■「『凡人が崇め奉られる世界があってもおかしくないんじゃないか?』みたいな、世にも奇妙な物語的なパラレルワールドとして描きました」(紫 今)
注目のアーティストが月替りMCで出演し、音のセルフ・ライナーノーツをお届けする『誰だってNeed music』。1月はシンガーソングライターの紫 今が担当MCとして登場。1月28日放送では、昨年リリースされた1st EP『Gallery』収録の「凡人様」を紹介した。
「お聴きいただいているのは、昨年リリースした1st EP『Gallery』に収録されている『凡人様』です」と、紫による曲紹介で始まったこの日。
「『凡人様』ってタイトルからして尖っているこの曲ですが。“天才”って言葉に疑問を持つ瞬間が多くあって、『天才ってなんだ?』みたいなことを考え始めてしまったのが制作のきっかけです」と楽曲が出来た経緯を語った紫。
「(天才の定義って)けっこう、あやふやだなみたいな。『凡人と天才の違いなんて、そんな大したものじゃないんじゃないか?』って。なんとなくでみんなフワッと言ってんじゃないの? と思って」と持論を語り、「『凡人が崇め奉られる世界があってもおかしくないんじゃないか?』みたいな、世にも奇妙な物語的なパラレルワールドとして描きました」と楽曲を解説。
歌詞に関しては、「ラップの後のところに、“道に捨てられてたとしてもこの絵に惹かれたい”という歌詞があって、そこが肝だとと思っています」と話し、「凡人とか天才とか、どんな人が描いてるとか、どんな人が作ってるというのを抜きにして、単純に良い絵や音楽、文学を純粋に評価していきたい、純粋に惹かれたいというメッセージが込められています」とそこに込めたメッセージを説明した紫。
さらに楽曲のアレンジについて、「アレンジも新感覚な感じです。パートによって印象が変わったりもする曲になっていますし、歌い方もパートによって変わっていたりするので、そのあたりも注目して聴いていただけたら嬉しいです」と話した。
番組最後は「『誰だってNeed music』今月担当させていただきましたが、今日がラストということで。今後の紫 今ですが、今年は初アニメの主題歌もあり、いろんなことが楽しみな年になっています。そんな紫 今を今後もよろしくお願いいたします」と締めくくった。
紫 今のライブ情報や最新情報は、公式サイトをチェックして欲しい。
『誰だってNeed music』は、J-WAVE(81.3FM)で毎週日曜午後に放送中の『SAISON CARD TOKIO HOT 100』内で、13時30分~、15時25分~(※)放送。注目アーティストが月替りでMCを担当し、自身の楽曲を毎回一曲ずつ紹介。熱量の高いセルフライナーノーツで、楽曲の新たな魅力を伝えていく。
『THE FIRST TIMES』では、放送しきれなかったMCの言葉もノーカットで紹介。radikoでは、放送後から1週間、視聴可能となっている。
『誰だってNeed music』概要
1月28日(日)放送
毎週日曜13:30~、15:25~放送
※放送時間は毎週入替
※J-WAVE『SAISON CARD TOKIO HOT 100』内で毎週放送される120秒の長尺CM企画。
紫 今 オフィシャルYouTube
https://www.youtube.com/@mulasakiima