収録の終盤では、奥田がギターを弾き語るシーンも。冷え込みが厳しくなってきたなかでの収録だったが、奥田の響き渡る歌声と姿に圧倒され、妻夫木をはじめ、撮影スタッフも思わず胸と目頭を熱くしていたとのこと。
■妻夫木聡 インタビュー
Q.撮影後の感想についてお聞かせください。
奥田民生さんとはこのCMで出会わせていただいて、もう本当10年ぐらいなのかな。いつも、民生さんは民生さんらしく生きてるなっていうのを感じるし、それはこの10年であんまり変わってなかったなとは思うんですけれども、ちょうど10年前にも質問させてもらった「調子が悪いときどうしますか」っていう質問で、10年前は「何とかする」とおっしゃっていたんですよね。だけど、10年たった今、「我慢する」に変わってて、何とかならなくなったのかと民生さんとも話していました。我慢しなきゃいけなくなったんだなってこの10年でってその話がすごく面白かったですね。民生さんらしく生きていらっしゃるとは思うんですけども、その中でもいろいろな変化っていうのは多少なりともあるんだろうなと。時の流れに身を任せて生きるっておっしゃってたんで、そういう意味でもすごく心を柔軟にして、いろんなものを今でも吸収しながら生きてるんだろうなっていうのを今日話して思いましたQ.2023年を振り返ってみて、妻夫木さんにとってどのような年でしたか。
本当にもうおっさんみたいなこと言うんですけど年々速くなるんですよね。なんか本当に今年も一瞬だったな。コロナが落ち着いて本当に色々な意味でみんな始動し始めた、再始動し始めた1年だったとは思うんですけれども、あっという間な気がしたんですよね。1年を振り返る間も無く、あっという間に2024年だなっていう感じがしちゃって。でも生きるってすごい楽しいことだなって、人生ってすごく面白いなってシンプルに思えた1年でしたね。いろんなことを耐えて耐えて耐え忍んできたコロナ禍時代があったけれども、いざやっぱり表を向いて、みんなと一緒に何かを作り上げるっていう行為をしたときにやっぱり僕自身、役者っていう仕事はすごい好きだなっていう実感できました。サッポロさんのCMでもそうなんですけれども、本当に仕事ができるっていう喜びをシンプルに感じたんですよね。仕事をして、いろんな人に面白いものを届けて、そして黒ラベルが売られていって、みんなに飲んでもらえてっていう、この社会の仕組みというか、モーターが回ってる感じっていうのを、肌で感じることができたのかな、久しぶりに。それがすごくね、嬉しかったんですよね。これは何か、言葉で言うと軽くなっちゃうんですけど、僕的にはすごく大きな1年だったかなという喜びな1年でしたね。Q.2024年の目標やあらたにチャレンジしてみたいことはありますか。
去年も言った気はするんですけど、やっぱり継続することが僕にとってのチャレンジなんですよね。元々すごく熱しやすく冷めやすいタイプだったので、2年前ぐらいから、続けている英語の勉強とボクシングは未だにずっと続けられているから、それをどこまで続けられるっていうことが僕にとっての2024年のチャレンジなのかな。もっと体を動かしたいなって、40越えてこう思うのも不思議なんです。ボクシングを始めたのも40からだし。不思議なんですけど、逆に今体動かしたいなって思えてきたんですよね。20代にやっておけば、もっともっと楽しめたっていうことを今になって、本当の意味で楽しめるようになってきたから、今のうちにやれることをやっておこうかなと思っています。柔術もやり始めたんですけど、やったことないことをもっとやってみようと思ってます。なのでまずはそれを見つけるというのが目標かもしれないです。Q.2024年も黒ラベルの顔としてCMにご出演いただくにあたっての意気込みをお聞かせください。
いやもう意気込みだけは人一倍あると思うんですよね。僕の体は半分ぐらい黒ラベルで出来てるといっても過言ではないぐらい、黒ラベルさんも大好きだし。新年の初めに民生さんとこうやってまたCMをやらせていただいて、本当になんかいいスタートを切れたなっていう風に自分では思っています。奥田民生さんは僕にとっては本当に憧れの人だったし、今でも本当に大好きな憧れの人ではあるんです。そういう人の隣で一緒にギターなんて弾かせてもらったり、その人の概念だとか考えだとか、いろんなものを僕自身こう学ばせてもらった今年の1番最初の仕事だったので、本当にありがたいなと思うし、僕自身の中でも大人とはっていうのをどんどんもっと進化させて、深く変わっていく意味での進化をさせていかなきゃいけないんだろうなと思っています。なので、この黒ラベルさんも昔と変わらず味を守り続けていきながらも、しっかりと進化を続けていくっていう姿に、僕自身もすごく毎日のように飲みながら心を打たれているので、黒ラベルを飲みながら、僕自身もっともっと深い男になれるように頑張りたいなと思っています。奥田民生 インタビュー
Q.今回CMに出演されていかがでしたでしょうか。
いわゆる撮影みたいなのっていうのはあんまりやらないので、新鮮といえば新鮮でした。大体このサッポロさんぐらいしかやらないんですが、10年ぐらい経ってますけど、また出演の機会をいただいてありがとうございました。Q.今回の撮影場所は、どのような印象を受けましたか?
今回野球場ということだったので、お客さんも誰もいない球場というのは、なかなか来れるものではないので、いい体験をしたなと。そういう感じはあります。Q.以前出演された時と比べて「大人になった」と感じることはありますか?
大人になったと感じることはないですね。あんまりなれないことなんで、ただ、体力がないです前より。なので一応完走できてよかったと思います。Q.妻夫木さんと再びTVCMで共演されていかがでしたか。
久しぶりにお会いして、忙しいでしょうしね。久々だったんですが、もう何も変わらずで、すごい老けたなみたいなこともなく、痩せた太ったもなく、変わらない印象だったので、相変わらずいい男だなと思います。Q.ご自身の黒ラベルの楽しみ方についてお聞かせください。
ご飯食べるときの1発目というか、そういうイメージはいつもあるんですけど、やっぱりその「1日お疲れさんでした」みたいな。乾杯的なやつが一番いいシチュエーションかなと思います。Q.2024年の目標やあらたにチャレンジしてみたいことはありますか。
2024年は、やることは例年通りというか、もうここ何年もやることは同じなんです。曲を作ったりレコーディングしたりツアーをしたり、ソロだったりバンドだったりいろいろありますので、2024年も同じようにやろうと思いますけど、来年は59歳になり再来年が、還暦なので、そこに向けた心の準備をして、赤いものを集めておこうと思います。
サッポロビールサイト
https://www.sapporobeer.jp/beer/index.html
奥田民生 OFFICIAL SITE
https://okudatamio.jp/